世紀末オカルト学院 Episode.13 マヤの文明

世紀末オカルト学院　最終話。
運命の7月21日、
果たして文明は地球の未来を救えるのか―――。
以下感想

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文明とブンメー君

7月19日、マヤにこれからどうするのかを聞かれた文明は
未来へ帰ると答えますが・・・
そんなマヤから文明へのサプライズプレゼント、
なんと終業式の7月21日にスプーン曲げのブンメー君とその母親を
学院に招待していました。
しかし文明には子供の頃ヴァルトシュタイン学院に
来た記憶などありませんでした。

ノストラダムスの鍵の正体は内田文明
正確には、この時代の文明（ブンメー君）と
未来から来た文明が出会うことにより、
時空に歪みが生じてしまうそうです。
先週のマヤの写メは美風だけでなく文明も写り込んでいたから。
文明が学院に来たことを覚えていないのは
時空の歪みが生じたことが原因らしいです。

マヤの父親は未来の組織の司令となっていました
未来の文明をこの時代のヴァルトシュタイン学院に送ったのはこの人、
そしてこの時代の文明をヴァルトシュタイン学院に招いたのはマヤ。
図らずも神代親子が地球滅亡の原因を作っていたことになります。

7月20日、マヤはブンメー君の講演をキャンセル
文明は一教員として母親との再会を果たします
マヤに子供のことを金のなる木としか思っているんでしょう？と
言われた文明の母親は激怒。
これで二度とこの親子は松代に寄りつかない、
だから未来へ帰ろうとする文明を引きとめようとするマヤですが、
それでも文明は未来へ帰ることをやめようとはしません。
文明の母親がホテルの部屋に戻ると、
そこにはブンメー君の姿はありませんでした。

自分の足で歩け

マヤからの最後の学長命令
亜美の家で文明の送別会
文明は亜美の父親には気に入られていましたが、
亜美に普段はだらしなくて優柔不断でお調子者と
ボロクソにけなされます。

ホテルの部屋を抜けだしたブンメー君はヴァルトシュタイン学院へ
沢山のオカルトグッズに満天の星空、
自分が求めていたものがすべて揃っているこの学院を
ブンメー君は気に入ります。

7月21日、終業式
文明は「ちゃんと地に足つけて、自分の足で歩いて行ってください」と
昨日の亜美の受け売りを生徒たちに話します
その後文明が未来へ戻ろうとするも、マヤはそれを引き止めます。

学院に忍び込んでいたブンメー君と文明が接触
文明は自分の足でここまで歩いてきたブンメー君を褒めたたえます。
そして時空の歪みが発生、そこから出てきたロボによって学院が壊され始めます。

歴史が変わるのは・・・ここからだ！
文明はブンメー君のスプーンを手に取り、ロボへ立ち向かっていきます
文明は「俺を頼んだぞ」とブンメー君をマヤに託し、
超能力でロボと時空の歪みを消滅させます。
そしてマヤはノストラダムスの鍵の消滅を確認、
携帯を踏み壊し、ブンメー君を自分の足で立たせます。

未来の世界では街が無事元通り
そしてマヤの父親の携帯にマヤからの電話が
マヤに急かされ内田家へと帰宅するマヤの父親、
そこには3人分のカレーとスプーンが用意されていました。

まとめ

文明がノストラダムスの鍵であるというのは予想通りであったのですが、
時空の歪みの発生条件が文明とブンメー君の接触だというのは完全に予想外でした。
第11話で美風がマヤのことを魔女と言っていましたが、それもある意味正解でしたね。

「自分の足で歩いていく」
これまで他人のに言われるがまま、流されるままだった文明が、
最期の最後で自分の意志で
地球の脅威に立ち向かっていったところはとても感動的でした！
文明の超能力消失やスプーンのフラグもちゃんと回収されており、
実に見事だと思いました。

タイムパラドックスやらパラレルワールドやら
小難しいSF要素については正直よくわからないので、
あまり深くは考えないことにしておきます。
とにかくわずか1話で多くの謎を明らかにし、
とても綺麗にまとめきったのところは素直に感心しました。
まさにアニメノチカラの本領発揮と言える素晴らしい最終回でした！

追記
記事内容に若干の誤りがあったため修正。
ご指摘ありがとうございます！

⇒作品全体の感想