![デュラララ!!×2 転 2 (完全生産限定版) [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51JFd5hg85L._SL160_.jpg)
デュラララ!!2期 第21話。
折原臨也と岸谷新羅、正反対な性質を持つ二人の過去。
以下感想
人間愛と人外愛
折原臨也と岸谷新羅、正反対な性質を持つ二人の過去。臨也と新羅の出会いは中学時代、
新羅が臨也を「生物部を一緒につくろう」と誘ったのがキッカケ。
当時から新羅は現在と同様セルティ以外の何者にも興味を示さないド変態。
(厳密には人外じみた力を持つ静雄だけは別)
当時の臨也は「人間観察」を趣味としながら人間愛には目覚めていない、
中学デビューを果たしたばかりの痛いガキという印象w
臨也ってあのムカつく薄ら笑いがないとものすごくガラが悪くなりますねww
そんなわけで当時の新羅は臨也に対して毛ほどの興味も持ってない、
すべてはセルティに好かれたいがためのポーズでしかなかった。
それは今現在においても同様で、一見真人間に見えるこの男は、
セルティが真人間だからそれに引っ張られる形で真人間を演じているだけ。
だから臨也を庇って刺されたのにもそれ以上の意味はなかったはず。
最初に「友達」だと言い始めたのは新羅のほうですけど、
どちらかと言うと臨也が新羅を友達だと思っているから、
新羅も臨也を友達だと思っているというカンジでしょうか。
一方の臨也は新羅のことを、「人間」の括りの中で明らかに特別扱いしている。
新羅が負傷したことに臨也なりの義理や責任は感じていたでしょうけど、
おそらく当時の臨也の心中を占めていたのは好奇心やら恐怖心の類。
新羅がああいう行動に至った根源(=セルティへの愛)に驚嘆、感銘し、
臨也もまた「人間愛」をという自分なりの愛を目指すに至ったってところでしょう。つまりは方向性こそ真逆ながら今の臨也を生み出したのは新羅に当たる。
・・・新羅の変態っぷりをこれほど迷惑に感じたのははじめてですw
2期前半で茜に接触した謎の男「奈倉」は新羅を刺した張本人で、
そのことで臨也から延々とお仕置きを受け続けている残念な男。
そして前回のアンフィスバエナとヘヴンスレイブは、
臨也が奈倉を隠れ蓑にしてつくったチームであった。
思えばダラーズだって似たような経緯で生まれたチームですし、
こういう策略は臨也のお家芸と言えますね。
まとめ
てなわけで今回は臨也と新羅の過去、二人の歪んだ友情について。
二人の関係を友人同士と言うのはなんとも微妙なラインに思いますが、
当人たちが友達だと思っているのであれば異論を挟む余地もないか。
いい話のようなそんなこともないような、なんとも言いがたい話でしたねw
新羅に義理を感じていたり妹達を心配したり。
当人に言わせるとあくまで策略の内でしかないらしいですが・・・。
あえてセルティの眼前に首を持ってくるという行為にしてもそう。
「あくまですべては策略の一環である」と、
新羅や妹達への特別な感情を必死で偽ろうとしているように思えますね。
本当のところ臨也が両者をどう思っているのかは興味あります。
- 関連記事
-
にほんブログ村
前話で自ら語っていたように臨也は他人にも自分にも嘘をつく男ですからね。
セルティを贄川に近づけたくないというのも本心でしょうが、それだけなら妹の護衛をさせなくても仕事を終えたら自分が行くまでその場で待機していてほしいと指示するだけで済んだ話ですからね。
他にも新羅を痛めつけたストーカーをボコボコにして捕えさせてますしね(澱切への牽制の意味もありそうですが)
>本当のところ臨也が両者をどう思っているのかは興味あります。
帝人との会話でも無意識に新羅と静雄の事に言及しかけてましたし、やはりこの二人は臨也にとって特別なんでしょうね(静雄は敵としての特別ですが)
妹たちにしても、普段から「あいつらは苦手」と言ってる辺り、良くも悪くも特別な感情がある気がしますね。
今回の冒頭で奈倉が言っていたように、臨也は他の人間ならば、何をやっても、どんな事になっても、笑っていそうですからね。