
SHIROBAKO 第15話。
新人制作進行と学ぶ、アニメ制作の一連の流れ。
以下感想
アニメ制作が軌道に乗るまで
新人制作進行と学ぶ、アニメ制作の一連の流れ。新たに加わった新人制作進行の2人、佐藤さんと安藤さん。
メッシュヘアーの安藤さんは新人のくせに業界人も驚くほどの業界通、
メガネの佐藤さんはそんな安藤さんとは正反対に知識皆無みたい。
各々違った理由で少しだけ不安を感じますが、それはあくまで新人としての範囲内。
そしてタローを比較対象に持ってくればはるかに頼もしそうな即戦力っぽいですねw
さらにムサニにはもう一名、原画マンとして久乃木さんという娘が加わる。
こちらは小動物チックで可愛いんだけど報連相ができなさそうで手を焼きそうかな。
おそらく絵描きとしての実力はずば抜けて高いのでしょうけど。
右も左もわからない新人社員から、
今度は新人たちを導く先輩社員となったあおいと絵麻ちゃんは、
二人とも親切で親しみやすい、いい先輩っぷりを発揮。
新たな会社で「三女」制作に関わることとなった美沙とみどりも、
早速新たな環境にすっかり溶け込んでいた。
まぁ同好会メンバー同士の良好な人間関係を見れば当然ってカンジ。
学生時代の部活動での経験ってこういう面で一番活きてくるのでしょうね。
佐藤さんと安藤さんは新人研修として、あおいに引っ付き制作進行の仕事を学ぶ。
ロケハンや絵コンテのコピー、原画の回収、各種予定表の作成等に加え、
作打ち、美打ち、色打ち、3D打ち、撮打ちなど、打ち合わせがとにかく多い。
どの打ち合わせも素人目からするととても興味深くて面白い内容だったのですが、
すべての打ち合わせに律儀に立ち会わなければならないあおいの立場からすれば、
いい加減嫌気が差してくるってのもよくわかる。
あおいは(当たり前だけど)仕事中は常に真面目で不満をまるで表に出さないけど、
内心では自分の仕事、アニメ制作のことををああいう風に捉えている。
そう考えると超面白いですねwてなわけで新体制のムサニによる「三女」の制作は至って順調だったのですが、
アニメ制作がこんな風に平和そのものに終わるわけがない。
原作者から「キャラのリテイク」が発生し、進行中の全作業がストップすることに。
制作陣のこれまでの努力が全部水の泡になることももちろん腹立たしいのですが、
「あくまで原作の魅力を忠実に再現しよう」という制作陣の思いが、
まるで原作者に伝わっていないのであろうことがなにより腹立たしいです。これはあの「変な話」が口癖の編集者に殺意が湧いてきますね。
まとめ
今回は新人制作進行と学ぶ、アニメ制作の一連の流れ。
あおいの心の中にいるミムジーとロロの懇切丁寧な説明とツッコミのおかげで、
アニメができるまでの流れとその苦労、面白さがよくわかる、見事な一話でした。
にしてもこれほどまでにコイツらが饒舌になるってことは、
初デスク&後輩の面倒であおいも相当追い詰められているってことなのかなw
そして以前から感じていた嫌な予感が最悪の形で実現することに。
おそらくは井口さんのキャラデザからやり直しってことなのでしょうから、
ロケハンに脚本、絵コンテ、音関係以外は全部おじゃんってことになるのかな。
特に不安を抱えながらのキャラデザ担当だった井口さんの精神的ダメージと、
特にキャラデザに深く関わる仕事を担っている
絵麻ちゃん、美沙、久乃木さんあたりの負担増大が懸念されますね。
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たぶんそれとかがネタ元かもね。