とある魔術の禁書目録II #19 木原数多（けんきゅうしゃ）

禁書II　第19話。
一方通行（アクセラレータ）の開発者、そして「神の右席」の一人が登場。
そして最大の危機が学園都市を襲う―――。
以下感想

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日常を壊す襲撃者

ロシア正教、サーシャ＝クロイツェフは、
自らに起きた身体変化について調べていました
サーシャとは御使堕し（エンゼルフォール）の影響で、
大天使ガブリエルをその身に宿した少女。
ちなみに彼女の変質者っぽい衣装は、
上司のワシリーサに強要されて着ているものです。

転んで怪我した打ち止め（ラストオーダー）のために、
アクセラレータは絆創膏を購入
打ち止めのもとへ戻る途中、アクセラレータは突如黒いワゴンに襲われます。
しかしアクセラレータは能力使用モードへとスイッチオン。
笑い声を上げながら襲撃者たちを蹴散らしていきます。

猟犬部隊（ハウンドドッグ）のリーダー、木原数多
木原くンは学園都市最強の能力者アクセラレータの開発者。
学園都市上層部からの命令で、
ラストオーダーの回収とアクセラレータの排除にやってきました。
木原くンはアクセラレータの反射と能力なしで突破し暴行。
さらに暴風も音波で完璧に無力化してしまいます。

戦いの始まり

決死のアクセラレータは、
ハウンドドッグに捕らわれたラストオーダーを暴風で飛ばします
なんとかラストオーダーを逃がすも万事休すなアクセラレータ。
そこへポケットティッシュを返しにインデックスが現れます。

インデックスを探していた上条さんは、街の異変に気づきます
街に溢れていた警備員（アンチスキル）が突如バタバタと倒れ始めます。
さらに通信機からは学園都市のゲートが破られたとの通信が。
インデックスの危機だと察した上条さんですが、
そこへアクセラレータに飛ばされたラストオーダーが助けを求めてきます。

「神の右席」前方のヴェントが学園都市へと侵攻
ヴェントはまたたく間に学園都市の防衛網を無力化、
さらには統括理事会のメンバー3名を始末します。
そして通信機でアレイスターに、
一夜のうちにアレイスター、学園都市、イマジンブレイカー、そしてインデックスを
叩きつぶすと宣言します。

アレイスターは余興として、隠し玉「ヒューズ＝カザキリ」の使用を決断
そして木原にラストオーダーの保護を命令します。

まとめ

まずは補足から

木原くンの体術
アクセラレータの「反射」はあくまで
「体表面（正確には能力の膜のようなもの）に触れたベクトルを反転させる」もの。
なので木原くンはアクセラレータの身体に触れるかどうかというタイミングで拳を引き、
「アクセラレータから遠ざかろうとするベクトル」をわざと反転させ、
アクセラレータを殴りました。

理論自体は木原くンの言う通りとても簡単なのですが、
実現するためには非常に高い精度が要求されます。
しかも木原くンは動いているアクセラレータ相手にこの理論を実行。
さらには蹴りまで難なく行っています。
もしアクセラレータがベクトル変換の向きを変えたとしても、
木原くンはその思考を先読みすることで対処可能という完璧っぷり。
まさに神業と言うべき恐るべき体術ですね。

学園都市統括理事会
学園都市の運営に関わる最高機関。
12人の大人たちによって構成されています。
理事長はアレイスター＝クロウリー

今回は最強の研究者木原くンが最高にイカしてましたね！
能力なしでアクセラレータを圧倒するその神業じみた技術といい、
アクセラレータ顔負けの狂気っぷりといい、
今までのボスキャラとは一線を画す存在感でした！

ローマ正教最終兵器「神の右席」前方のヴェントの侵攻。
それに対しアレイスターは反撃を決定。
以前にもイギリス清教のシェリーが学園都市に攻め込んだことがありますが、
この事件はその時とは比べものにならないほど大きなもので、
まさに「科学と魔術の戦争」です。
単身で学園都市を攻め落とそうとするヴェントの力と、
木原くンに用意させてるアレイスターの「隠し玉」に注目ですね！

今回は「科学と魔術の戦争」の始まり、
前回までの平和な日常からの落差が凄まじいですね。
交差するのは当然科学と魔術だけはありません。
違う立場からこの騒動に巻き込まれていく上条さんとアクセラレータ,
二人のそれぞれの戦いが楽しみです！