伝説の勇者の伝説 #020 絶望に埋めつくされない心

伝勇伝　第20話。
悲惨な戦いの中、ライナが取り戻したものは―――。
以下感想

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闇夜の襲撃

ミランはルークに捕らえた後、ミルクを解放すると約束
ルークの扱う糸はライナが回収し忘れた勇者の遺物。
絶対に切れることのない糸を無限に紡ぐことが出来るだけの遺物ですが、
使用者によってはこれが強力な武器になります。
ミランはルークに「ライナ・リュートは陛下のそばに居るべきでない」と話し、
ルークはそれに同意。

ライナはルークの仕掛けた罠にかかり絶体絶命
自らの命を諦めるライナですが、
そこへルークのあとを追ってきたフェリスが登場。
ライナを救います。

ガスタークのリルが神の眼の保持者たちを襲撃
他の保持者を庇おうとしたラフラがまず犠牲に。
ラフラが死んだことにより複写眼保持者のプエカは暴走を起こし始めますが、
リルによって眼を結晶化され殺されます。

確かな絆

二人を目の前で殺さられたライナは激怒、リルに挑みます
リルに対し一人で突っ込むライナですが、それをフェリスが阻みます。
邪魔をされたライナはフェリスに「バカかお前！」と怒りますが、
反対にフェリスは「バカはお前だ！」と返します。

「お前が私のことを何とも思っていないなら勝手にすればいい」
「だけど私はそうは思ってやらない」
フェリスはリルに「そいつが化物であることは変りない」と言われますが
フェリスは「そんなことは気にしない」と発言。
それを聞いたライナは涙。

リルは複写眼の結晶を使ってライナを暴走させようとします
暴走寸前まで追い込まれるライナですが、
「俺の手は血塗られている、それでも助けたいんだ」と
自力で暴走状態から元に戻ります。

ライナ＆ルークはリルに反撃開始
ライナはティーアたちを逃し、リルの足止めをします。
リルはライナを「すべての式を解くもの」と呼び、
さらに「勇者はまだ完成しない」と言い残して離脱。
結局ライナを助けることになってしまったルークもその場を去ります。

ライナはローランドへ戻ることを決意
そしてライナはフェリスに「次暴走したらお前に俺を殺してもらいたい」とお願い。
フェリスは「それでお前が戻ってくるなら」と承諾します。

ルークから「ライナがローランドへ帰還する」と報告を受けたシオンですが・・・
「俺はライナを殺さない」と言うシオンですが、
ルシルによるとそれは「最も残酷な選択」だそうです。
ルシルは最後にシオンのことを「私の勇者」と呼びます。

まとめ

化物であることを苦悩するライナに
「そんなことは気にしない」とキッパリ言い切るフェリスが最高でした！
ライナは今回暴走を自らの力で押さえ込んだわけですが、
これは寂しがり屋なライナの手を
フェリスが握り返してくれたからこそ起きた奇跡。
前回みんながみんなライナのことを化物扱いしてましたから、
今回のフェリスの素敵さがより一層引き立ちましたね。

リルが言っていた「すべての式を解くもの」と「勇者」の真相が気になります。
「すべての式を解くもの」は
魔法を解析して我がものとする複写眼の亜種、もしくは強化版とかなのかな。
「勇者」は以前にも出てきましたが、
今回のルシルの口ぶりからしてこれはシオンのことを指してそうですね。
今回ラストのシオンがえらく無気力でしたので、
もしかしたらシオンも魔眼みたいに特別な力を所持しているのかも。

今回のライナとフェリスのやりとりはとても素晴らしかったですし、
さらに物語も謎も深くなり非常に面白かったです。
しかしあと4、5話で物語をまとめきれるのかがさすがに心配になってきました。
謎だらけまま「あとは原作を読んでね♪」ってオチだけは勘弁してもらいたいですね。
それとも3クール目に突入したりするのかな？