魔法少女まどか☆マギカ 最終話 わたしの、最高の友達

まどか☆マギカ　最終話。
まどかの願いと世界の行方、そして一つの奇跡―――。
以下感想

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魔法少女の終わり

まどかの願いは「すべての魔女を生まれる前に消し去りたい」
希望が絶望へと変わってしまう魔法少女のシステム自体を壊したいわけですが、
ほむらの「時間干渉」を超える「因果干渉」を行うという途方も無い願いです。
「因果の特異点」であるまどかならではの選択ですね。

魔法少女となったまどかの弓矢は時空を超え、
絶望の淵で魔女化していく数多の魔法少女をその運命から解き放ちます
それによってワルプルギスの夜が倒されたということは、
やはりワルプルギスの夜は数多くの魔女の集合体だったということなんでしょうね。

希望の代価に膨大な絶望を背負ったまどかのソウルジェムが、
宇宙を滅ぼすことができるほどの呪いを撒き散らそうとしまうが・・・
しかしまどかの願いによって、まどか自身の絶望さえも消し去ります。
誰かのために願いではなく、自分自身のためでもある願い。
さやかの結末を見届けたまどかだからこの選択を見出せたのでしょうね。

本当の奇跡

まどかはの存在は一つ上のシフトし、魔女を滅ぼす一つの「概念」へ
常にすべての人のそばにいる存在となったまどかですが、
それはすべての人から、ほむらからさえも忘れ去られてしまうということ。
しかしまどかは「本当の奇跡が起こるかも」と言い、ほむらと別れます。

まどかは魔法少女という存在を大きく変えました
魔法少女は世界に呪いをもたらす前に、
まどかによって消滅させられるようになりました。
最期まで自分の願いを忘れないようになれたのですから、
特にさやかみたいな魔法少女にとってこれ以上ベストなシステムはありませんね。

キュゥべえさえもまどかのことを忘れてしまいましたが、
ほむらだけはすべてを覚えたままでした
魔女が生まれなくなった世界でも、呪いそのものが無くなったわけではありません。
ほむらはまどかから受け継いだ弓矢で、まどかが望んだ世界を永遠に守り続けます―――。

まとめ

なんという神最終回！
希望と絶望の塩梅が非常に絶妙で、
すべての展開に納得がいく本当にすばらしい結末でした！！

いろいろと書きたいことが多すぎて整理できていないのですが、
とりあえず今回特に感じたことを二点ほど。

まどかの概念化について
新たな世界の一つの概念となり、人々から忘れ去られたまどか。
一見自分の存在をないがしろにした選択のようですが、
まどかはこれから未来永劫すべての人々の傍らに存在し、見守り続けることができます。

まどかの選択は魔法少女の、人々の希望を守り続けるためのもの。
多くの人から愛されていることを知ったまどかは、
今度はすべての人々を愛する存在へと成長を果たしたのでしょう。

ラストシーンについて
邪悪な翼を背負ったほむらが「瘴気」と戦っていましたが、
これはやはりまどかの望んだ世界にもいずれ崩壊が訪れることを示していると思います。
いくら魔法少女の絶望が無くなったとはいえ、
人間が人間である限り呪いが無くなることはありえません。
魔法少女という存在が未だ残っていることとほむらの翼がその証拠でしょうね。

再び世界の終わりに独りで挑まなければならなくなったほむらですが、
それでも概念となったまどかだけはずっとそばにいてくれる。
途方も無い絶望の中に絶対的な希望が垣間見える結末ですね。


あまりの感動で頭の中がグッチャグチャなので、今回はこの辺で。
一旦冷静になってから、また日を改めて記事を書こうとは思っています。
3ヶ月間楽しませてくださった制作陣の方々、
そして私の粗末な感想を読んでくださった訪問者の方々には本当に感謝です！

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