![Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ! 第1巻 [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51YxFjCoHKL._SL160_.jpg)
プリズマ☆イリヤ2期 第5話。
イリヤのある発言がキッカケで、イリヤとクロは再度敵同士となってしまう。
以下感想
ただ、元の生活に戻りたい
イリヤのある発言がキッカケで、イリヤとクロは再度敵同士となってしまう。カード回収も目的としてる年増2人にとって、
問題はクロが存在していることではなくアーチャーのカードが消えたこと。
そしてクロに生活を引っ掻き回されているイリヤの望みは、
「ただ、元の生活に戻りたい」
どちらも現状ではクロに消えてもらわないことには叶いそうにないわけで、
そのことにクロが憤りを感じるのもまぁわかるのですが・・・。
話をしようにもクロ本人がそれを放棄してしまっている。
そしてそもそも先にイリヤを消そうとしたのはクロのほう。
どちらものっぴきならない事情があってのことなのかもしれませんが、
それでもその事情を知りようがないイリヤと年増2人には、
上記の発言について何一つとして落ち度はないように思えます。要するにイリヤも年増2人も若干思慮が浅かった部分はあったものの、
それでも結局はクロの自業自得でしょうがって話です。
イリヤたちの前から再度姿を消したクロは、
唯一共感を得られそうな美遊を呼び出し、彼女を懐柔しようとする。
クロの解釈ではイリヤの言う「元の生活」とは
「美遊と出会う前の生活」のことらしいのですが、
ここでの議論の焦点は事態の収拾の仕方についてであり、
今現在イリヤにとって一番の問題はクロの存在なわけで、
「元の生活」ってのは単純に「クロが現れる前の生活」のことでしょう。
大体、イリヤと美遊のわだかまりについては1期ですでに解決済みですしね。
理解してもらう努力もしてないくせにその責任が相手にあると決めつけ、
挙句の果てにその相手の存在価値すら否定し始める。
ここでのクロの発言はあまりにも自分勝手すぎていい加減腹が立ってきます。そんなクロのバカげた拡大解釈を聞いても美遊のイリヤへの愛は揺るがない。
いやぁよかったよかった、美遊とクロって似た出自っぽい気がしたので、
美遊がクロ側についてしまうのかとほんのちょっとだけ不安だったのですが、
さすがはイリヤの正妻ってカンジでしたねぇ。
まとめ
てなわけで今回はイリヤとクロの再度の敵対。
幼さ故に無意識に相手を傷つける発言をしてしまったイリヤ・・・、
ではなく、歪んだ捉え方で暴走を加速させるクロがなんともヒドい一話でした。
それとエーデルフェルト家でなぜかイリヤ以上に大変な目にあっていた士郎と、
夏休みを求めるあまり大暴れする龍子がとても面白かったですねw
これまでの言動からクロはイリヤよりは大人びているように思えてたのですが、
今回のクロの様子を観て一転、こりゃイリヤ以上に幼稚な存在ですね。
こうなってくるとクロを消さずに何もかもを上手く収めるには、
イリヤがクロの「お姉ちゃん」としてイリヤからクロに歩み寄る他ないでしょう。
「姉だから妹のわがままを無条件で許して受け入れてあげなければならない」
というのはとてもムカつく話なのですけどね。
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大人びた振る舞いと喋り方をしながら、その実一方的なコミュニケーションしか取らない幼稚で我侭な性格、突然の日常をきままに楽しむ奔放さ、そして悪気なくイリヤを殺そうとする無邪気な残酷さ。
実はクロの人格はstay night本編のイリヤに近いものがあります。
そう考えると、この世界のイリヤがクロに命を狙われたのは何とも皮肉な話かもしれませんね。
本編ではイリヤ自身が、クロと似たようなノリで士郎を何度もバットエンド送りにしてますからね。
もっとも、本編のイリヤは実は士郎を殺したことは一度もないんですけどね。死んだ方がマシじゃないかという目に遭わせてますが、命までは取らないんですよ。
これは本編のイリヤにとって士郎が嫉妬と恨みの対象であると同時に最後の家族だからということらしいです。 だから士郎に対する態度や扱いが極端に変わるんですよ。 この辺の極端さもクロに似てますね(極端な対応の対象は士郎じゃないですけど)