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GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 第19話。
帝都の激動と魔法都市での激闘。
以下感想
敗北主義
ゾルザルのクーデターにより帝国は戦争へと突き進む。皇帝が倒れたことにより、皇太子ゾルザルが帝国の実権を握ってしまう。
自らの意に沿わぬ者は罪人扱いという絵に描いたような独裁政権が誕生、
しかしてその実態はうさみみ奴隷による傀儡政権であると。
加えてピニャの下の兄貴まで好き勝手をやらかしはじめるというヒドい状況。
このあまりにも不安定な不確定な情勢下で断言できるのは、
今この瞬間こそがバカ皇子の人生の絶頂ってことぐらい。
あとはもうすさまじい勢いで転がり落ちて無様に死ぬだけだよ、コイツはw
まぁバカ皇子が本気で祖国のためを想い戦争を選んだのであれば、
愚かだと嘲笑こそすれそこまでとやかく言うつもりはなかったのですが・・・。
そもそもコイツの言っている"帝国の勝利"って一体なんなんだよ?
たとえ一時的に敗者に甘んじようと、最後には国が栄え人々が幸福になる。
そういう結末こそが本当の意味での"帝国の勝利"なんじゃないのかよ?
日本を利用して他国とのパワーバランス調整を図った皇帝のほうがまだマシ。
あくまでバカ皇子との比較なんで決して肯定してるわけじゃないですけど。
で、利害度外視で帝国の誇りとやらを優先したバカ皇子がやろうとしているのが、
無関係な人々を無意味に虐殺する、「テロ」という名の幼稚な嫌がらせであると。
弱者をいたぶることでしか自尊心を保てないバカ皇子ならではの発想。
コイツはホント、「自分が惨めな思いをしたくない」だたその一心なんですよね。
姉より優れた妹は存在した
一方の魔法都市ロンデルでは、レレーナ姉妹はケンカが勃発。ロンデルの長老の一人ミモザが語る、特地、そして門(ゲート)の真実。
要するに特地とは門を超えてやってきた異世界人の見本市だった。
その事実もなかなか興味深いですが、重要だと感じたのは、
「門は数百年から千年のスパンで開いたり、"閉じたり"する」ってところです。
果たして自衛隊員の何人が特地に残ることになるのでしょうね。
妹は超天才で、英雄で、加えて肩書だけは優良物件の婚約者までいる。
その事実に打ちひしがれた姉はさらなる恥の上塗りを行い、
レレーナ姉妹はケンカの域を優に超えた戦いを繰り広げることに。
なんだかんだで引き分けに持ち込んでいるあたりに姉の威厳を感じなくもない。
にしても、こんなケンカをが日常茶飯事なら近隣住民はたまったもんじゃない。
レレイが流浪の民である真の理由って実はコレなんじゃないの?w姉の嫉妬心だけでなくバカ皇子の嫉妬心までもがレレイに迫るが、
ピニャの命を受けた騎士団の騎士たちの介入で事無きを得る。
英雄になりたいバカ皇子としては真の英雄であるレレイは目の上のたんこぶで。
逆にピニャにとってはバカ皇子に対抗するための切り札になり得る。
日本と協力関係にあるピニャに一番足りないのは、戦力ではなく威光ですからね。
まとめ
今回はゾルザルのクーデターと、レレイのシャレにならない姉妹ゲンカ。
導師号の取得を目指し緊張半分気合い半分で魔法都市にやってきてみたものの、
嫉妬に狂う姉貴に絡まれ、バカ皇子からの刺客に命を狙われ、
完全に学会発表どころじゃなくなってしまったレレイが気の毒でしたw
というかこの世界の魔法使いの戦闘力って相当なものですよねぇ。
彼女たちが束になれば帝国程度なら征服できちゃいそうな気がします。
さて、物語の結末も見えてきたところでいよいよ佳境へと突入。
バカ皇子はめんどくさいタイプのバカなのでもちろん厄介なのですが、
そのバカ皇子に対抗して動き出したもう一人の皇子も別のタイプのバカっぽい。
ヘタすると日本的にはバカ皇子以上に厄介なことをしでかすかもしれませんね。
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誰の迷惑も掛からない荒野か野原でやればいいのに・・・w
にしても、1話の間に身内と皇族に嫉妬されて被害に遭うとはレレイも不憫ですねぇ・・・
「三日夜の儀」で、ちゃっかり伊丹の嫁になろうとしてのは、したたかでしたけどw