![結城友奈は勇者である 1 [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51eOuVhsHPL._SL160_.jpg)
結城友奈は勇者である 第1話、第2話。
2014秋アニメ感想第9段は、
Studio五組制作のオリジナルアニメーション。
以下感想
勇者部
人助けに勤しむ「勇者部」の面々は、ある日、本物の勇者になる。主人公の結城友奈が所属する部活、勇者部。
幼稚園での人形劇に他の部活動への助っ人活動、
さらには子猫の飼い主探しなど、
誰かのためになることであれば見境なく活動を行っている模様。
この手の得体の知れない部活動の中では珍しく、
精力的に活動しており、部活動として一定の地位は築いているみたい。
そんな勇者部の日常は、ある日を境に一端終わりを迎えてしまう。
そもそも勇者部の正体は、部長の犬吠埼風が、
世界を守るための勇者候補生を集めたものであった。
あくまで候補生で選ばれる可能性も低かったこともあって、
友奈たちは何も知らされぬまま命がけの戦いに巻き込まれることに。
しかし変身機能付きの専用スマホアプリは配布済みと準備には抜かりなし。
神樹様や大赦など古風な響きの単語が多い中、
こういったところだけは妙に現代的ですねw
謎の敵、バーテックスの相手は風とその妹の樹に任せ、
友奈は足が不自由な親友の東郷美森を連れ一時は避難するのですが、
その親友を守るため友奈は勇者として覚醒を果たす。
徒手空拳が武器の友奈は親に教わった武道が特技であるらしい。
友達思いでいざというときは勇敢に戦える勇者向きな性格は、
武道を学ぶ過程で身につけたものなのでしょうね。
友奈と風、樹の3人は、苦労しつつも最初の敵を無事討伐することに成功。
後に風は勇者部の面々が巻き込まれたこの非日常について説明するが、
人の善意を尊重する友奈、姉のことを心底慕っている風は別として、
東郷さんだけはすべてを秘密にしていた風のことを批難する。
一人だけ敵前逃亡していた東郷さんがそれを言うかってカンジもしますが、
他の2人が何も言わない以上、彼女が言わねばならなかったのでしょう。
いろいろと闇を抱えがちな娘であることも間違いないみたいですけどw
最初の敵の襲撃から翌日、早々に次なる敵が現れる。
しかも今度は三体同時の襲撃という大盤振る舞いっぷり。
三体の絶妙な連携に友奈たち3人は苦戦を強いられるが、
友奈を守るため今度は東郷さんが勇者として覚醒する。
意外なことに勇者化したら足が治るとかそういう設定ではなく、
故に戦闘では様々な銃火器による中~遠距離支援がメインみたい。
まぁ機転が利き処理能力にも長けた彼女向きのスタイルですね。
まとめ
てなわけで「結城友奈は勇者である」の第1話と第2話。
第一印象は「まどマギをベースにいろんな作品をごった混ぜにした作品」ですねw
それはもう、どれだけの作品が混ざっているのか挙げていくのが面倒なほど、
いろんな作品で見たことのある要素がてんこ盛りでした。
戦闘シーンそのものはなかなか迫力があって見応えがあったのですけど、
ところどころでどうしても既視感に苛まれたせいか、
純粋な気持ちで楽しむことができなかったのが残念なところ。
でも日常パートで繰り広げられる会話劇、
戦闘でも随所に盛り込まれている愉快な掛け合いはよかったですね。
そもそもこの作品を愉快な日常モノと期待していた私としては、
この点については期待通りといったところでしょうか。
あと注目すべきはこの作品の猛烈すぎるペース。
なにせ、いかにも物語のキーになりそうであった「変身できない娘」は、
結局は2話一挙放送であるため時間にして30分にも満たない間に変身してしまった。
第2話の段階で12体いる敵の3分の1を倒してしまったわけですから。
このペースを緩めなければ、物語を二転三転させていく、
あるいは日常パートに注力していくには十分なマージンを確保できるはず。
そのマージンを活かしてどのようなオリジナリティを確立していくかが、
この作品の見所となりますね。
- 関連記事
-
にほんブログ村