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デュラララ!!2期 第30話。
一見平凡な高校生、竜ヶ峰帝人の危うい壊れ方。
以下感想
数の次に頼るもの
一見平凡な高校生、竜ヶ峰帝人の危うい壊れ方。正臣から一通りの事情を聞き出した千景は、
大雑把な理解ながら問題の本質を的確に捉え、正臣を叱咤する。
ドタチンたちはなんだかんだで正臣に対して甘々でしたからねぇ、
本来ならもっと早くに正臣の過ちを指摘してあげるべきだったのでしょう。
うだうだしがちな正臣の欠点をうまい具合に補ってくれそうですね。
寄生虫を自負する園原杏里と、かつて臨也の人形であった三ヶ島沙樹。
かつての沙樹はあの臨也なんかに心酔し、最終的には自ら足を折られにいった、
他人を愛せない杏里以上に愛から縁遠い、頭のおかしい女性だったと言える。
ただ最終的には正臣への思いで臨也の支配を乗り越え、
今となってはセルティに並ぶ今作における良い嫁さん筆頭へ。
そんな彼女のと比べれば正臣はまるで進歩がない、
千景じゃないですけど男って愚かな生き物なんだなぁと思えてきます。
ダラーズの管理者とメンバー、ブルースクエアの現リーダーとOB、帝人と泉井。
泉井の背後にいる青崎の目的がどこにあるのかまではまだわかりませんが、
子供のケンカをヤクザの代理戦争に仕立てあげようとしているのは確実。
そしてここにも臨也が一枚噛んでいるのは間違いないでしょうね。
任侠を重んじる赤林が上手いこと後処理してくれることを願うばかりです。
「本当に日常から脱却するには常に進化を続けるしかない(臨也談)」
帝人の異常性の本質とは、停滞することも進化することも選ばず、
元の平凡な学生のままで自らの檻を際限なく拡大してしまう点です。
「非日常への渇望」と「日常への愛着」という相反する欲求がその原因。
余談ですけど青葉が帝人に惹かれた理由は、
青葉もまた帝人と似た欲求を持っているからでしょうね。
確かに、今の帝人は臨也が歓喜しているように非常に危うい状態ですが、
"危うい"というのはまだどちらにも振れる可能性があるということでもあります。
「マトモなままぶっ壊れている」、裏を返せば「ぶっ壊れてもまだマトモなまま」
それに今の帝人は狂気と共に確かな冷静さも持ちあわせていますし、
もしかしたら、この状況から元の日常へと帰還する算段があるのかもしれません。まとめ
てなわけで今回も主要の高校生三人の動きに焦点を当てた一話。
特に、ついに超えちゃいけない一線を超えてしまった帝人が印象的でしたね。
帝人と正臣のケンカがただの殴り合いで済めばいいのですが、
この状況じゃ十中八九それだけじゃ済みませんよねぇ残念ながら。
一方で、いよいよ本気に静雄の排除に乗り出すっぽい臨也の動向にも注目。
こちらは100%間違いなく殺し合いになることでしょうね。
まぁこの二人が本気でやりあった場合、どちらが勝つかは明らかなのですけどw
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