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GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 第11話。
開戦から5ヶ月、自衛隊派遣によって特地にも変化が生じる。
以下感想
優しさとその責任
開戦から5ヶ月、自衛隊派遣によって特地にも変化が生じる。日本と特地を繋ぐ唯一の「門」を有するアルヌスは交易の要所。
人や物が集まればそこには街ができるというのは至極当然な流れと言える。
注目は、この街の統治はロゥリィたち避難民やイタリカのメイドたち、
つまりは自衛隊にも帝国にも所属しない民が担っていることですね。「門」は両国にとって政治的、軍事的、経済的に非常に大きな価値を持つため、
今後の講和においてもこの地の扱いが最大の問題となるに違いない。
そこでをこの地を管理する第三者機関が必要となってくるわけですよ。
日本との終戦を目指して行動をはじめたピニャは、
まず帝国の主戦派=日本と戦争したい派の切り崩しを図る。
交渉のカードは銀座事件で日本の捕虜となった主戦派の親族たち。
主戦派って割には身内の一人ぐらいで簡単に掌を返すものですよねぇ。
排他的思考に凝り固まった輩とは違い交渉が捗って非常にありがたいですけど。
というかピニャが「主戦派の中でも話が通じる相手」を選別している成果か。
ここしばらく、テュカは、いるはずのない父親を探して彷徨っている。
偵察隊の黒川はそんなテュカをこのまま放ってはおけないと言い出しますが、
あくまで小奇麗な理想論でしかないため伊丹に真っ向から却下される。
黒川の意見は幼すぎるけど伊丹の意見は保守的すぎ、0か100かの極論です。
大切なのはどこまでの干渉を良しとするか線引きを決めること。
この命題は何もテュカの件に限った話じゃなく、
特地に派遣された自衛隊の全員が考えなければなりませんね。
で、こういう議論の直後にダークエルフがやってきたのには運命を感じる。
彼女が自衛隊に頼もうとしていた仕事は「手負いの炎龍退治」
第3話では"撃退"に成功しましたが"退治"となれば話が変わってくる。
相応の報酬があっても相手取るにはあまりにもリスクの大きい敵ですし、
自衛隊の上層部はこの依頼を断る方向に動きそうな気がします。
しかしこの件はコダ村を守るため行動した伊丹たちの責任と言えなくもない。
上層部の意向とはまた別に伊丹がこの件をどう捉えるのかが気になります。
まとめ
今回は発展を遂げたアルヌスの街とテュカの異変、そしてお久しぶりの炎龍さん。
アルヌスが現地人による自治都市となり、ピニャによる講和の準備が着々と進行し、
そして伊丹が現地人への過度な干渉の危険性を若手自衛官に説く。
ただ自国の安全を守るため、現地の状況を調べるため、とはもういかない。
これまでよりも一段高度なステージに物語が進んだって印象の一話でした。
今後の焦点はもちろんダークエルフが自衛隊に依頼しようとしている「炎龍退治」
まずは自衛隊や伊丹が彼女の依頼を引き受けるのか否か、
そして引き受けたとしたらどのような方法で炎龍を仕留めるのかが見所ですね。
それと「炎龍退治」を通してテュカの精神状態がどのように変化していくのかにも。
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