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2010夏アニメの評価 その4(けいおん!!)②

2010夏アニメの評価 その4①の続き。
自分でもビックリするぐらい長くなってしまったために分割しました。
けいおん!!について感じたことの続きです。
どうして第25、26話は番外編だったのか
けいおん!!は本編は第24話の卒業式まで、
第25話第26話は番外編という位置づけで、
さらにこれらの内容は学園祭~卒業式までの唯たちを補完したものでした。

なぜこの2話を時系列を崩してまで番外編としたのか、
一つは唯たちの卒業までの流れに
最小限必要なもの以外は入れたくなかったからだと思います。

第20話の学園祭ライブは
これを最終回にしちゃっていいんじゃないかと思えるくらいの出来でした。
なので、この回で生まれた「最終回ムード」を
最終回まで維持したかったのではないでしょうか。

もう一つは番外編の内容が
来年度の軽音部を連想させる内容であったからだと思います。

第25話は来年度の新勧用ビデオの撮影なのでまぁ当然。
第26話に関してもあずにゃんとさわ子先生が唯たちがいなくなったあとも
軽音部を存続させると意思表示しているため、
こちらも来年度の軽音部を連想させます。
本編が唯たちの卒業式までしか描いてない以上、
これらの内容は確かに番外編扱いするべきであった思います。

けいおん!!とは結局どういったアニメだったのか
けいおん!!とは軽音部を題材にしたアニメですが、
実際唯たちがやっていたのはお茶におしゃべりばかりです。
なので、けいおん!!は部活アニメではなく日常系アニメに分類はされるのでしょうが、
自分はこの作品をただの日常系アニメだとも思えません。

これは個人的な見解なのですが、
・同じ時間を何度も何度も繰り返す
・時の流れがとてもゆったり、もしくは時の流れそのものがない
これらのどちらかは満たしている、要は「作品の終わりを感じさせない」ことこそが
日常系アニメの条件ではないかと考えてます。
しかしけいおん!!の場合は2クールの間に
作中では1年もの時間が経ち、唯たちは卒業していきました。

楽しいことをしているときや何かに夢中になっているときは、
時の流れがものすごく早く感じるものです。
そして、若者が何か夢中になれることに打ち込むことこそが青春です。
なので自分は、この作品は日常系アニメと言うよりは
青春系アニメとでも言ったほうが適切なのではないかと考えます。


青春の代表といえばスポ根や恋愛を真っ先に連想しますが、
唯たちの日常にこれらの要素はまるでありませんでした。
しかし、当の本人たちが「充実していた」と満足できたのなら、
それは紛れもなくその人にとってはかけがえのない青春なのでしょう。

結論としましては、
けいおん!!とは、志がなく、痛みもつらさもなく、
ただありふれた日常をユルく楽しく過ごすだけの青春を描いたもの。
多くの物や情報に飲まれ、
特に具体的な夢や希望を持たず貪欲さも欠いた
今の自分にとってまさに理想的な青春です。

だからこそ、自分はここまで
この作品にのめり込むことができたんだろうなぁと思います。


以上、この作品で自分が感じたことについてでした。
もし全部読んでくださった方がいらっしゃったら本当に感謝!

最後にけいおん!映画化について。
原作も終了しましたし京アニの完全オリジナルとなりそうですね。
内容についてはいろいろな展開が予想できますが、
個人的には第25、26話の番外編みたいに
まだ高校生の唯たちがどこかのライブに参加するみたいな内容を希望します。
以前続編があるならやって欲しいと言ったあずにゃん部長による新軽音部は
3期まで温存しておいてよねっ!


いろいろと不安に思う部分は確かにあるのですが、
今は演奏している唯たちをスクリーンで観れるということが
とにかくうれしいです!

続報を楽しみに待ってます!

第1期「けいおん!」放送開始から1年半、
これまでこの作品から多くの「大好き」をもらってきました。
そして第2期「けいおん!!」は
私が初めて全話感想を書ききった2クール作品でもあります。
けいおん!と出会えたことにありがとう!
そして半年間私の駄文に付き合ってくださった方々にも本当にありがとう!!


ベストエピソード
第20話 またまた学園祭!

ベストキャラクター
中野梓(CV.竹達彩奈)


2010夏アニメの評価はラストのその5へ続きます。
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[ 2010/10/02 10:00 ] アニメ感想(総評) | CM(2) | TB(0)
[ 103 ] あずにゃんの存在
お疲れさまです。
そして2クール欠かさず書ききった事に敬意を!

作品の評価文として芯を外さず、長文でありながら最後まで一気に
読む事ができたのは、nullsさんがいかに「けいおん!!」を真剣に
観ていたかという表れでもあるように思えました。

この作品が「日常系」と呼ばれるのも「青春」だと捉えるのも、
私は両方アリだと思っていて、日常という意味では某局日曜18:30の
国民的お茶の間アニメのような、生活における些細な一コマを4季の中で
緩やかに繰り返す点において共通する描写法だと感じます。

しかし「けいおん!(!)」は、nullsさんが書かれたように梓の存在が
日常系とは少々異なる「高校3年間」という限られた時間を生み出した。
梓が入部するというエピソードが描かれた時点で「あぁ刻はループせず流れているのだ」と。

梓の登場は「終わりの始まり」だったのかもしれませんが、単なる日常系
には納まらない特異な役割を果たしてくれたのもまた事実。
とくに、第2期は梓の心境を現した描写が多かったので、視聴者の心の
琴線がどこにあったかで評価は若干異なると思いますが、私もnullsさんの
意見同様、梓抜きに「けいおん!」(とくに第2期)は語れないと考えるひとりです。

今期(秋)の感想文も期待しています♪
[ 2010/10/03 18:03 ]
[ 104 ] Re: あずにゃんの存在
POPさん、コメントありがとうございます!

> しかし「けいおん!(!)」は、nullsさんが書かれたように梓の存在が
> 日常系とは少々異なる「高校3年間」という限られた時間を生み出した。
> 梓が入部するというエピソードが描かれた時点で「あぁ刻はループせず流れているのだ」と。
>
> 梓の登場は「終わりの始まり」だったのかもしれませんが、単なる日常系
> には納まらない特異な役割を果たしてくれたのもまた事実。

唯たちが過ごしてきたのはありふれた日常。
しかし、梓が「唯たちの卒業」という
この作品の明確なゴールを視聴者に意識させてくれたからこそ、
ありふれた日常こそが彼女たちの青春なのだと
自分は感じることができました。

けいおん!!は日常系と青春系を融合させた
全く新しいアニメだったのかもと今は思います。
[ 2010/10/03 22:22 ]
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