
SAO2期 第22話。
ユウキがアスナの前から姿を消した理由とは・・・。
以下感想
仮想世界の申し子
ユウキがアスナの前から姿を消した理由とは・・・。ユウキたちスリーピング・ナイツは必要以上にアスナと親しくなろうとしなかった。
それは決してアスナのことを迷惑に思っているわけではなくて、
アスナ自身のためにもそうしたほうがいいと思っていたから。
そんな言葉じゃ納得できないと言うアスナの気持ちもわかりますけど、
あんまり粘着質に執着し続けるのもどうかなぁとは思いますね。
最期の時ぐらい心静かに過ごしたいと思っているメンバーもいるかもですし。
困った時や傷ついた時、頼りになるのはやっぱり夫。
和人の助言で現実世界でのユウキの居場所を突き止めた明日奈は、
そこでユウキの担当医から彼女のこれまでについて聞かされることとなる。
一度手合わせしただけでユウキの境遇をここまで正確に推測するとは、
さすがは生粋のVRMMOオタクのキリトさんってカンジですね。
ユウキは出生直後にHIVに感染しており、以来15年間ずっと闘病生活を続けていた。
加えてターミナルケア用ヴァーチャルマシン「メディキュボイド」の被験者として、
SAOサバイバーを上回る3年間もの間仮想世界で生活し続けている。
単純にフルダイブ環境への経験値が高いのはもちろんのこと、
不自由なく身体を動かせる環境に感じていた喜び、
そして差し迫る死への恐怖と戦い続けていた期間もユウキのほうが上。
あのキリトにして「仮想世界の申し子」と言わしめるのにも納得です。
現実世界で明日奈に見つけてもらえたのを機に、
ユウキは仮想世界でもう一度アスナと対面し、
自身の口から詳しい事情と思いを伝える。
おそらく「長くてもあと三ヶ月のメンバー」のうちの1人はユウキ本人のこと。
だからこれまで頑張ってきたのに「もう満足」と諦めモードになってしまい、
無理を言えばそれでアスナも自分と同じように諦めてくれると思ったのでしょう。
しかしアスナには某猫型ロボット並の便利キャラとなりつつあるキリトさんがいる。
これはユイ専用にせこせこ作っていたマシンの出番ですね!
まとめ
今回はユウキの抱える病とこれまでの彼女の境遇が描かれた回。
闘病の苦しみ、死への恐怖、家族や仲間が次々と亡くなっていくことや、
周囲から謂われない差別に晒されることへの悲しみ。
仮想世界ではあんなに無邪気で楽しそうであったユウキが、
現実世界ではこんなにも過酷な境遇に身を置いていたとは・・・。
ユウキが健気すぎて、彼女の境遇があまりにも理不尽すぎて泣けてきますね。なぜかは知りませんがここ最近こんな気持ちにさせられる作品ばっかりで、
こちらとしてもそろそろ精神的にやられてしまいそうです。
「学校に行ってみたい」というユウキのこの願い。
アスナを諦めさせるための建前としての一面もあるのでしょうけど、
彼女の境遇を考えればどうしても叶えたい願いであることも疑いようがない。
だからこそ、これまで15年間も希望を持ってユウキには、
ここで「叶えられっこないムリな願い」と諦めてもらいたくはない。
「諦めたらそこで試合終了」というか、彼女の場合はそこで人生終了でしょうから。
アスナたちの協力でこの願いを叶えるとともに、
死の壁をできるかぎり乗り越え続けてもらいたいものです。
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