これをやらなきゃ俺の夏が始まらない!
ということで2011年春に放送されたアニメの総合評価、
作品全体の感想みたいなものを書いてみようと思います。
今回はAチャンネル、DOG DAYSについて。
評価について
「
ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」さんの
評価企画に準拠。
評価項目は各5点満点で、総合点は30点満点。
5:とても良い 4:良い 3:普通(及第点)
2:惜しい。何かが足りないレベル 1:悪い 0:かなり悪い
以上に加え、各作品ごとにベストエピソードとベストキャラを
最後に記載しています。
Aチャンネル
ストーリー・・・4
キャラクター性・・・4
画・・・4
演出・・・4
音楽・・・3
総合的な評価・・・4
総合点・・・23最終的な印象としては「若干薄味な『けいおん!!』」
個性的ながらアクの強すぎないキャラたちに
ベタなようで意外と独創的なエピソードと、
日常系アニメの優等生的作品だったのではないかと思います。中でもユー子いぢめと鬼頭先生の暑苦しさが特にお気に入り!
反対に毎回挿入される劇中歌はさすがに少しあざとすぎて、
少し萎えてしまいましたよ。この作品で一番良かったと思うところは、「けいおん!!」と同じく
「日常系アニメでありながら終わりを連想させる描写があること」です。この作品では「けいおん!!」のあずにゃんポディションを
見事なまでにトオルが担っていましたしね。
以前
「けいおん!!」の総括記事でも似たようなことを書いたのですが、
「変わらない世界観」と「終わりを連想させる描写」という
真逆の性質を持つもの同士が共存することによって、
対比によってそれぞれをより魅力的に演出することができます。
さらに「別れを怯えるキャラ」を用意してやることで
視聴者に強い共感を誘うことまでできるという二段構えです。
しかしこの手法、「なんてことないんだけどすごく楽しい日常」と
「キャラ同士の強い絆」を事前にしっかりと描いておいて、
初めてその効力を発揮すると思います。
「けいおん!!」の場合は1期を含め半年間かけてこれらを描いておき、
残る1クールで「終わり」を丁寧に描いておりました。
この作品は1クール作品、
「けいおん!!」に比べれば破壊力の低さは否めませんが、
尺の短さを考えればそれは当然のこと。
(そもそもラストも「けいおん!!」とは全然違いますしね)
むしろわずか1クールでよくここまで描いたとホメるべきだと思います。
ベストエピソード
Channel 12 宇宙人 Anytimeベストキャラクター
ユー子(CV.寿美菜子)DOG DAYS
ストーリー・・・3
キャラクター性・・・4
画・・・3
演出・・・4
音楽・・・4
総合的な評価・・・3
総合点・・・22可愛らしいイヌミミネコミミキャラたちと人間の勇者による
非常に和やかなファンタジー作品。
とにかく多数のキャラが出てきたのですが、
その内の半数以上がチョイ役で終了というのは
ホントもったいなかったですねぇ。
世界観や設定も本当に魅力的なので、
外伝やメディアミックスなどのやりがいはすごくありそうですね。視聴中より放送終了後の方が期待が高まるという
ものすごく珍しい作品ですww
あまりのほのぼの展開、ご都合主義に
否定的な意見をされる方が多かったという印象なんですけど。
個人的にはこの作品に関しては
ご都合主義で全然オッケーなんじゃないかと思います。むしろシリアス展開は軽いスパイス程度にとどめておき、
第1話から作風を一切ブレさせなかったことに好印象を覚えるほどです。
まぁ制作陣があの「なのは」を手がけているわけですし、
「なのは」のような割と重いストーリーや緊張感のあるバトルを
期待してしまう気持ちもわからないでもないです。
でもそういった先入観がこの作品を観る上では非常に厄介だったのでしょうね。
刺激が少なすぎた気がしないこともないですが、
たまにはこういう優しい作品をのんびり観るのも悪くないなぁと
改めて思わせてくれる作品でした。ベストエピソード
EPISODE 10 勇者と姫と希望の光ベストキャラクター
エクレール・マルティノッジ(CV.竹達彩奈)長くなりましたので
続きは後ほど。
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鬼頭先生もユー子みたいに結構ぞんざいな扱いを受けてますよね。
小野D演じる保坂(?)先生との掛け合いがまた良いですね。喧嘩するほど仲が良いみたいな。
『DOG DAYS』は御都合主義が受け入れられる不思議な作品ですね。
エクレは良いですよね。ユキカゼも好きなんですが、彼女はガードが堅くていい仲にはなれなそうなんですよね。