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プラスティック・メモリーズ #13 いつかまた巡り会えますように

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プラスティック・メモリーズ 最終話。
ついに迎えたアイラと過ごす最後の一日。
以下感想

限られた時間の過ごし方

ついに迎えたアイラと過ごす最後の一日。

早朝、まずは二人仲良く部屋の清掃とお風呂。
今の二人から恥じらいがまったく感じられないところを見ると、やはり・・・。
あぁでもこの二人は同居直後から平然と半裸の付き合いをしていたっけかw

朝、二人はいつものように出社するが、カヅキさんに追い返される。
わざわざ朝っぱらから様子見に来るあたり同僚みんなお節介。
しかしこういうお節介こそがターミナルサービスの持ち味であり、
この雰囲気を作ったのは他ならぬアイラ自身なんですよねぇ。
あるいは「類は友を呼ぶ」とでも言うのかな。

回収までの残り時間、二人は思い出の地である遊園地で過ごすことに。
大切な人と一緒に周る遊園地は、
それこそ刻一刻と迫る別れの時を忘れられるぐらい楽しい。
しかし日が傾くにつれ伸びる影のようにツカサの心にも陰りが見え始める。
楽しい時間に比例してその終わりが寂しく思えてしまう。
祭りの後の虚無感+別れによる孤独感という凶悪なコンボですね。

二人で過ごす最後の場所は閉園間近の観覧車の中。
ツカサはこれまでずっと我慢してきたものの堪え切れずに涙を流す。
対してアイラは本当に最後まで明るく気丈に振る舞う。
いなくなってしまう自分のことより残していく相手のことを気遣う、
そういうアイラの態度は本当に立派なのですが、
逆にそれが残される側としては辛かったりするのでしょう。

そしてアイラは観覧車の中で、ツカサの手により機能停止する。
アイラとの出会いと別れを経て「限られた時間の過ごし方」を学んだツカサは、
研修の甲斐もあってか一回りぐらい大きく成長したように思える。
残された者達はかけがえのない思い出を胸にまた新たな日常を歩んでゆく。
ここで安易に奇跡を起こしたりアイラの中身違いを出したりしなかったのは、
出会いと別れの素晴らしさを表現する良い演出だったと思いますよ。


まとめ

てなわけでプラスティック・メモリーズの最終回。
特に予想外の展開が起こるわけでもない、
良く言えば穏やか、悪く言えば単調なクライマックスでしたが、
この作品においてはそれでよかったのであろうと思います。
少なくとも第5話みたいなトンデモ展開を観させられるよりははるかにw

序盤と終盤の話の流れはなかなかだったのですが、
上記の通り中盤での迷走が激しく足を引っ張ったなぁという印象の今作。
各種設定の練りの甘さが一番の痛手だったのは間違いない。
そしてそれらをものすごく中途半端に説明してしまったのが失敗でしょう。
わざわざ自分から設定の穴を突いていくような構成だったため、
否が応でも矛盾点にツッコまずにはいられなかった、ってカンジでしょうか。
それさえなければ視聴者ももっと物語に集中できたと思うんですけどねぇ・・・。
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