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終物語 第9話。
何でも知ってる臥煙伊豆湖が、これまで起きた偶然のような必然を紐解く。
以下感想
偶然のような必然
何でも知ってる臥煙伊豆湖が、この異常事態の原因を必然を紐解く。猿蟹、それと蛇が合わさった怪異以下の怪異モドキとの戦闘。
現状ではほとんど人間レベルにまで力が落ちている阿良々木さんと神原ですが、
妖刀「心渡」のレプリカの投入と忍の助太刀で辛くも勝利を収める。
とはいえ忍曰くこのモドキは合体する以前よりもスペックが落ちているらしい。
つまりこのモドキは、欠損を他のパーツで代用したハリボテに過ぎないわけですが、
「エナジードレイン」を持つ鎧武者の場合はきっとこうはならないのでしょうね。
モドキどのバトル後、一行は忍野の妹を騙る伊豆湖とようやく合流。
臥煙性を名乗らなかったのは姪に当たる神原のことを配慮してのことでしょう。
まぁ回りくどい口調といい派手なファッションといい、
忍野の血縁者と言われても、少なくとも扇よりは信憑性を感じられそう。
そして忍野の先輩なのにあえて妹を騙るあたりに妙なプライドを感じますねw
目下最大の問題となっている鎧武者の正体はやはり初代怪異殺し。
阿良々木さんと忍は「しのぶタイム」で語られた彼の末路から、
それは絶対にありえないと否定してきますが、
何でも知っている伊豆湖はそれこそありえないと否定を重ねてくる。
伝説の吸血鬼である忍とその第二の眷属である阿良々木さんでさえ、
その不死性の限度を知らずにいた、って話ですね。
にしてもここまで埒外な不死性となると、
死んでも死にきれなかった初代怪異殺しのことが気の毒にも思えてきます。
そして阿良々木さんも知らず知らず初代怪異殺しの復活の一端を担っていた。
灰と化した初代怪異殺しがこの地に流れてきたこと、
伝説の吸血鬼だった頃の忍がこの地に現れたこと、
そしてこの半年、阿良々木さんが数多くの怪異事件に巻き込まれたこと。
それらはすべてこの街、より厳密には北白蛇神社が、
世界レベルで稀有な、霊的に非常に不安定な場所であるからなのでしょう。
で、阿良々木さんの数々の行動がその不安定さをさらに助長させていたと。
ここで追加で考慮すべきは「なでこメドゥーサ」「ひたぎエンド」での扇の暗躍。
扇の正体になんとなく察しがついた今、振り返ってみると、
撫子はやはり被害者側と言えるのではないかと思えてきます。まとめ
てなわけで今回は何でも知ってる伊豆湖お姉さんの解説回その一。
彼女の相変わらずもったいぶったような口調にモヤモヤが溜まる一話でしたね。
「しのぶタイム」の時みたくズバッと真相を言ってくれりゃいいものを。
まぁ当人も好きでやっているのでしょうから別に同情することもないでしょうが、
純粋な若人に非情な現実を突きつけるという損な役回りではありますよねぇ。
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