ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第十二話 蒼穹ニ響ケ

いよいよ最終話。
カナタたちは開戦を止めることが出来るのでしょうか…。
以下感想

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フィリシアの判断
前回の銃声はアーイシャを撃ったものでした。
ホプキンスが時告げ砦に来た目的は、
ローマ軍の捕虜であるアーイシャをローマ軍の目の前で殺すことにより、
強引に開戦させてしまうことでした。
フィリシアさんはホプキンスに銃を突きつけて捕虜とし、
時告げ砦に立てこもります。

　フィリシアさんの判断は間違ってはないと思いますが、
　下手すれば全員殺されてもおかしくない危険な賭けでしたね。
　ホプキンスとホプキンスの部下が素直に従ってくれてよかったです。

ノエルの罪、カナタの決意、クレハの涙
ホプキンスの口から、
かつてノエルが、旧時代の生物兵器プラント「見えない死神」を蘇らせ、
「ヘルべチアの魔女」と呼ばれていたことが判明します。
再びノエルの才能を戦争に利用しようとするホプキンス、
その言葉によってトラウマを掘り返されたノエルは
深い自責の念にとらわれてしまいます。
フィリシアさんはクレハに
ホプキンスを地下に閉じ込めるよう命じますが、
閉じ込められたホプキンスは
隠していた刃物を使って地下から脱走しました。

見張り台にてカナタは、何者かが(おそらくリオが)
遠くから送ってきた停戦信号を聴き取ります。
地下から脱走したホプキンスにこの事実を伝えようと、
ナオミがホプキンスのもとに向かいますが、
ホプキンスは「戦争こそが文明と科学を推し進める」と言い
話を聞こうとしません。

ナオミが拘束され、
ローマ軍も明日の朝に攻撃を開始しようとしているらしく、
このままだと開戦は避けられない状況です。
ローマでは命を守るものとして言い伝えられてた「炎の乙女」、
カナタは「炎の乙女」としてセーズの街やみんなを守るため
ホプキンスやローマ軍のもとに行く決意をします。

自らの罪に苦しみ続けるノエルに
アーイシャが話しかけます。
アーイシャは「あなたはもう十分に苦しみました」と言い、
ノエルのことを許しました。
ローマ人のアーイシャに許しをもらえたことで、
ノエルはようやく苦しみから解き放たれ、
自分が奪ったよりももっと多くの命を守るために、
カナタと同様開戦を止めることを決めます。

これまでカナタたちにずっと反対してきたクレハですが、
3人の決意を前に引き止めることを諦めます。
クレハだって本当はカナタたちと同じ気持ちでした。
それでも小隊の中でただ一人、正しい兵隊であり続けようとしてたのは、
リオの代わりに第1121小隊を守るためでした。
今まですごく辛かったんでしょうね、
クレハは涙を流します。

　クレハとノエルの涙は反則的です。
　不覚にもウルっときてしまいました。

「炎の乙女」とタケミカヅチの出陣
開戦を止めるために、カナタたちはタケミカヅチで時告げ砦を離脱します。
タケミカヅチの動きはまさに「巨大なクモ」でした。
途中、ホプキンスの追撃を受けますが、
タケミカヅチはその圧倒的な性能を持ってホプキンスを退けます。

カナタたちは開戦前の両軍のもとにたどり着きました。
カナタがヘルべチア軍に停戦信号を送りますが、
両軍は止まろうとしません。
戦争を始めようとする両軍を止めるために、
カナタの「アメイジング・グレイス」が空に響きました。
両軍の兵士はその音を耳にし、動きを止めます。

　ついにカナタの「アメイジング・グレイス」の出番がきました。
　それにしてもラッパの音ってこんなに響くものなのですかね？

終戦とリオの帰還
動きを止めた両軍の前に、
ヘルべチア大公権第2位、並びに正統ローマ帝国皇帝の婚約者となった
リオ・和宮・アルカディアが現れます。
リオが持ってきたのは両軍に対する終戦の勅命で、
これによって両軍は無事終戦を迎えました。

そして春、ノエルはローマ語を習得していました。
新しくやってくる補充兵を待つカナタたちのもとへ、
ローマ皇帝から許しをもらったリオが帰ってきました。

　結局誰も犠牲にはならず、リオが戻って無事元どうりのハッピーエンドでした。

まとめ
　やはり展開が急でしたが、そこまで悪くはない最終話だったと思います。
　Aパートのクレハとノエルがハンパなく良かったです。
　ここまでは文句なしで最高の最終話だったと思います。
　Bパートは、終戦やリオの帰還など
　ご都合主義だったのが残念です。
　ツッコミどころが多すぎです。
　愛情×友情～♪を流さなかったのはいい判断でしたね。

　そういえばあのフクロウの出番はなかったような…。
　あいつの存在は一体何のためだったんだろう？


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