
Fate/stay night UBW 第6話。
学校に潜む3人目のマスターと、士郎に迫るキャスターの策。
以下感想
共同戦線
学校に潜む3人目のマスターと、士郎に迫るキャスターの策。士郎とアーチャーの、サーヴァントに対する認識の違い。
アーチャーは自分たちのことを使い捨ての道具同然、都合のいい掃除屋と言う。
アーチャーの言動からはその境遇への激しい憤りは感じるものの、
実際に自身を呼び出した凛に対しては負の感情を抱いていなさそう。
なのでアーチャーの憤りは英霊となった際の経験に起因するのでしょうね。
それに対し士郎はあくまでサーヴァント(セイバー)を自身と同じ人間と考えていた。
サーヴァント相手に生身の人間でも勝てるという思い上がりも、
この考え方によるところが大きいのでしょうね。
あとこの考え方には、「人の殻を被った道具だってちゃんとした人間であるはず」
という士郎の個人的な願いが込められているように感じました。凛と休戦協定を結んだ士郎は、昼間は凛と共に学校に張られた呪刻の除去、
帰宅後は剣の英霊による剣術の手解きと魔術の鍛錬に勤しむ。
士郎の魔術「強化」は、下準備にモノの構成を把握することが求められる。
そのため士郎はモノの構成を読み取ることに関してだけは凛以上に長けていた。
この特技は第1話でのストーブ修理でも有効活用されていましたね。
もっとも「強化」には多大な集中力が必要なようで、
違うところに集中した状態では見事にしくじっていましたけどw
士郎たちの学校に潜む3人目のマスター、イヤミなワカメ、間桐慎二。
憶測で悪者と決めつけられても仕方のない言動をしてるアレな男で、
能力もなければ根性もねじ曲がっている、完全に雁夜の下位互換ってカンジ。
(まぁ雁夜も雁夜で歪んだ激情を抱えていましたし、似た者同士ではあるのかな)
「魔力もないのにマスターをやらされている」とかほざいていましたが、
あの妖怪ジジイの方針を考えれば自らマスターを買って出たとしか思えませんね。
柳洞寺の魔女、キャスターに、睡眠中の士郎は拉致られる。
勝利のため、手段の善悪にこだわらず、幾重にも策を巡らす。
なんともキャスターらしいキャスターってカンジですね。
そんな士郎の窮地を救ったのは偶々通りかかったらしい(きっと嘘)アーチャー。
「女の激情とはなかなかに度し難い」とか、
凛のサーヴァントである彼が言うとムダに重みのある言葉ですねw
一方のセイバーは柳洞寺の門番、アサシンと対峙する。
アサシンのくせして身を潜め不意打ちを仕掛けたりするどころか、
堂々と姿を現しただけでなく果たし合いの礼儀として真名を明かすような男。
見た目にしても戦闘スタイルにしても、
前回登場のライダーのほうがよっぽどアサシンらしいですよねw
まとめ
今回は学校に潜む3人目のマスター登場と、残る2体のサーヴァントの登場。
共同戦線によって必然的に会話を多く交わすこととなった、
士郎とアーチャーの考え方の違いが非常に興味深い一話でした。
言うこと為すことがイチイチ皮肉が効いててキザったらしい。
しかしどこか優しさも感じる、そこがアーチャーの魅力ですね。
次回はセイバーvsアサシン、アーチャーvsキャスターの同時展開。
まず注目はかの高名な騎士王様に小次郎はどこまで肉薄するのか。
次にキャスターの神殿内+士郎という足手まとい付き
という圧倒的不利な戦場でアーチャーはどう戦うのかですね。
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遠坂家が普段は優秀なのに土壇場でうっかりを発動させるように、間桐家には歪んだ激情や欲望に流されて当初の目的を見失ってしまうという共通点が・・・
>アサシンのくせして身を潜め不意打ちを仕掛けたりするどころか、
堂々と姿を現しただけでなく果たし合いの礼儀として真名を明かすような男。
一応アサシンのクラスなので「気配遮断」のスキルがあるんですが、完全に無駄スキルになってますねw