伝説の勇者の伝説 #009 忘却欠片（ルール・フラグメ）

伝勇伝　第9話。
勇者の遺物の再調査に赴いたライナたちを待ち受けていたものは―――。
以下感想

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忘却欠片を狙う者たち

ライナとフェリスのもとにイリスが登場
エリス家では「寝かしつける」＝「首を絞め落とす」
相変わらずすごい教育方針だなｗｗ
イリスはシオンから
第7話での勇者の遺物についての重要な連絡事項を預かっていましたが、
肝心のシオンからの手紙を落としてしまっていました。

フェリスはイリスの説明から
「勇者の遺物の再調査を行えということなのだろう」と手紙の内容を推測
しかしこの手紙の真の内容は
「ライナが遺物を投げ捨てた地域にはもう二度と絶対に近寄るな」というもの。
ライナたちが再びこの地域に訪れると、そこには大量の死体と2つの人影がありました。

人影の正体はスイとクゥと呼ばれる兄妹でした
第7話にも出てきたこの兄妹の真の狙いはライナたちと同じく勇者の遺物。
大量の死体は遺物を目撃したこの近隣の住民を
この二人が口封じのために殺したものでした。
そして兄妹はライナたちにも牙を向きます。

再びの暴走

ライナ・フェリス VS スイ・クゥ
クゥは「自身の身体能力を大きく増加」「物体を凍らせる」力を持つ
大鎌型の遺物でフェリスを圧倒。
スイは「刺した所から竜を生み出す」力を持つ短剣型の遺物（第7話のアレ）と
「魔法を無効化する」力を持つ櫛型の遺物を使用。
3つの遺物を駆使する兄妹に対してライナたちは逃げることを決意。

しかしスイが持つ謎の結晶とライナの複写眼（アルファ・スティグマ）が共鳴
ライナは必死に抵抗し、フェリスに「俺から逃げろ」と言うものの、
最後には暴走を始めてしまいます。
わざとライナを暴走させ、ライナの複写眼を奪おうとするスイですが、
ライナの攻撃は櫛型の遺物でも防ぐことができず、片腕を失います。

ライナがタダの複写眼保持者でないことに気付いたスイはクゥと共に戦線離脱
しかしライナの暴走は止まりません
"かつて「ライナのお母さんになってあげる」と言ってくれた女の子を助けようと
ライナは複写眼を使いました。
しかし複写眼を見た人々、さらにはライナが助けた女の子まで
ライナを「化物」と罵りました"
この記憶を思い出したライナは、自らを「化物」と認めてしまいます。

まとめ

「忘却欠片（ルール・フラグメ）」とは「勇者の遺物」の別名みたいです。
「勇者の遺物」自体はライナが考えた名称っぽいですし、
こちらの方が正式な名称なのかもしれませんね。

勇者の遺物、さらには複写眼まで狙うスイとクゥ。
彼らが単独で活動してるとは思えませんし、
どこかの国家か何らかの組織に所属していそうですね。
勇者の遺物なんてものを集める理由なんて「戦争」以外に考えられませんし、
スイとクゥがこの先ローランドの驚異になることは間違いないでしょうね。

スイ曰くライナの力は複写眼とは違うものらしいです。
もしかしたらライナの眼自体が「勇者の遺物」だったり、
ライナ自身が「勇者」とかなのかな？
（勇者というよりは魔王とか悪魔のほうがしっくりきますけど）

他者から「化物」と罵られ、拒絶され続けてきたライナは
幼い頃から孤独の中でずっと苦しんできたんでしょうね。
果たしてフェリスは暴走し「化物」となったライナを止め、
彼を孤独から救いだしてあげることができるのでしょうか―――。