花咲くいろは 第5話 涙の板前慕情

花いろ　第5話。
徹の引き抜き疑惑、そして緒花がとった行動とは―――。
以下感想

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引き抜き

修羅場を目撃した緒花
次郎丸は「徹は福屋に引き抜かれた」と推測
さらにタイミング良く徹が福屋へ行き不在だったため、
話はどんどん飛躍していきます。
にしてもこんなアホの言う事をみんなして信じるなよｗｗ

民子にとって徹は大恩人
両親の反対を押し切り板前になろうとしていた民子を、
徹が喜翆荘で働けるようにしてくれました。
さらには一人前になるまで面倒を見ると言い切り、
包丁まで選んであげる徹。
うーん、あんまり認めたくないけどこりゃカッコイイわ。

恋に仕事に一生懸命な民子を緒花は尊敬
人を好きになることの凄さを思い知った緒花、
しかしそれは自分に告白してきた孝一も同じなはず。
好意を寄せる側と寄せられる側、
正反対ながら悩み多き立場なのはどちらも同じですね。

暴走

緒花は徹を喜翆荘に連れ戻しに福屋へ殴りこみ
頑張ってる民子のために自分も頑張りたい、もしだめだったら神頼み。
巨大青鷺の執拗な妨害を振り切り、福屋へたどり着いた緒花ですが、
そこには徹の姿がありませんでした。
思い出すだけで赤面モノの壮絶な空回りでしたねｗｗ

徹は福屋の助っ人を務めただけ、当然結名とも何もなし
一人で暴走しただけだった緒花ですが、
ただ一人自分を引き止めようとしてくれた人間として
徹から仲間として認めてもらえたっぽい。
そして緒花は民子からも「みんち」と呼ぶことを許されます。
鼻が弱いから「はなち」でぴったりだと思うよｗｗ

緒花は孝一にメールを返信
その内容は「孝一の応援に対する感謝の気持ち」
孝一のアドレス帳にちゃっかり
緒花がNo.001に登録されてるところが微笑ましいですね。

まとめ

好意を寄せる側と寄せられる側、
今回は民子と緒花を通じて各々の悩みが描かれていたと思います。

民子は「徹に帰ってきてもらいたい気持ち」と
「徹の夢を応援したい気持ち」との板挟みに苦しんでいました。
相手のことを想うあまり具体的な行動に移せないという
後になって後悔するパターンですね。

これに対して緒花は相手の好意にどう対応すればいいのかを悩んでいました。
その結論として緒花が出した答えが「頑張りたい」だったのしょうけど、
これは「好意を寄せられるに相応しい人間になれるよう頑張りたい」
ということなのではないかと思います。

ただその「相応しい人間」に対するビジョンがあまりにも曖昧であるため、
とりあえず目先の困難に全力で向かっていこうとし、
結果として暴走気味になってしまっているのでしょうね。

今回の緒花も考える前にまず行動という体当たり戦法でしたが、
その結果徹にも民子にも認めてもらえるようになりました。
（福屋側にとっては完全な営業妨害でしたけどねｗｗ）
緒花を観ていると、大切なのは器用さなんかじゃなく、
困難を打破しようという気概なのだろうなと思えてきますね。