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終物語 最終話。
忍野忍と初代怪異殺し、キスショットと死屍累生死郎の恋の終わり。
以下感想
信頼
忍野忍と初代怪異殺し、キスショットと死屍累生死郎の恋の終わり。忍と初代怪異殺しの関係にどこか思うところがあったのか、
阿良々木さんは彼の恋人であるガハラさんに電話連絡。
自称「騙されやすくて惚れやすいメンヘラ処女」のくせに、
最強の吸血鬼なんて足元に及ばないほど達観した恋愛観を持っている。
この優れたバランス感覚こそがガハラさんの最大の魅力ですね。
阿良々木さんは初代怪異殺しとの決闘直前、
羽川とガハラさんが直面している状況についてようやく知る。
そしてこれは好機と伊豆湖は嬉々として阿良々木さんを煽りに煽る。
こういう性悪な部分はさすが忍野や貝木の先輩ってところでしょうか。
しかし羽川とガハラさんを心の底から信じる今の阿良々木さんは、
そんな伊豆湖の煽り程度では微塵も心を乱さない。
まぁあの言い方だと最低な開き直りにしか聞こえてきませんけどねw
伊豆湖が用意した決闘のルールは「先に一太刀浴びせたほうの勝ち」
ド素人へのハンディか、ルール自体は心なしか阿良々木さん寄り。
しかし初代怪異殺しがアーマーパージしたことによって一気に劣勢となるが・・・。
決闘前に北白蛇神社から持ちだしていた「忍野の御札」こそ阿良々木さんの切り札。
「心渡」の、あの刃渡りの長さからくる取り回しの悪さを考えれば、
むしろこれしかないとさえ思えてくるほどの最適解。
よって結果的に忍による援護射撃と言えなくもないのかな。
決闘に敗北した初代怪異殺しは、忍に食べられて消滅する。
ハッピーエンドとは言えないものの十分に救いのある結末だったでしょうね。
忍が一人の女としてこうして初代怪異殺しと別れられたのは、
阿良々木さんがガハラさんや羽川のことを信頼したように、
忍もまた阿良々木さんのことを信頼したからに違いなく、
そういう意味では阿良々木さんと忍のつながりもまた深まったと言える。
だから阿良々木さんは、「忍と一緒にいると忍を不幸にしてしまう」
とはもう言ってはいけないのだろうと思います。まとめ
てなわけで終物語の最終回は忍と初代怪異殺しの恋の終わり。
ちょいと前振りが長めだった気はするものの(まぁいつものことではあるのですが)、
阿良々木さんの覚醒に曲解による決闘への勝利、
それと切なくも美しい忍と初代怪異殺しの別れと、
なかなかにいい余韻に浸れる良い最終回だったと思います。
にしても「終物語」なのになんだか全然終わった気がしませんねw
特に前半の老倉のエピソードがそうだったのですが、
今回の物語はこれまでに比べ暗い印象かつ盛り上がりに欠ける内容でしたね。
とはいえ今回で一番面白いと感じたのは、鬱な雰囲気最高潮の、
老倉の家庭環境暴露回だったりするんですけどw
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>よって結果的に忍による援護射撃と言えなくもないのかな。
決闘時の阿良々木は忍とのリンクを切った生身の人間、それも丸腰と思いこみ、
なおかつ自分は愛刀を装備してる、
この多大なハンデが無ければ、百戦錬磨の初代が油断する事はなかったでしょうね。
>にしても「終物語」なのになんだか全然終わった気がしませんねw
実は原作の終物語は上・中・下の三巻で、しのぶメイルは中巻の話なんですよ。
まだ下巻の物語が残ってるので、それもいずれ放映すると思います。
その前に傷物語の劇場版がありますけど。