
SAO2期 第6話。
キリトの抱えるトラウマと、キリトとシノンの直接対決。
以下感想
同じ傷を持つ者同士
キリトの抱えるトラウマと、キリトとシノンの直接対決。SAO内で猛威を振るった殺人ギルド、ラフィン・コフィン。
キリトやアスナ、クラインをはじめとしたSAO攻略組は、
かつてこのラフィン・コフィンの殲滅作戦を実行したのだが、
双方に多数の犠牲者を出す凄惨たる結果となった。
キリトもまたラフィン・コフィンのメンバーを2人殺めていたのですが、
殺らなければ殺られるという極限状況下での出来事だったわけですし、
シノンのかつての事件と同様仕方のないことではあるでしょう。
デス・ガンと思わしき灰色マントの男との邂逅によって、
かつてのトラウマを呼び覚まされたキリトは、
鬼気迫る形相で捨て身の戦いを続け、予選決勝まで勝ち残る。
同じくシノンも、豹変したキリトを見て若干調子が狂わされるものの、
持ち前の狙撃の技術で予選決勝まで勝ち残るのだが・・・。
特にスナイパーのシノンにとっては照準の精度こそが命であるわけで、
つまりは照準が「プレイヤーの心拍」とリンクするこのシステムにより、
シノンとしての実力と詩乃としての精神的強さが結びついてくるわけですね。
決勝行きを決め半ばシノンとの勝負を捨てていたキリトですが、
真剣勝負を心から望むシノンの言葉を受け、決闘スタイルでの決着を申し出る。
結果はもはやゲームの枠を超えた力量を見せつけたキリトの勝利。
しかしキリトはこの力量をただの仮想世界上での「技術」と言い張り、
リアルで自分や大切な人を守れるような「強さ」ではないと主張する。
そうは言ってもキリトには上記のトラウマと向き合う機会がなかっただけで、
1期最終話での須郷との戦いを観る限り、
いざとなればその「強さ」を十分に発揮できるとは思いますけどね。まとめ
今回はキリトの抱えるトラウマ発覚と、予選決勝でのキリトとシノンの戦い。
超人的な腕前を持ちながら、ラフィン・コフィンの影に怯えて震えまくる。
キリトの繊細すぎる一面が描かれた回でした。
SAO編でもALO編でもそうであったように、
歳相応に精神的に脆いところがあるのがキリトの魅力であり、
多くの女性陣をたらしこむことに成功した要因でもあるのでしょうねw
トラウマと向き合うことを恐れて逃げ続けていたキリトに対し、
シノンは自ら率先してトラウマに立ち向かい克服しようともがいている。
また仮想世界での強さを得ることに執着しているシノンに対し、
キリトはその強さがあくまで仮初めのものでしかないことをよく知っている。
同じ傷を持つ者同士でありながら互いの足りないものを持っているこの2人は、
共に成長しあえるいいパートナーとなりそうですね。
そして次回からはバレット・オブ・バレッツの本戦。
いよいよ話題のデス・ガンさんの本格参戦でしょうか。
その謎に包まれた犯行手口もさることながら、
キリトと同じSAOサバイバーである彼の素の実力にも注目してます。
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>1期最終話での須郷との戦いを観る限り、
>いざとなればその「強さ」を十分に発揮できるとは思いますけどね。
う~ん、それって「強さ」なんですかね?
黒猫団の一件でキリトがそう思えないっていう部分もあると思うんですが
一期でアスナがキリトに魅かれた理由ってそういう強さじゃないじゃないですか、
それに須郷をぶちのめした時のキリトって今回の予選2~準決勝の特攻モードと同じで恐怖の反動から暴れただけの部分もあると思うんですよ
普段あんなのだから忘れがちですが、キリトは誰かに背中を押してもらわないと戦えない臆病な少年です、キリトの強さはその背中を押してくれた誰かに知らず知らずの内に与えていた影響力ではないかと、その一周の無い力は彼的に信じられないのではないでしょうか
以上、長文失礼しました