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ユーフォ2期 第3話。
久美子は吹奏楽部最大の禁忌へと足を踏み入れていく。
以下感想
知れば知るほど辛くなること
久美子は吹奏楽部最大の禁忌へと足を踏み入れていく。あすか先輩が希美先輩の復帰を頑なに拒み続けていたのは、
「希美先輩の復帰によって鎧塚先輩の調子が崩れることを危惧した」から。
あすか先輩はいろんな発言のせいで他人には無関心な印象でしたが、
ちゃんと部内の人間関係を把握してるし後輩に気遣いだってできる人だった。
中でも久美子に対しては同級生以上に本音を出してるし気にもかけている。
それは同じユーフォ奏者だからって理由だけではないと思うのですが、
あすか先輩は果たして久美子のどこをそれほどまでに気に入っているのでしょうね?
新たにやってきたコーチもそれっぽことを言っていましたが、
全国大会を狙う学校なら演奏が上手なのは当たり前の話であり、
その中で頭一つ抜きん出ようとするならそれ以上の何かが必要になってくる。
鎧塚先輩の無機質な演奏の原因は過去のトラウマが原因でしょうから、
希美先輩の復帰によって鎧塚先輩の演奏が聞き違えるほど良くなり、
結果、北宇治高校吹奏楽部の全国出場への原動力になるかもしれないですね。
しかし、これはリターンこそそれなりに大きいものの、
失敗した際のリスクが大きすぎて、かつ失敗する確率がかなり高い賭けです。
だって、鎧塚先輩は希美先輩のことがトラウマにまでなっちゃっているのに、
一方の希美先輩はそんな鎧塚先輩の苦悩に気づいてすらいないわけでしょ。
そんな状態で二人をかち合わせたら大事故になるとしか思えませんよ。
で、三年生の立場からすれば、後輩のイザコザが原因で、
高校最後の大会が台無しになるとか納得できるわけがない。
なので結論としてはあすか先輩の判断は至極当然であると考えます。
で、この問題の一番厄介なところは、
事情を深く知れば知る程がんじがらめになって動けなくなる点です。
現に今のあすか先輩やデカリボン先輩は、
希美先輩と夏紀先輩に真実を伝えられず、時間稼ぎが精一杯。
おそらくは大会前に希美先輩が鎧塚先輩に接触してしまい、
これまでの気苦労も虚しく最悪の事態に発展してしまうのでしょう。
そうなるとやっぱり、その後の鎧塚先輩のケアについて検討するのが建設的。
事情に精通してて、鎧塚先輩と距離が近くて、かつ冷静に周りが見えている、
デカリボン先輩のフォローに吹奏楽部の命運を託すしかなさそうか。
まとめ
てなわけで前回に引き続き久美子が希美先輩復帰問題に首を突っ込みまくり。
久美子はいろいろと迂闊なのに気づけば部内でも指折りの事情通に。
というか迂闊だからこそこういう立ち位置に収まってしまうのか。
今回の問題についてはあすか先輩やデカリボン先輩が気を使いすぎて、
話を一層ややこしくしちゃっている面もあるので、
久美子ぐらい口元が緩いほうが案外上手いこと事が運ぶのかも。
かといって1期のオーディションの時のように、
各々が感情を爆発させまくっても超絶めんどくさくなりますけどねw
まぁ大事なのは加減ってことですよ。
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