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終物語 第11話。
阿良々木暦と初代怪異殺し、忍と神原の舌戦。
以下感想
Do It Yourself
阿良々木暦と初代怪異殺し、忍と神原の舌戦。400年前の過去ではおこだったが、今じゃ感謝している。
初代怪異殺しが語る彼の望みは旧キスショットとの和解。
真意がどうであるかはさておいて、実際問題、
専門家たちに狙われている彼が生き残るにはこれしか手がないわけで、
少なくとも今の彼は自身の立ち位置を冷静に把握できている。
最強の吸血鬼の眷属としての力を持っているのと同時に、
怪異退治の専門家としての知能を持ち合わせている。
交渉するにしてもバトルになるにしても相当手強い相手でしょうね。
BL小説と熟女本のせいでイマイチ緊張感を欠いていましたが、
阿良々木さんが初代怪異殺しが一触即発な舌戦を行っていた一方、
人見知りな忍と社交的な神原もまたスリリングな舌戦を繰り広げていた。
完全論破と言えるほど神原の言い分に筋が通っているとは思いませんが、
確かに、すべてのはじまりである忍には負うべき責任というものがある。
ただ状況に流されるままで終わってしまえばこれまでと何も変わらない。
阿良々木さんのためでも、ましてや初代怪異殺しのためでもない、
あくまで忍が忍自身の手で、忍自身のためにケリをつけろって話ですね。そんな神原の身体を張った叱咤激励を見て、
阿良々木さんもまた初代怪異殺しとの決闘に向け覚悟を決める。
とはいえ忍とのペアリングが切れ限りなく人間に近い今の阿良々木さんが、
吸血鬼の力+専門家の知識という最強クラスに勝てる見込みは存在するのか?
妖刀「心渡」のレプリカを使わないことにはどうしようもないと思いますが、
この刀も元を正せば初代怪異殺しの持ち物。
そもそも阿良々木さんの心境的にこの刀を使うことを選べるのかが怪しいです。
まとめ
てなわけで今回は最終決戦前の会話劇、「恋物語」以上の恋物語。
今は幼女とはいえ400年以上を生きる最強の吸血鬼相手に、
全く物怖じすることなく叱咤激励する神原がカッコよすぎでしたね。
「花物語」でも同じようなことを思ったのですが、
神原って女性陣の中じゃ一番主人公映えする性格をしてますよねぇ。
一方で今作における最年長キャラでありながら忍の内面は非常に幼い。
肝心なのは時間の長さではなく濃度であるという証拠でしょうか。
そして次回はいよいよ阿良々木さんvs初代怪異殺し。
脅威の再生力で粘り勝ちというのが阿良々木さんの基本スタイルですが、
今の阿良々木さんではその戦法も難しい。
果たしてどのような方法で初代怪異殺しと拮抗するつもりなのでしょうか。
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