

禁書3期 第4話。
学園都市の裏の住民たちによる大規模抗争の幕開け。
以下感想
「グループ」「アイテム」「スクール」「ブロック」
学園都市の裏の住民たちによる大規模抗争の幕開け。アンチスキルやジャッジメントといった公式の治安維持組織とは別に、
学園都市には公にできない仕事を請け負う暗部組織が存在する。
で、暗部に属する人間は往々にして特別な目的や事情を抱えている。
基本的に暗部組織は学園都市上層部の指示で動いているのですが、
0930事件を期に一部の組織が暴走し過激な行動を起こすようになった。
ってのが今回の暗部抗争編の背景です。
登場組織と場面転換が多いため、今回起こったことを整理しますと、
・アイテムによりスクールの狙撃手一名が排除される
→マネジメントを介してスクールが狙撃手(砂皿)を補充する
・グループ(土御門)が人材派遣を襲撃し捕獲
→その後、マネジメントがスクールによって処分される
・海原がマネジメントのアジトを物色中、ブロックによる証拠隠滅が発生
→海原はブロックの構成員に化けてブロックへの潜入に成功
・スクール(砂皿)による親船の講演会襲撃
→グループ(一方通行)の介入により親船への狙撃は阻止される
・講演会の混乱に乗じてスクールが素粒子研究所を襲撃
→アイテムが迎撃にでたため両組織が正面衝突
・ブロックがコンピューターウイスル保管センターをクラッキング
→グループが対応に動いたところで今回は終了
現時点ではグループvsブロック、アイテムvsスクールという構図です。
グループvsブロックは、海原がブロックに潜入できたのがかなり大きいです。
とはいえブロックの計画の全容はいまだ謎に包まれていますし、
マネジメント経由で補充した戦力も懸念事項です。
一方のアイテムvsスクールは、スクールがかなりの優勢。
アイテムもやられっぱなしというわけではありませんでしたが、
スクールの目的達成を阻止できなかった上に全員散り散りバラバラ。
あとは、今回未登場のもう一つの組織「メンバー」が、
この抗争にどう絡んでくるのかにも注目ですね。
補足、解説
グループ学園都市暗部組織の一つで暗部編における主人公枠。
構成員は計4名で、一方通行、土御門、結標淡希、
それと海原光貴(の皮を被ったアステカの魔術師)。
見ての通り超能力者と魔術師の混成チームでして、
戦闘力に長けた有能揃いなのが特徴です。
また、構成員全員が学園都市内に守るべき者を抱えており、
「大切な人が住む学園都市を守る」ことが共通の行動指針となっています。
あと、なぜだか"能力に使用制限が設けられている"者ばかりのため、
強大な反面多くの弱点を抱えてしまっている組織でもあります。
それと、組織のまとめ役は土御門が担っておりますが、
個々人が独自の判断で好き勝手動くことが非常に多い。
他の組織では統率が取れていないという欠点にしかならない所、
単独で状況を打破できる実力者揃いのグループの場合に限り、
これが起死回生の一手につながったりしますね。
アイテム超電磁砲2期でも活躍していた学園都市暗部組織の一つ。
構成員は麦野、フレンダ、絹旗、滝壺の4名。
女性だらけの組織ながら、学園都市第4位のレベル5の麦野をはじめ、
絹旗と滝壺もレベル4の能力者と、優秀な能力者が揃っております。
組織の行動指針としては、「学園都市内の不穏分子の排除」
暴走するスクールと敵対しているように、グループに近い立ち位置です。
グループとの明確な違いとしては、こちらは組織の指揮権を、
リーダーである麦野が一任しているところでしょうか。
麦野はレベル5の名に恥じない優秀な頭脳の持ち主なのですが、
一度頭に血が上るとどんどんエスカレートしてしまう悪癖がありまして・・・。
元スキルアウト(の一組織)のリーダーであった浜面仕上も、
禁書2期ラストで上条さんにボコられた後、下働きとしてアイテムに参加。
力関係としてはマフィアの大幹部と鉄砲玉のチンピラといったところか。
アイテム内の女尊男卑風潮や浜面個人のキモさも大きな要因ですが、
「能力の強弱、才能の有無のみで存在価値が決まってしまう」という、
学園都市が抱える問題の顕れでもあったりします。
まとめ
てなわけで今回は学園都市暗部抗争編の幕開け。
ガッツリ科学サイド、それも血なまぐさい暗部の物語であるため、
魔術サイドメインの上条さんや暗部とは比較的距離のある美琴はお休み。
ダークサイド担当の一方通行ともう一名が主役となります。
なんと言っても注目は、この抗争の引き金を引いた人物にして、
学園都市第2位のレベル5、垣根帝督です。
今章の映像化を心待ちにしていた身としては、
画面上で喋って動く垣根の姿を観れただけですでに感無量。
さらには麦野、そして一方通行といった学園都市の頂点たち、
それらが一斉に暴れだして格付けを行うわけですから、
ものすごく豪勢なお話だよなぁと改めて思います。
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強大な反面多くの弱点を抱えてしまっている組織でもあります。
この時点では使用制限が無いのはエツァリ(アステカの魔術師)くらいですね
今更の上にどうでも良いことですが、暗部で仕事してるエツァリに勝手に顔を使われてる本物の海原にとばっちりがいかないか心配になってきます
本編どころか超電磁砲の方でも音沙汰が無いですしw