
俺ガイル2期 第12話。
ひとまず関係修復した奉仕部に対し、陽乃さんは・・・。
以下感想
依存
ひとまず関係修復した奉仕部に対し、陽乃さんは・・・。バレンタイン目前ということでチョコに悩む女子共が大集結。
膨大な数の依頼を一気に消化し、
かつ厄介な男(葉山)を攻略する建前を作るため、
生徒会主導、奉仕部主催のお料理教室が実現する。
いろはの今じゃすっかり意識高い系をいいように扱う優秀っぷりと、
川崎の意外すぎる家庭的な一面に驚きですね。
男も女もぼっちも人気者もみんなが自然に振る舞える素敵イベント。
なんだか約一名の存在を忘れているような気もしますが別にいっかw
基本的には平和で楽しいイベントなのですが、
一方で何人かによる暴露大会と探り合いも繰り広げられる。
意識高い系の玉縄からはなんだかホモの気配が感じられましたが、
後の反応を見る限り八幡ではなく折本のことが気になっていた模様。
そして八幡と雪乃の関係は傍から見れば不可侵なものに思えるもので、
結衣はそんな二人に対して壁を感じてしまっているってところかな。
クリスマスイベント後の奉仕部内に流れる、
ちょっとむず痒いんだけど心地よい、まるでぬるま湯のような空気に、
これまでの雪乃、それと八幡を見続けてきた陽乃さんが一石を投じる。
碓かに、三人が目指す「本物」は三者三様で、
今のこの中途半端な関係は一時の妥協案でしかない。
しかし「本物」に至るまでのこのわずかな回り道すら、
許容できないというのはあまりにも大人気なさすぎる。
というか常に正論しか述べられないこの人が一番つまらない人間ですよね。陽乃さん曰く、雪乃の八幡への感情は、「信頼」ではないもっと悍ましい何か。
雪乃のこれまでの発言からしてその正体は「依存」といったところか。
碓かに度が過ぎれば相手も自分も滅ぼしかねない危険なものですが・・・。
「『自分らしさ』とは誰かが規定したもの」という八幡の独白が正しいとすれば、
一見自立している人間もまた他人が規定した自分を演じているに過ぎない。
結局のところ誰にも依存せず生きて行ける人間なんて存在しないんじゃないかな?
まとめ
てなわけで今回は陽乃さんによる小康状態に落ち着いた奉仕部への問題提起。
今の関係が長続きしないのは目に見えている、
だからこそ八幡たちにはそんな今を満喫してもらいたかった。
そりゃ陽乃さんの指摘はもっともで、
彼女なりに妹の行く末を案じてのことでしょうけど、
だからって妹の青春を真っ向からぶち壊していくのは褒められたものじゃない。
真に教え子の自主性を尊重する平塚先生の偉大さが身にしみる一話でした。
そして次回、答えを出すことを急かされた三人は、いよいよ現段階での答えを、
第8話とは違い明確な形で示すことになるのでしょうね。
三人の中で最もハッキリとアクションを起こすであろう人物はもちろん結衣。
彼女の答えに八幡がどのような答えを返すのか、
期待半分不安半分といったところです。
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