けいおん!! 第16話 先輩！

けいおん!!　第16話。
軽音部にすっかり染まってしまったあずにゃんは
果たしてかつての自分を取り戻せるのか―――。
以下感想

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カムバックあたし！

軽音部の活動はミーティングばっかり
純に「変わった」と指摘されたあずにゃんは
「カムバックあたし！」を宣言します

意気込んで部室にやってきたあずにゃんでしたが、
部室にはムギしかいませんでした
誰かがやってきたら驚かせようと隅に隠れたり、
隠れてたらいつの間にか寝ちゃってたり、
ムギがいちいちカワイすぎますね！

ムギがお菓子のつまみ食いをしていたことが発覚、
唯は至る所にシールを貼ることにハマっていました
そしてムギは学園祭用の新曲を書いてきておりました。
どんな曲なのか非常に気になります！
結局この日のあずにゃんは、ムギのカワイさを再認識しただけでしたｗ

次の日、今度は澪しか部室におらず、
あずにゃんにとってはかつてないほどのチャンスでしたが…
あずにゃんは弦の張替えを終えた澪に
あろうことか「お茶を入れましょうか？」と提案してしまいます。
さらに律っちゃんの課題を手伝うために
みんなで律っちゃん家に行くことになります。

あずにゃんはあずにゃん

みんな（主に澪）に課題を手伝ってもらった律っちゃんは
お返しにみんなに手料理をふるまいます
律っちゃんの時々見せるこういう女の子らしいところが
とても素敵ですね！

さらに次の日、心が折れかけたあずにゃんを待っていたのは
最大の強敵である唯
まずはトンちゃんの水槽の掃除、
その後は未だに楽譜が読めない唯のためにレッスンです。
もう3年目だし、いいかげん楽譜覚えろよｗ

「カムバックあたし！」に必死なあずにゃんに
唯は「あずにゃんはあずにゃん」と言います
あずにゃんは「ぶ」のキーホルダーを
知らないうちになくしていましたが、
唯があずにゃんの名前入りシールを貼っておいたため、
無事あずにゃんのもとに戻ってきました。
唯の気まぐれも役に立つことがあるもんですね。

「ウェイトレスってネコミミ着けるものでしょ？」
学園祭でウェイトレスをやりたいと言う純にあずにゃんはこう言い、
クラスメイトにドン引きされますｗ
唯の一言がきっかけで、
あずにゃんはいつも通りに戻ったようですね。
憂とあずにゃんのネコミミウェイトレス姿、見てみたいな～。
（純は別にいいやｗ）

まとめ

今回はあずにゃんが軽音部に入る前の自分を取り戻そうとする話、
1期第9話でのあずにゃんを思い出しました。

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（以下、今回のあずにゃんに対する個人的な考察です　長文注意）
今回の話は1期第9話と同じように、
"理想と現実とのギャップ"がテーマです。
1期第9話は軽音部に対してのものでしたが、
今回はあずにゃん自身に対してです。

1期第9話でのあずにゃんは、
自分が思い描いていた軽音部の理想と
軽音部の現実とのギャップに苦しみ、
一時は軽音部を離れようとまでしました。
しかしあずにゃんは軽音部4人の演奏を忘れることができず、
最終的には軽音部の輪の中に入ることを選びました。

今回、あずにゃんは"軽音部になじんでしまった今の自分"を否定し、
「"入部したばかりの自分"こそが本当の自分なんだ」と
考えていました。
あずにゃんが軽音部の絆の象徴であるキーホルダーを
知らないうちになくしていたのは、
あずにゃんの心が自分でも気づかないうちに、
軽音部から離れつつあることを表現しているのではないでしょうか。

しかしあずにゃんは唯の言葉によって
「"今の自分"も自分であることにはかわりない」と
認めるようになります。
あずにゃんのキーホルダーが唯のシールによって戻ってきたのは、
唯の言葉があずにゃんの心を軽音部につなぎ止めたということを
表現した演出であると思います。

唯みたいな例外もいるかも知れませんが
"理想と現実とのギャップ"とは生きていれば誰もが感じるものです。
「理想をどこまでも追い求めるより、
どこかで諦めをつけて現実を受け入れ、それを楽しんだほうがラク」
今回の唯とあずにゃんを比較して、そんなことを感じました。
ある意味すごくけいおん!!らしい話だったのではないでしょうか。
（以上、考察終わりです）

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今回はあずにゃんはもちろんのこと、
お茶目なムギもすごくカワイかったです！
あずにゃん回にハズレはなしですね！！

ただ、期待していた軽音部の練習風景がなかったことだけが、
少し残念でした。