
俺ガイル2期 第11話。
みんなの人気者、葉山隼人が進む道は・・・。
以下感想
君に負けたくない
みんなの人気者、葉山隼人が進む道は・・・。2年生の三学期といえば受験のため文理選択を行う時期。
しかし葉山は自らを慕うグループ連中にも自身の進路をひた隠しにしていた。
一方で「葉山と雪乃が付き合っている」という根も葉もない噂が流布しており、
この噂を耳にすると葉山はまるで人が変わったようにピリピリしだす。
どちらのリアクションも、葉山の、友人たちや雪乃への親切心、優しさと言える。
しかし、そこに「煩わしい」という気持ちが一ミリたりとも存在しないのかといえば・・・。
性善説と性悪説とかそういうの関係なく、
そういう暗い感情も抱えてしまうことのほうが人間として普通なはずですよねぇ。
そんな状況に焦りまくるあーしさんこと三浦が今回の相談相手。
彼女が雪乃とは犬猿の仲なのは周知の事実ですが、
葉山の件で余裕がなさすぎるせいか初っ端から険悪ムードに。
頼み事をする立場であるにもかからわずなぜか高圧的、
そして論破されるとすぐ涙目になるというのがあーしさんクオリティw
結衣とはまた違う方向でバカ可愛いですねww
真正面から文理選択を聞き出そうにも葉山は決して口を割ろうとしない。
そこで八幡は「マラソン大会」という、
心理的にも肉体的にも余裕が少なくなってくるシチュエーションで、
葉山を煽りに煽って揺さぶりをかけることに。
いくらチャリ通とはいえ八幡は文化系部活?の奉仕部所属。
サッカー部キャプテンで前年度チャンピオン葉山との実力差は歴然なはずですが、
その割には会話しながら葉山に食らいつくなど予想以上に頑張っていた。
知略だけでなく運動もそれなりにできるとか八幡は本当にハイスペックですよね。
今の環境を「煩わしい」と感じているなら人も女子も少ない理系を選ぶべき。
八幡はこれまた1期の課外授業の時のように、
葉山をグループの輪から孤立させるような提案をするのですが、
葉山は八幡への対抗意識から八幡の提案とは逆の選択をする。
八幡に利用されるでも利用するでもない、マネするでもない。
おそらく悩みに悩んだ末に答えを得た葉山には、
これまで以上のカリスマ性が宿っているように見えた。
八幡には到底不可能なやり方でああもすんなり問題を解決されたとあっちゃ、
嫌でも葉山のことを認めざるを得ないですね。
「八幡のことが嫌い」「八幡とは別のやり方で八幡に並んでみせる」
これこそが葉山が自分で選んだ葉山隼人の在り方。
八幡が幾多のトラウマを経て確固たる自我を確立したのに対し、
葉山は八幡という相容れない存在、比較対象を得て自我を確立したというところ。
八幡が「本当の葉山」を見つけたわけではありませんでしたが、
葉山が本当の自分を見つけられたのは間違いなく八幡がいてこそですね。まとめ
てなわけで今回は葉山が自身の進む道を示した一話。
個人的に葉山が気に入らなかったのは、キレイ事ばかりほざくことはもちろんのこと、
葉山自身の好き嫌いを明確に示してこなかったことが一番大きかった。
これまでは上っ面ばかりで葉山の人格というのがまるで掴めなかったんですよね。
しかし今回で「八幡が嫌い」という方向性を示してくれた。
それだけのことで随分と葉山の印象が良くなりましたね。
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