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終物語 第3話。
阿良々木少年と老倉少女の一夏の思い出。
以下感想
空っぽなハズレ
阿良々木少年と老倉少女の一夏の思い出。5年前の夏、数学の成績が思わしくなかった阿良々木少年は、
「数学の妖精」とも呼ぶべき人物と密会を行っていた。
阿良々木さんが数学を好きになり、得意になり、
直江津高校に入学でき、今も数学を大学受験の拠り所にできているのは、
「数学の妖精」さんのご厚意によるところが非常に大きかったらしい。
つまり"表面上は"妖精さんとの約束を守っていたということになる。
前々回のような怪異現象でなくあくまで阿良々木さんの記憶の話なので、
この回想にどこまで信憑性があるのかは怪しいところですけど。
そして名探偵扇による謎解きタイム。
妖精さんはもちろん老倉で、勉強会の会場である廃墟は老倉の家。
そして老倉の狙いは阿良々木さん個人でなく彼の両親であったと。
普通の中学生女子が自ら親を警察に突き出すなんて実行し難いでしょうし、
学級会の件を踏まえれば彼女がそういう回りくどいマネをしそうな娘に思える。
老倉は羽川に似た境遇で育ったようだけど、羽川ほど強くも賢くもなかった。
だからかな、今回の羽川は比較的老倉寄りだったように感じました。阿良々木さんの愚かさは老倉のSOSに気づけなかったことではない。
扇の正体が阿良々木さんの罪悪感そのものであるのなら、
阿良々木さんは学級会の件と同様にすべてに気づいていながらも、
何も行動を起こさず、苦い記憶としてこれまで忘却していた。
であるなら阿良々木さんは老倉に謝罪して然るべきなのかもしれない。
問題は、どうやって老倉が阿良々木さんの心の中を知り得たのかですね。
阿良々木暦と老倉育の間にあるもう一つの謎、
「なぜ老倉は阿良々木さんの両親の職業を知っていたのか?」
これは「なぜ阿良々木さんは両親の職業をひた隠しにしているのか?」
というそもそもな疑問の答えにもつながってくるはず。
「不要なトラブルを避けるため」という理由は、逆説的に、
両親が警察官であることを知られて何らかの不幸が起きたことを暗示している。
そしてその出来事を老倉は知っている、今も明確に覚えているのでしょう。
まとめ
てなわけで今回は阿良々木さんと老倉の苦い思い出その二。
物語の作りがそうなっているので当たり前なのですが、
徐々に阿良々木さんの好感度が下がり、老倉の好感度が上がっていく。
この調子だと二人の間にある謎の最後のピースが揃ったその時、
両者に対する好感度がついには逆転してしまうんじゃないかという、
不安とも期待とも取れる妙な高揚感が高まってきました。
果たして阿良々木暦のルーツを探す旅、
それと老倉との関係性はどのような結末を迎えるのでしょうね。
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