伝説の勇者の伝説 #024 遠い日の約束

伝勇伝　最終話。
ライナvsシオン、そして新たなる旅立ち―――。
以下感想

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勇者と悪魔

壊れた「黒い勇者」は「女神」によって南の果てに封印されました
再び戦うための力を欲した「黒い勇者」に
「寂しがりの悪魔」＝「すべての式」と呼ばれる化物は喜んで協力。
自らを「すべての式を編む者」と「すべての式を解く者」に割り、
「すべての式を編む者」を勇者に与えました。
そして勇者は世界の中心に触れ、深い孤独と痛みと闇を負いました。
「寂しがりの悪魔」は唯一の友人を救うために、
その「闇」を自分の半身＝「すべての式を解く者」で引き受けることに。

ライナを殺したがっているシオンに、ライナは・・・
お前に殺されるのも悪くないかもしてない、
だけどこんな俺でも死んだら悲しむヤツがいる。
だから俺は死んでやることはできない。
そしてお前を諦めてなんかやらない！

ライナvsシオン
シオンは人体実験で生み出した兵士をライナを追い詰めます。
そして二人は激突、シオンは黒い刃でライナを貫きます。

シオンに喰われそうになるライナですが、そこへ突如ライナの中から女性が登場
女性はシオンの後ろに控えていたルシルに「今はまだその時ではない」と説得。
ルシルはそれを承諾し、ライナを眠らせます。

新たなる旅立ち

シオンはライナにトドメを刺そうとしますが、結局できず
そして再びもう一人のシオンと対話。
ライナを救うためにライナを殺そうとしていたシオンは、
苦悩に耐えかねてもう一人のシオンにすべてを任せることに。

ライナが目を覚ますと、そこは以前閉じ込められていた独房でした
早速独房を破壊してフェリスが登場、
しかしいつもと様子が違い涙を浮かべながらライナに抱きついてきます。
フェリスはシオンの口から「俺がライナを殺した」と聞かされていました。
またシオンは人体実験で作った兵士を率い同盟国であるネルファへ進軍、
次々と虐殺を繰り返しているようです。

今のシオンは何かおかしい
ライナとフェリスはローランドからの脱出を決意
途中ライナたちの追っ手をキファが引き受けていきます。
一方、大陸統一を目指すローランドはさらに進軍。
ガスタークとの激突も間近か。

お前を諦めてなんかやらない！
親友であるシオンを救う術を探すため、ライナはフェリスと共に再び旅立ちます

まとめ

ずいぶん前から予想はしていましたが、
見事なまでに「俺達の戦いはこれからだ！」エンドでした。
まぁこれだけ広大な世界観と複雑な設定の作品を
わずか2クールで完結させろというほうがムリな話か。

「寂しがりの悪魔」は友人である「黒い勇者」を救うために
自ら進んでその身を捧げました。
しかし今回ライナが選んだのはこれとは正反対の道。
これはライナはかつての「寂しがりの悪魔」と違って
フェリスというもう一人のかけがえのない友人がいるからでしょう。
そしてライナは以前フェリスに言われた「お前を諦めてやらない！」という言葉を
今度はシオンに対して言ってやりました。
ライナの苦悩と成長、そしてフェリスとシオンとの友情こそが
この作品の軸でしたね。

「寂しがりの悪魔」は「すべての式を解く者」と「すべての式を編む者」の2つに割れ、
「すべての式を解く者」がライナ、
そして「すべての式を編む者」がどうやらルシルのことみたいです。
ライナとルシルが二人で一つだというのですから驚きですよね。

特に物語後半はなんかもうわからない事だらけで混乱しっぱなしでしたが、
ライナやシオンの苦悩や、「戦争」や「化物」について
いろいろと考えさせられる深い作品であったと思います！
続きもめちゃ気になりますし個人的には2期製作に期待しているんですけけど、
周囲の反応からしてちょっと望み薄かな。
やはりここは素直に原作を買うべきなのか・・・。

⇒作品全体の感想