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新約 とある魔術の禁書目録 11巻

新約 とある魔術の禁書目録 (11) (電撃文庫)

「新約」とタイトルを新たにした
「とある魔術の禁書目録」11巻の感想です。

食蜂操祈

まずは今巻の主人公でありヒロインのみさきちについて。

今巻は作中の時間軸で言うところの1年前、
みさきちの上条さんとの過去から物語がスタート。
当時の2人の関係は今の上条さんと美琴のそれとかなり似通っている。
にしてもみさきちはわずか1年でこれほどまでに立派に成長したのかぁ。
てことは美琴も1年後にはもしかしたらもしかするのかも・・・。
まぁそれだと美琴のキャラ性が半減するので個人的にはノーサンキューですw

新約7巻でのどんでん返しから予想はできていたのですが、
今巻も2人の過去は前座、というか物語の土台でしかなく、
物語の焦点は「みさきちの上条さんとの記憶が本物か否か」へ移る。
新約7巻ほど舞台がコロコロ変わったり登場人物が変化したりはしませんでしたが、
「過去」という本来は確定的なものが前提から崩れていく様子には、
なんともいえない恐怖と緊張感がありましたね。

精神絡みならどんなことでも可能という万能すぎる能力を持つみさきちが、
それでも一線を超えずに自分なりのルールを規定しているのは、
自由度の高すぎる能力をリモコンで区切りをつけているのと理由は同じように、
その一線を超えてしまえば歯止めが効かなくなり、
結果今回彼女が味わったような恐怖に襲われると、
本能的に理解しているからだと思いました。
だからこそ自身の能力が効かない上条さん、との過去は、
みさきちにとって欠かすことのできない基準点であったのでしょう。

そんなみさきちにとって上条さんと肝心の記憶の共有ができないのは、
それはそれは悲劇的な話であるわけなのですが、
それでも自身の中の記憶だけを頼りに歩み続けるところが、
彼女のなんとも立派で健気な部分でありますね。
まぁ記憶があろうがなかろうが、今も昔も、
上条さんが上条さんのままであり続けていたことが大きいとは思いますけど。
にしても奇跡が起きねば決して報われない思いを抱き続ける少女とか、
今巻で作中屈指のヒロイン力の持ち主となりましたね、みさきちは。


上条当麻

続いてみさきちの記憶の中の過去の上条さん、そして今の上条さんについて。

前述の通り記憶のすべてを吹き飛ばされる前の上条さんも、
今と変わらず女の子を助けるために奔走する男であったようですが、
今のように守ろうとした者すべてを守り通せていたわけではなかった。
その不完全さこそかつて「偽善使い」と自嘲していた理由でしょうね。

今巻の上条さんは雲川姉に導かれるまま、何もわからないままに、
みさきちと「もう一人の食蜂操祈」と言える蜜蟻愛愉を救ったわけなのですが、
これは図らずもかつて果たせなかった救済を果たしたことにもなるんですよね。
なので「もし上条さんが記憶を取り戻していたら、
または自分と蜜蟻のかつての関係を知っていたら、
この一連の出来事に果たして何を思っていたか」
がほんのちょっとだけ気になったりもしました。

でもこの「たられば」にはおそらく何の意味もないでしょうね。
みさきちやインデックスを救うために動けていた時点で、
記憶を失う前の上条さんは蜜蟻の件を乗り越えることができている。
そして今の上条さんも新約での一連の事件にて同様に成長している。
今さら思い出す必要も新たに知る必要もないことなのでしょう。

上条さんがみさきちのことを思い出すことができなかったのは、
インデックスの件とはまた別に脳に損傷を負っており、
みさきちのことを新たに認識することすらできなくなっていたから。
みさきちの記憶の中での上条さんは、今はもういない「過去の人」として、
決して顔が描かれることがなかったのですが、
上条さん視点ではみさきちがその「過去の人」となってしまっていると考えると、
ものすごく切ない気持ちになってきますねぇ。
(実際は「過去の人」にすらなれないという悲惨っぷりですしね)
というかインデックスの件以外にも実は脳に損傷を負っていましたとか、
上条さんの脳みそはどんだけボロボロなんだよってカンジですよねw


まとめ

てなわけで新約禁書11巻の感想でした。
1年前には貧乳状態でスク水姿を披露したり、
現在では巨乳状態で下着姿を披露したり、
上条さんとの思い出の品を大事に持ち歩いていたり、
奇跡を信じて待ち続ける乙女チックな面を披露したり、
なんかもうイチイチ列挙していくのがめんどくさくなってくるほど、
みさきちのこれまで通りの魅力と新たな魅力が詰まりまくっていました。

事件自体も退屈なものではなく、それでいて悪辣でもなく後味も良く、
一段落入れるための短編としては申し分ない一冊でしたね。

で、次巻からは魔術サイドに寄りまくっていたこれまでとは一転して、
いよいよ待ちに待った科学サイドがメインとなってきそうな予感。
科学と言えば「木原」ということで今巻も終盤で木原一族が大活躍。
これまでの「木原」も木原くンをはじめ粒ぞろいだったのですが、
今度の木原はワンちゃんというこれまでにないぶっ飛び方ですよねw
妙に愛嬌があったり割と真っ当そうな考えの持ち主っぽかったり、
見た目以外にもこれまでの木原とは一味違っていそうに思えます。

そして何より気になるのがこの「木原」が、
レディリーやフロイラインといった不死者たち、
ドラゴン=エイワスといった規格外のバケモノに対抗できる、
言わばオカルトキラーという役回りであることですね。
主に魔神オティヌスによってより一層魔術サイドに偏重した、
この作品のパワーバランスを一変させてくれることに激しく期待しています!
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[ 2014/10/13 19:00 ] ライトノベル感想 | CM(12) | TB(1)
[ 2770 ] Re: 新約 とある魔術の禁書目録 11巻
新約7の頃から、なんで食峰さんは、上条さんの事が好きなのに必要以上に接触しないのか、疑問に思ってました。
接触しても忘れられてしまうとは、かなり悲劇的な真相でしたね…
これで現在上条さんの傍にいる美琴やインデックスに特にイヤガラセもしない(美琴とは頻繁に喧嘩してますがw)で見守ってるとは、なかなかできる事じゃないですね。
食峰さんへの好感度がだいぶ上がりましたw

そういえば化学サイドの物語に一方さんが全く絡まないのは初めてかも…(内容が内容なので当然ですが)
[ 2014/10/13 20:53 ]
[ 2772 ]
みさきちがヒロインとのことで新約七巻から久しぶりに読みました。しかも、既刊はすっ飛ばして(笑)

ヒロイン力が桁違いに高くてもどかしさすら感じました(笑)。絶対報われないだろうけど報われて欲しいと思いました。
ヒロインや今日のゲスト的なヒロインはたくさんいますが、みさきちがダントツの一等になりました。
[ 2014/10/14 20:28 ]
[ 2775 ] 河原さん、コメントありがとうございます
> これで現在上条さんの傍にいる美琴やインデックスに特にイヤガラセもしない(美琴とは頻繁に喧嘩してますがw)で見守ってるとは、なかなかできる事じゃないですね。

そういった面でもみさきちはヒロインとして大変素晴らしい。
体型だけでなく性格面も見事に成熟していますね。

> そういえば化学サイドの物語に一方さんが全く絡まないのは初めてかも…(内容が内容なので当然ですが)

言われてみれば、科学サイドメインの話で一方通行の出番が皆無であったのは、
新旧合わせておそらくこれがはじめてのことでしょうね。
[ 2014/10/15 08:01 ]
[ 2777 ] 零崎零識さん、コメントありがとうございます
> みさきちがヒロインとのことで新約七巻から久しぶりに読みました。しかも、既刊はすっ飛ばして(笑)

へぇ、そうだったのですか。
まぁ短編である今巻はそれでも問題なく楽しめる内容ですものねぇ。

碓かにこれまでの「グレムリン編」は冗長だったという印象が強いのですが、
クライマックスのラスト三巻、特に上条さんの絶望と再起が描かれた9巻はかなり読み応えがありましたので、
時間があれば一度目を通しておくことをおすすめします。

> ヒロインや今日のゲスト的なヒロインはたくさんいますが、みさきちがダントツの一等になりました。

超電磁砲の大覇星祭編での活躍といい、
現在一番勢いのあるヒロインは間違いなくみさきちですよね。
今人気投票をやってみたらどのような結果になるかが気になるところです。
長らく一番人気である美琴とも非常にいい勝負になるんじゃないかと思います。
[ 2014/10/16 08:00 ]
[ 2779 ] Re: 新約 とある魔術の禁書目録 11巻
オティちゃんの全盛期の力なら上条さんの脳を治せたかも?自分はまだ希望は捨てません。
上条さんと結ばれるような贅沢は言わないので、せめて記憶がもどって欲しいです。
[ 2014/10/17 23:52 ]
[ 2782 ] サクさん、コメントありがとうございます
> オティちゃんの全盛期の力なら上条さんの脳を治せたかも?自分はまだ希望は捨てません。

碓かに魔神オティヌスの力なら上条さんの脳もなんとかできたかもしれませんが、
上条さんは神の加護やら奇跡といったものまで打ち消してしまう能力の持ち主で、
それ故に絶対的に不変な「基準点」として設定されている存在なわけですので、
個人的にはその展開はかなり望み薄ではないかと思います。
仮にそれが叶うとしたら、上条さんがその役割を終える時、
つまりはこの作品が終わる時ではないでしょうか。
[ 2014/10/18 20:06 ]
[ 2783 ] Re: 新約 とある魔術の禁書目録 11巻
食峰さんが、ドリーの面影のある美琴に、あれだけ突っかかるのは能力や立場の事だけでなく、やっぱり上条さんの事があったんですねw
超電磁砲第7巻の「警告」は、時系列的に上条さんと美琴の間接キスや「残骸事件」の割とすぐ後だし、もしかしたら本当はそっちの意味での「警告」だったのかもw(アニメ版だと「警告」のタイミングが、美琴が上条さんに本格的に惚れる前に変更されてますが…)

食峰さんの派閥のメンバーは、やっぱり普段は「精神掌握」と関係なしに食峰さんを慕ってるみたいですね。 そうだとは思ってましたが、確定されたのはうれしいです。
それにしても、操られてでも役に立ちたいというのは凄いですよねw あの縦ロールさんには、黒子に近いものを感じましたよw

不謹慎ですが、回想とはいえ上条さんが普通に死にかけるのは珍しいな、と思ってしまいましたw(新約9は例外中の例外)
最近は血袋にされても、その後にさらにバトルができるくらいですからねw
[ 2014/10/18 23:52 ]
[ 2784 ] 通りすがりの幻想殺しさん、コメントありがとうございます
> 食峰さんの派閥のメンバーは、やっぱり普段は「精神掌握」と関係なしに食峰さんを慕ってるみたいですね。 そうだとは思ってましたが、確定されたのはうれしいです。
> それにしても、操られてでも役に立ちたいというのは凄いですよねw あの縦ロールさんには、黒子に近いものを感じましたよw

常盤台最大派閥の一員になる旨味を考慮したとしても、
心理掌握を持つみさきちのそばに身を置くには、
そもそもそのぐらいの気概がなければ不可能ですよね。
でも派閥メンバーに「操られてても構わない」と思わせたのは、
どんな状況であろうと筋だけは通そうというみさきちに人柄あってのことだと思います。

> 不謹慎ですが、回想とはいえ上条さんが普通に死にかけるのは珍しいな、と思ってしまいましたw(新約9は例外中の例外)
> 最近は血袋にされても、その後にさらにバトルができるくらいですからねw

上条さんにとって今回みたいに異能が全く絡んでこない相手って意外とレアですからねぇ。
上条さんのタフネスが人外レベルに達する前、つまりは旧約時代において、
土御門や神裂、アックアを相手取った時はなすすべもなく死にかけていましたし、
私としてはまぁこんなもんかなって印象でしたw
[ 2014/10/19 19:34 ]
[ 2790 ]
すみません、読んでいなかったのは新約九巻まででした。

>現在一番勢いのあるヒロインは間違いなくみさきちですよね。
下手したらインテリジェントさんも上回りそうですね!
[ 2014/10/23 21:40 ]
[ 2792 ] Re: 新約 とある魔術の禁書目録 11巻
次巻からは、また科学VS魔術の構図になるんでしょうか?
だとしたら個人的には、魔術サイドのキャラたちにも活躍してほしいですね
グレムリン編では、インデックスを別にすると、バードウェイとオッレルス、あとはトールさんと神裂さん、つい最近まで敵の首領だったオディヌスくらいしか目立った活躍をしてませんでしたからね。
新約10のアニューゼも、何気に凄いことをやってましたけど、あんまり活躍したとは言い難いですしね。

化学サイドは、一通さん、浜面、アイテムの面々、美琴、垣根くん、妹達(総体さん)、みさきち、「木原」の面々と、かなり活躍しましたし、魔術サイドのキャラにも頑張ってほしいところです。
でも、確実に何人かはワンちゃんの噛ませ犬(文字通り)にされそう……

[ 2014/10/24 19:55 ]
[ 2798 ] 零崎零識さん、コメントありがとうございます
> 下手したらインテリジェントさんも上回りそうですね!

インデペンデンスさんも新約の後半では珍しく出番がありましたがそれでもチョイ役でしたし、
まず間違いなくみさきちの圧勝となるでしょうねw
[ 2014/10/26 18:28 ]
[ 2802 ] 名無しさん、コメントありがとうございます
> 次巻からは、また科学VS魔術の構図になるんでしょうか?
> だとしたら個人的には、魔術サイドのキャラたちにも活躍してほしいですね

個人的にそろそろ新たな活躍が見たい魔術サイドのメンツとしては、
最初に科学サイドとの戦端を開いたシェリー、
続いて科学サイドに本格的な殴り込みをかけてきたヴェント、
個人的に大好きなアックア、
あとはやっぱりステイルですね。
このあたりは比較的科学サイドと絡ませやすい魔術師なので、
それなりに活躍を期待してもいいのではないかと思っています。

科学サイドで個人的に期待しているのはやはり、いまだ謎に包まれた第六位です。
[ 2014/10/27 23:26 ]
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とある魔術の禁書目録II
とある魔術の禁書目録IIに関するアニログです。
[2014/10/13 22:08] anilog


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