世紀末オカルト学院 Episode.10 暖炉のあかり

世紀末オカルト学院　第10話。
マヤたちは苦しむあかりを救ってあげることができるのか―――。
以下感想

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来なかったサンタクロース

亜美から事情を聞いた文明はマヤを呼び出し、
俺も協力すると提案しますが・・・
そこへまたまたナイスタイミングで美風が登場、
文明はマヤにワンパンチKOされます。
文明をデートに誘う美風、そしてそんな二人を恨めしそうに眺める教頭。

マヤたちは再びあかりの父親のもとへ
アパートの前で父親をじっと待ち続けるマヤたちの熱意に心動かされたのか、
頑なだった父親はマヤたちを部屋の中へと招き入れ、
あかりが死んだ時の話をしてくれました。

あかりが死んだのはサンタクロースを待ち続けていたからでした
サンタを信じ続けるあかりは、
「家がわからないと困るから」とずっと家の外でサンタを待ち続けていたそうです。
あかりの父親は仕事に没頭するあまり家庭を壊してしまい、
最後にはそのせいで娘まで死なせてしまいました。
ますますマヤとあかりの境遇が似てきましたね。
マヤたちは未だにサンタを待ち続けるあかりのために
真夏だけどクリスマスパーティーをすることに。

クリスマスプレゼント

美風とのデートを終えた文明は美風の家にお呼ばれされますが、
そこへ教頭が登場し女の戦いが勃発
教頭からマヤの生家が明日取り壊されることを知った文明は、
二人から逃げマヤのもとへ。
マヤンの生家で文明はマヤに「何か手伝えることはあるか？」と訪ねます。

翌日、マヤたちはあかりのもとへ行きクリスマスパーティーを開催
サンタ役として家の外でスタンバってた文明のもとへあかりの父親が登場。
文明とサンタ役を交代した父親は、
サンタとしてあの時渡せなかったプレゼントをあかりに手渡し謝罪します。
プレゼントを受け取ったあかりは父親に感謝を述べ、この世を去りました。

マヤと文明は取り壊し途中のマヤの生家へ
あかりとのパーティーでマヤが思い出したのは、
"父（元学長）に「クリスマスプレゼントは何がいい？」と聞かれたマヤは
「お化けやUMAと一緒に勉強できる学校」と答えていたこと"
マヤが忌み嫌っていたヴァルトシュタイン学院こそが父からのプレゼントでした。
そのことに気づいたマヤは涙を流し、
人類とオカルト学院を守ると決意を新たにします。

まとめ

両親が離婚してしまい、父親に構ってもらえなくなったあかりは
本当にさみしい思いをしていたはずです。
あかりが待ち続けていたのはサンタではなく
父親だったのではないかと思います。
もしあかりの父親ではなく文明がサンタに扮して登場していたら
どうなっていたのかが気になります。

マヤの父親がオカルトにのめり込んだキッカケは
娘のマヤの願いを叶えるためでした。
すべては愛する娘のため、しかしその思いが強すぎるために家庭を壊し、
愛する娘にまで恨まれるようになりました。
娘の願いを叶えたあと、その娘を失っていたことに気づいたマヤの父親が
どんな心境だっのかを想像すると非常にやるせなくなりますね。

オカルト学院ももう終盤に差し掛かっていますが、
ノストラダムスの鍵に関する明確な手がかりは
これっぽっちも発見出来ていません。
正直今から新しいアイテムを出すのはあまりにもバカげていますし、
「既出のアイテムが実はノストラダムスの鍵だった」的なオチになるのではと思います。

加えて第1話からずっとマヤのオカルト嫌い、
ならびに父親への思いが描かれてきましたので、
ノストラダムスの鍵にもマヤの父親が深く関わっていると思います。
以上のことを踏まえると、
マヤの父親がマヤのために残した手帳や、
父親からのマヤへのプレゼントで数々の怪奇現象を起こしてきたオカルト学院自体が
非常に怪しいのではと予想しております。
（まぁ、きっとこんな単純な答えではないのでしょうけど）

今回の次回予告は川島千尋（小林ゆう）の蠟人形の館 '99でした。
今までで一番世紀末っぽいですねｗｗ
そして次回はなんとマヤが死んでしまうそうです。
果たしてマヤはマジ死にしてしまうのか、
そしてマヤを殺すのは教頭なのか美風なのか・・・。