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2011冬アニメの評価(魔法少女まどか☆マギカ)

2011冬アニメの評価(とある魔術の禁書目録II、STAR DRIVER 輝きのタクト、夢喰いメリー)
の続きです。
今回はまどか☆マギカについて。

魔法少女まどか☆マギカ

ストーリー・・・5
キャラクター性・・・5
画・・・5
演出・・・5
音楽・・・5
総合的な評価・・・5

総合点・・・30


2011冬の王者、というか私が今まで観てきた1クール作品の中では
一番面白かったと感じた作品です!

けいおん!!」に続きまたまた満点という思考停止気味な評価ですが、
この作品に対してはコレ以外の評価を下すことができませんね。
特に「ストーリー」と「演出」に関してはホントは6点をつけてやりたいところです。

劇場版かと発覚するほど見事な演出と、
1クール作品とは思えないほどの情報量が詰め込まれたストーリー。
視聴者をどこまでも裏切る展開に嫌でも目が離せませんでしたね。

あえて文句を挙げるとすると、「関西が最速だったのでネタバレが怖かった」
「震災の影響で10話11話12話の放送が遅くなった」とかです。
どちらも作品自体の評価とはまるで関係ないですねww
それと各キャラ(特にまどか)の内面の掘り下げが少し弱かったかなぁとも感じました。
まぁ十分脳内補完できる範囲ですし、
むしろ1クール作品としてはよく頑張ったのではないかと思います。

以下、この作品についての個人的な考察です。
こじつけ多数&ムダに長いのでご注意を。

巴マミと佐倉杏子

第3話で早々に退場したマミですが、
彼女の生き様がまどかとさやかに与えた影響は非常に大きいと思います。
特にさやかは、マミへの憧れのために死んでしまったようなものですしね。

この作品で唯一「魔法少女らしい魔法少女」だったマミは、
この作品が他の魔法少女作品と一線を画していることを示す存在だったのでしょう。

さやかと同じ境遇ながら、さやかとは正反対の考え方をしていた杏子。
彼女の役割は後述のさやかと対比させることで、
さやか(=魔法少女の悲劇性)を効果的に演出することにあったのでしょうね。

杏子は元々さやかと同じく、というかそれ以上に「他人を救うこと」に憧れていました。
さやかとの触れ合いで失っていた願いを取り戻せた時点で
杏子は十分に救われていたのだろうと思います。

美樹さやか

次々と襲いかかる新事実と絶対に叶わぬ想い、
さやかはまさにこの作品の魔法少女が持つ悲劇性の象徴でした。
しかしさやかにとって本当に不幸だったのは、
ゾンビになったことでも恋が成就しなかったことでもなく、
「あまりの絶望に自分の願いを奪われてしまったこと」だと思います。

普通の人生を送るだけでは到底起こせないような奇跡を求めたのですから、
その分に見合うだけの代価を支払うのはハガレンの等価交換的にも当然なこと。
しかし自分以外の人間の為だけに、何の見返りも求めずに永遠に対価を支払い続けるなんて、
どう考えても耐えられるものではありません。
まどかの創り上げたシステムはさやかを途方も無い苦痛から解放させるもの。
改変後の世界でも恋は叶わなかったさやかですが、
それでも今度は願いを忘れずに終われて幸せだったんだろうと信じたいですね。


暁美ほむら

「まどかを救う」というたった一つの願いのために、
何度も同じ時間を繰り返してきたほむら。
まどかとの出会いがほむらを変え、今度はほむらの行動がまどかを変えたという
二人の特異な関係が非常に興味深かったです。

望んでいた結末ではないにしろ、
ほむらもまた自らの願いを叶えることに成功したと思います。
イレギュラーな存在だったほむらは、同じくイレギュラーな存在へと変わったまどかとだけは
お互いに理解し合うことができたのですから。

それとラストシーンについて。
邪悪な翼、それとまどかの声が聞こえたということは、
ほむらは魔女へと変わる寸前(=まどかによって消される寸前)だったのではないでしょうか。
「かつてまどかを救おうとした時のように、
まどかの望んだ世界を守るため永遠に戦い続けようとするほむらにも、
今度はちゃんとまどかによって終わりが用意されている」

一見残酷ながらもほむらにとっては最高の最期なのではと思います。

鹿目まどか

「誰かの役に立ちたい」と考えていたまどかは、
いろいろと飛躍しまくり世界を構成する理そのものになってしまいました。
パッと見突拍子も無いような展開でしたが、
よくよく考えてみるとちゃんと辻褄はあってますし、
個人的には一番救いのある選択だったと思いますよ。

まどかの願いは「絶望だけの生」しかない魔法少女に「希望ある死」を与えるもの。
「生」と言っても心は死んだも同然ですし、
だったら人生と引き換えに叶えた願いを胸に留めたまま死んだほうがマシなのかな。
とはいえ仮にも元魔法少女を、憧れの人や親友まで自らの手で全員殺そうと決めた
まどかの精神力に驚きですね。
まどかがほむらとの別れ際に言った「また会える」も、
いずれ自らの願いがほむらさえも殺すことを示唆しているのでしょう。


まどかが変えたのは「魔法少女の最期」だけなので、
願いを叶えた魔法少女が死ぬまで戦い続けなければならないことに変わりありません。
さやかもほむらも、魔法少女は結局死を迎えることでしか救われないため、
この作品はバッドエンドだという見方をする方が多いのではないでしょうか。
しかし第10話までの絶望しかない超絶鬱展開を考慮すれば、
これでも十分ハッピーエンドと呼べるのではないかと私は思います。



ベストエピソード
最終話 わたしの、最高の友達

ベストキャラクター
暁美ほむら(CV.斎藤千和)

またまた長くなりすぎたため、別記事に続きます。
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[ 2011/04/24 06:30 ] アニメ感想(総評) | CM(0) | TB(2)
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