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僕だけがいない街 第11話。
あれから15年、藤沼悟と八代学の再会。
以下感想
蜘蛛の糸
あれから15年、藤沼悟と八代学の再会。八代によって車ごと冬の水底に沈められた悟は、
その15年後、2003年に長い眠りから目を覚ます。
悟母の献身的な介護のおかげで身体の劣化はそれほどでもなかったが、
記憶の混濁によって事件前のことを上手く思い出せずにいた。
こういう言い方をしてはアレなのですが、
リバイバルの帳尻合わせとしてはこれが妥当なところではないかと。
15年もの時が流れると、悟の周囲でもいろんなことが変わっていた。
広美が超絶劣化し、かつ雛月と結婚し子供まで作っていたのは大変驚きましたが、
あの広美となら雛月も母親と同じような過ちを決して起こさないでしょうし、
冷静に考えればこれが悟にとっても最良の結末に違いない。
本来死ぬはずであった二人の子供は、悟が勝ち得た"未来"の象徴ですもの。
そして西園へと名前を変えていた八代が、なんとも堂々と悟に接触を図ってきた。
「蜘蛛の糸」のお話のキモは、カンダタの浅ましさや醜さじゃなくて、
希望をちらつかせて罪人を不必要に弄んだお釈迦様の性悪さ。
八代は希望が絶望に切り替わる瞬間に最上の喜びを感じる変態で、
だからこそ糸を上り詰めてくる存在を待ち望んでいたのでしょう。
要は八代の不可思議な余裕はコイツの性癖そのものなのだろうってことです。
そんな八代のゲージの中の小動物にすぎない悟は、
果たしてこのまま八代に弄ばれてその生命を散らせてしまうのか・・・?
悟が記憶を取り戻した(ように見せた)タイミングがあまりに出来過ぎだったので、
もしや悟は八代と再会する前から記憶を取り戻しており、
ケンヤや澤田と協力して、八代を追い詰めるために一芝居打ったのではないかと。
そして八代は悟のそんな抵抗すらも最初から想定していた。ってのが個人的な見解、というか希望ですね。
まとめ
てなわけで今回は15年後の悟と八代の再会。
あの事故から奇跡的な生還を果たしながらも、いまだに八代のゲージの中。
八代の手強さと性悪さがにじみ出まくっていた一話でしたね。
どちらに転ぶとしても決着は目前。
果たして悟と八代のどちらが、どのようにして勝利を収めるのか?
次回が超楽しみです。
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