天体のメソッド 第9話 さよならの意味

天体のメソッド　第9話。
北美祭当日、乃々香と汐音の願いは叶うのか・・・。
以下感想

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願いの代償

北美祭当日、乃々香と汐音の願いは叶うのか・・・。

肝心の汐音がプラネタリウム作りに参加しなくなったものの、
代わりに多くのクラスメイトが手伝ってくれて、
プラネタリウムはかなり大掛かりなものに。
前回序盤の体たらくからは想像もできない見事な仕上がりですね。
それと元プロ市民なだけあり、柚季にはメガホンとプラカードがよく似合いますねｗ

7年前に乃々香たちが行った円盤召喚の方法。
柚季たちを炊きつけて巻き込んだのは碓かに乃々香でしたが、
最初にやりたいと言い出したのは乃々香でなく汐音だったみたい。
儀式自体は簡単でしたが、円盤を呼び出すのに願い事、
すなわち強い気持ちが欠かせないらしい。
これって「もう一度円盤に、ノエルに会いたい」とかじゃダメなんですかねぇ？

運命の北美祭当日、もうすぐ乃々香と汐音の願いが叶うからと、
これまで円盤から離れらることができなかったノエルもやってくる。
そして乃々香はまずノエルと共に出店を周ることに。
こんな可愛い生き物と出店を周れたら超楽しいだろうなぁ、羨ましいなぁ。

プラネタリウムに幼馴染4人、それにノエルも揃った。
しかし後一人、汐音だけは学校を欠席しており現れない。
約束を果たすため乃々香は汐音を探しに出て、見つけるのですが、
汐音はいつもの「自分から相手を突き放していくスタイル」を貫き続ける。
本気の本気で約束を果たす気がサラサラないのであれば、
わざわざ目立つ制服姿で意味もなく出歩いたりするわけないはず。
なので汐音は心の何処かでこうして乃々香に見つけてもらい、
説得してもらいたがっていたのでしょう。
まったくもって面倒くさい性格をしてるったらないですね。

乃々香の説得も虚しく汐音はその場から去って行ってしまう。
そして長時間円盤から離れ続けていた影響からか、
ノエルは体調を崩して倒れこんでしまう。
2人の願いが叶えばすぐ円盤ごと移動するつもりだったのでしょうから、
ノエルとしてもこれは想定外の事態なのでしょうね。
にしても2人の願いは叶わない、それでノエルがムダに苦しんでしまうとは、
誰一人として何の特もしない、一番ダメなパターンですねこれは。

まとめ

今回は本当なら乃々香と汐音の願いが果たされるはずであった北美祭当日。
「ノエルと別れたくない」という汐音の思いはよくわかるのですけど、
というか前回までは、唯一ノエルを気にかけてくれていた汐音のことが、
5人の中で一番好ましくすら思えていたのですけどねぇ・・・。
本当の本当の本当に今さらなことではありますけど、
ちゃんと自分の気持ちや事情を相手に伝えようよ、と言いたくなってきます。

ノエルのために自分なりの悪あがきをしてきた汐音ですが、
その行いがノエルを苦しめていたと知ればさすがに考えも変わるでしょう。
こうなると微妙に願いの趣旨も変わりつつあるような気もしますが、
次回で乃々香たちの願いが"形式上は"叶い、ノエルとも"一端は"お別れかな。
ただしこのままではバッドエンドにも等しい結末でありますので、
そこからの残り2話か3話における乃々香たち5人の活動に期待するとしましょう。