Fate/Zero 第四話 魔槍の刃

Fate/Zero　第4話。
セイバーとランサーの戦い、二槍使いの実力は―――。
以下感想

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決闘とその裏側

ランサー「フィオナ騎士団のディルムッド」とセイバーの真剣勝負
ランサーは「チャームの呪い」を持つ二槍使い、
要するに女性を虜にする力がある超絶イケメンさんみたいですけど、
望むのは強者との正々堂々とした真剣勝負という生粋の武芸者ですね。
ランサーの長短2本の槍は間合いとどちらが宝具であるかを惑わせる、
対するセイバーは風で刀身を見えなくすることによって間合いを計らせない。
どちらも1対1の白兵戦では非常に強力な武器ですね。

サーヴァント同士の真剣勝負の裏側では、マスター同士の知略戦が
ランサーのマスターを始末しようと動く切嗣と舞弥はアサシンを発見、
対サーヴァント戦の用意をしていない二人はヘタに動けず。
対する綺礼と時臣はアサシンを通してアイリの存在を確認。
セイバー組とアーチャー&アサシン組、
ここからお互いの腹の探り合いが本格的に始まりそうですね。

マスターの命で、ランサーは宝具を解放
ランサーの持つ長槍の能力は「魔力キャンセル」で、
セイバーの「インビジブルエア」や鎧を貫通。
セイバーは自ら鎧を外すという捨て身の戦法で対処するもこれが悪手、
短槍の能力「治癒不能」でピンチへ。
見事なまでのミスディレクション、前回の「宝具は一人一つとは限らない」が
ここで生きてくるあたりが大変晴らしいです。

セイバーとランサーの戦いを見ていたライダーが動く
じっと様子を見ていたのは複数のサーヴァントを
まとめて相手にしたほうが手っ取り早いから。
勝利してなお滅ぼさない、支配してなお辱めない、
ライダーは真の征服王イスカンダルとして二人の戦いに割って入る。
他二人と違って自らの真の名をあっさりと言ってのけるあたりに
この男の豪胆さ、器の大きさが感じられますね。

まとめ

1対1の真剣勝負とその裏で繰り広げられる知略戦。
激しく燃えるアクションと
緊張感にあふれ息を呑む駆け引きを同時に観られるとは、
ものすごく豪華なバトルでした！
こんなにも心躍る戦いを観たのはいつ以来だろうか・・・？

セイバーとランサーの決闘にライダーが乱入。
これで7組中3組が戦闘状態、共謀している2組が傍観状態ですね。
残るはキャスター組とバーサーカー組、
キャスター組はそもそも開戦していることすら知らなそうですし、
ここは第1話以降動きを見せていない雁夜に期待ですね。
次回予告を聞く限りかなりの混戦状態となるようですが、
切嗣がアサシンの監視をかいくぐり
ランサーのマスターの狙撃ができるまでになるかが重要ですね。

サーヴァントたちが自分の真の名を隠しているのは
彼らが皆伝説的な存在であるからなのでしょう。
英霊の伝説が形となったものが宝具なら、
彼らの真の名を知ることで宝具の能力を看破することが可能。
さらに言えば彼らの「死のエピソード」なんかが
彼らの決定的な弱点となりえるのでしょうね。

伝説の英霊なだけあって、
サーヴァントというのはみんな「自らの誇り」を尊重する傾向にありますね。
しかしただ聖杯が欲しいだけのマスターにとっては
英雄たちの誇りなんてジャマなものでしかないのでしょう。

ランサーの騎士っぷりに飽き飽きしていたランサーのマスターも、
切嗣と同じく「サーヴァントは所詮道具でしかない」と考えていそうです。
少なくとも騎士道精神にあふれるランサーとの相性はよくないでしょうし、
ランサーは令呪で無理矢理操られるハメになりそう。
ランサー組と比較することで、
セイバーを伝説の騎士のままに戦わせる切嗣の戦法が
どこまで強力かがハッキリとわかりそうですね。