
甘城ブリリアントパーク 第3話。
「甘ブリ」建て直しのため、西也の支配人代行として仕事がはじまる。
以下感想
千里の道も一歩から
「甘ブリ」建て直しのため、西也の支配人代行として仕事がはじまる。「甘ブリ」建て直しの第一手として、西也は臨時休業による園内整備を行う。
29年間臨時休業せず働き続けたことを誇っているモッフルは、
「ゲストの信頼を裏切る行為」としてこの対応に激しく憤るのですが・・・。
その結果が今の惨状なわけですから信頼もクソもあったもんじゃない。
長年続けていきた慣習を壊され、
安心感が失われることを恐れただけにしか思えませんね。
続いて西也は「営業時間の拡大」「定休日の廃止」
そして「完全無料(後に30円)」という事業計画を打ち立てる。
前者2つはもっともな意見ですが、
最後については「甘ブリ」の今後を考えるとやっぱり問題があるように思えます。
まぁ3ヶ月限定の支配人代行である西也にしてみれば、
それ以降のことなんて知ったこっちゃないのでしょうけど。
"所詮は期間限定の代理人"という西也の立ち位置も、
「甘ブリ」建て直しにおける問題の一つのようにも思えてきます。
その後西也は、女性キャスト+いすず+ラティファによる、
「水着姿でのPV撮影とその公開」を行う。
そこまでしても結果は思ったほど芳しくなく、
実際に身体を張ったいすずが不満を覚えるのも理解はできます。
しかしこの限られた時間と予算では新アトラクションの建設など、
本来王道とされているテコ入れは実質不可能なわけですので、
下品だろうが効果が薄かろうがなんだろうが、
少しずつでも知名度を上げていく以外に選択肢はないですよね。
その水着PVは「モッフルのクレーマーへの暴力動画」に引き上げられる形で、
暴力動画ほどではないものの若干ながらヒット数が上昇してきた模様。
まぁあのモッフルのショートフックによるカウンターは見事なものでしたものねぇw
その動画で調子に乗りまくるモッフルですが、
実はこの動画の編集&アップも西也の手によるものであった。
真実を知る前の、クソ憎たらしい表情をしているモッフルが、
あまりにも滑稽すぎて超面白いですねwwまとめ
今回は「甘ブリ」建て直しのため西也が具体的なアクションを起こした回。
園内整備に営業時間の見直し、それに広報活動と、
どれも地味で即応性は低いものの欠かすことのできないものばかりでしたね。
これらは今後の経営再建に向けての土台作りであるため、
現段階ではその効果が見えてこないのが当たり前。
それでも少しずつ動員数が増えてきていることから、
やはり西也の経営方針は間違っていないのであろうことが覗えますね。
そうは言っても結果があまり芳しくなく、焦るいすずの気持ちもまたわかる。
千里の道も一歩からとはよく言いますけど、
このペースでは期限までにゴールには到底届かない。
それこそ「魔法の力」で客寄せしたりとか、
キャストや西也の出自で話題作りをしたりとか、
魔法の国の連中をサクラとして招き入れるとか、
これまで以上に節操のない策を打ち出す以外に道はないと思うのですが・・・。
今回のあくまで正攻法な再建計画にすらところどころで不満を漏らす、
いすずやモッフルたちの気持ちが一番の問題となってきますね。
ゲストに楽しい一時を過ごしてもらうことを目的とする遊園地にとって、
接客を担当するキャストのモチベーション低下はまさに死活問題。
こういった感情論を持ちださるを得ないのが組織運営の難しいところですね。
急進的な再建計画ではどうしたってキャストたちからの不満の声が上がる、
かといってこのまま悠長に構えていては目標達成は夢のまた夢。
時間や予算といい制約が厳しすぎてムリゲー臭がハンパないのですが、
このあたりの折り合いを西也がどうつけるかが非常に見ものです。
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