2011冬アニメの評価(みつどもえ 増量中!、これはゾンビですか?、IS<インフィニット・ストラトス>)の続きです。
今回は禁書II、スタドラ、夢喰いメリーについて。
とある魔術の禁書目録II
ストーリー・・・5
キャラクター性・・・5
画・・・4
演出・・・4
音楽・・・5
総合的な評価・・・5
総合点・・・28あらかじめ断っておきますが、
この評価は「大好きな原作がアニメ化してくれただけで大満足」
と考えている人間の視点から書いています。
いわゆる信者補正がアホみたいに働いているので、
きっと原作未読な方には欠片も参考にならない評価ですよ。
大覇星祭編などで多少の中だるみは感じたものの、
やはり0930事件編のワクワク感、盛り上がり方が尋常ではありませんでしたね!
上条さんと一方通行(アクセラレータ)のダブル主人公に最凶の敵・木原くン、
さらに科学と魔術の本格的な衝突と、見どころ満載過ぎて毎週興奮しっぱなしでしたww
「原作があれだけ面白いのだから、それをアニメ化すればこのくらいは当たり前」
と考えたりしないこともないんですけど。
やはりこの作品最大の魅力は多種多様なキャラクター、
特に上条さんと一方通行(アクセラレータ)の二人ですよね。
単純に二人の主人公を同時に動かしているだけでなく、
ニアミスさせたり対比させるように描いたりすることにより、
お互いの個性をより際立たせることができていたと思います。
反面、ラノベ原作作品特有の欠点
(多すぎる登場人物や難しい設定、そしてそれらを説明するための描写の圧倒的不足)が
これでもかというくらい出ていた作品でもありました。
もっと原作未読者に配慮した構成にする必要があったと思いますし、
もっと原作未読者に配慮した構成にできたはずだったとも思います。でも「勢い」だけでも魅せることができる作品だと思うので、
細かいことを気にしなければ未読者でも十分楽しめたのかな。
「用語や設定の補足は必要、しかし間違ってもネタバレをするわけにはいかない」と、
恐ろしく感想を書くのに神経を使った作品でした。
やっぱり魔術サイドと科学サイドの両方が舞台の「禁書」より、
科学サイドのみが舞台の「超電磁砲」の方がアニメ向きですね。でも超電磁砲2期、それに禁書3期の製作にも期待しまくりですww
ベストエピソード
#22 天罰術式ベストキャラクター
一方通行(アクセラレータ)(CV.岡本信彦)STAR DRIVER 輝きのタクト
ストーリー・・・4
キャラクター性・・・4
画・・・5
演出・・・5
音楽・・・5
総合的な評価・・・5
総合点・・・28フタを開けてみれば圧倒的な勢いと「画」だけで魅せてきた
今時珍しいド直球な熱血ロボットバトル。
しかし所々に織り交ぜてきた多くの伏線によって
先の展開を想像するのがすごく楽しい作品でした。
奇抜な衣装とセリフ回しといったネタ的要素も面白かったですね
毎回毎回ラストの「引き」が非常に上手でしたし、
「先の展開が読めない」というオリジナルアニメの利点を
最大限に活かせていたと思います。
制作陣は物語の盛り上げ方というのをすごく心得ていましたね。
この作品が持つ圧倒的な「勢い」とは、
まさに主人公ツナシ・タクトのみが持つ「若さ」の象徴。「島のしきたり」やら「永遠の夢」やら、
他の登場人物がいつまでも囚われ続ける檻を、
タクトが力づくでぶち壊していく様が最高に爽快でしたね。
「他のキャラとの対比でようやく魅力が見えてくる」という点では、
「禁書II」の上条さんに近いタイプの主人公であったと思います。途中明らかに尺の無駄遣いだった部分(コウとマドカ)があったり、
放置しっぱなしで終わった伏線があったり
(部長と副部長、それとサイバディの正体)と、
残念だったと思う部分も結構ありました。
しかし、そんな細かな不満点はどうでもいいと思わせるだけの
クオリティの最終回を見せつけられたため、
今となっては「ほぼ文句なしの良作だった」と言わざるを得ないですね。ベストエピソード
第二十五話 僕たちのアプリポワゼベストキャラクター
ツナシ・タクト(CV.宮野真守)夢喰いメリー
ストーリー・・・2
キャラクター性・・・3
画・・・4
演出・・・2
音楽・・・3
総合的な評価・・・3
総合点・・・17バトルにしろ水着回にしろ、とにかく常に「陰鬱な雰囲気」を出し続けていた作品。個人的にそういったダークな作風は好きなのですが、
今期は
それ以上に圧倒的にダークな作風の作品があったため、
どうしても陰に隠れがちになってしまっていましたね。
他にもメリーや勇魚など女性キャラの可愛さが魅力ではあったのですが、
その魅力も「陰鬱な雰囲気」によって弱まってしまったカンジがしないでもないです。
それと「絵は綺麗だなぁ」という印象だったのですが、
その反面「動きが少ないなぁ」という印象も受けました。
あれこれと丁寧に描きすぎてしまっていたためか、
バトルにもストーリー進行にも「疾走感」が感じられませんでしたね。やはり途中から終盤にかけてのアニメオリジナル部分が
この作品の評価を大きく左右したんだろうなぁと思います。
物語の最大のテーマである「メリーの帰還」や「エルクレス一派との戦い」、
そして「夢路の正体」やらが全部オアズケ状態なため、
やっぱり不完全燃焼感は拭えません。夢魔や白昼夢(デイドリーム)などの設定や、
序盤の夢魔退治はすっごく面白かったんですけどねぇ。
ベストエピソード
第1話 夢現ベストキャラクター
ジョン・ドゥ(CV.中田譲治)長くなりましたので
別記事に続きます。
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