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とある科学の超電磁砲 10巻

とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲 (10) (電撃コミックス)

「とある科学の超電磁砲 10巻」の感想です。

上条当麻&削板軍覇vs御坂美琴

まずは上条さんと軍覇のコンビと、暴走した美琴の戦いについて。

木原幻生による絶対能力進化計画により、
強引にレベル5とレベル6の狭間へと進化させられた美琴。
ミサカネットワークに打ち込まれたウイルスが原因、
心理誘導によって攻撃対象を設定させられていると、
作中時間ではこの大覇星祭直後に起こる、
0930事件編でのヒューズ=カザキリを連想する状況です。

暴走を始める美琴を止めるため、我らが上条さん、
そしてあの第七位、削板軍覇が共に美琴の前に立ちはだかる。
超希少な天然能力者「原石」(正確には上条さんは原石ですらないですが)、
測定不能で原理不明、格付け不能のジョーカーコンビ。
幻生でなくとも興奮が抑えられない組み合わせですよね!

本編でもちょくちょくそのとんでもない戦闘力を披露してきた軍覇なのですが、
出力が数十倍にまで底上げされた美琴と真正面からやりあえてしまえるあたり、
その戦闘力はレベル5の中でもさらに規格外、
第一位や第二位にすら肉薄しかねないレベルに思えます。
というかこの3名はいい加減レベル5という枠の外に定義すべきですよねぇ。
じゃないとむしろ他のレベル5が気の毒に思えてきますw

そんな軍覇ですら、レベル6へ移行途中の美琴に単身では敵わない。
このことからレベル6という存在がどれだけとんでもないものかも伺えます。
その力の正体は「別の世界から来た何か」とのことで、
異なる世界の有機と無機を司る能力である「一方通行」と「未元物質」には、
美琴とは異なり完全な形でレベル6に到達できる可能性があるのでしょう。
そしてそれは原理不明な力を操る軍覇も同様であるのかな?
まぁ彼の場合能力者かどうかも定かではないのでちょっと事情が違ってきますが。

暴走が進み、いよいよ学園都市を吹き飛ばしかねない攻撃を放とうとする美琴を、
軍覇の援護を受けた上条さんが捨て身の特攻で止めようとするのだが・・・。
旧約最終巻で上条さんが「右腕の中の存在」を自覚していた様子であったことが、
これまでずっと疑問だったのですが、
今回のこの戦闘はこれについての補完でもありましたね。


「竜王の顎」の初出ははるか昔のアウレオルス戦でしたが、
あの時点では「黄金練成」の産物である可能性も捨てきれなかったわけですし。
おそらく上条さんはアウレオルス戦ですでにある程度疑問を抱いており、
今回の美琴戦でその疑問が確信に変わったってカンジなのでしょう。
にしても、(本編既読者にとっては)今となってはごく自然な光景でなのですけど、
「右腕の断面から竜が出てきて、その後右腕が元通りに生えてくる」
ってのはなんとも気持ち悪い現象ですよねぇw

白井黒子vs警策看取

続いてジャッジメントの白井黒子と暗部の警策看取の戦いについて。

幻生のボディガード、操祈への対抗戦力であるみーちゃんこと警策看取は、
操祈に便利屋として扱われる黒子が相手をすることに。
相手は自身と同ランクのレベル4でしかも暗部の人間。
それにまだ結標戦での傷が完全に癒えていないという状況の中、
なんとも黒子らしい頭を使った、それでいて泥臭い活躍をみせてくれましたね。

初春と佐天さんの協力を得てみーちゃんの能力は封じたものの、
戦場や負傷具合などコンディションの面ではみーちゃんに分があった。
それでも黒子が勝利できたのはみーちゃんの予想を上回る覚悟があったから。
すでに負傷していたとはいえその右腕を捨てるとは、
結標戦で傷だらけになることに慣れきった黒子ならではってカンジですねw

幻生に協力をしていたみーちゃんですが、
その動機はドリーを犠牲にした学園都市、統括理事会への憎悪であった。
彼女が憎悪する存在の中でも特に飛び抜けた悪人である幻生に
いいように使われては本末転倒もいいところなのですけど、
まぁ暗部に属する学生の大半は彼女と同様でありましたね。
そんな残念なほど不器用なみーちゃんも、黒子、そして操祈によって、
最後には無事救われてホントよかったですよね。

食蜂操祈vs木原幻生

最後に今回の主役である操祈と、黒幕である幻生の戦いについて。

「心理掌握」に対抗できるのは同じ「心理掌握」の能力者だけ。
てなわけで操祈は「外装代脳」を乗っ取った幻生との駆け引きに挑む。
学園都市の暗部の中でも、特に闇の中の闇の住人で、
かつ「幻想御手」の応用で「多才能力」まで使う幻生に対し、
操祈の手札は「外装代脳に施されたいくつかの防衛策」であった。

「リミッター解除コード」の下に「自壊コード」が見えた時点で
操祈の最後の一手はわかりきっていたのですが、
その一手を打つに至った操祈の読みの正確さと精神力が素晴らしかったですね。
幻生が罠にはまる前に始末される可能性があったのはもちろんのこと、
仮にそれ以前の策で幻生に勝利してしまっていても、
今度は自分の仕掛けた罠に自分自身がかかってしまう危険があったわけですし。

能力の優位性が失われた段階でただのか弱い美少女、では決してない。
脳を損傷し能力に制限がついた状況で木原くンに挑んだ一方通行といい、
策で能力を封じられたり限界に陥ってもあがき続けたアイテム戦での美琴といい、
レベル5たちの強さの本質は、それだけの能力を得るに至った、
確固たる精神力にこそあるのではないのかと思わせられますね。

そんなわけでこの大覇星祭編では主役級の活躍をみせた操祈なのですが、
最大の見せ場はラストのみーちゃんとドリーの妹の再会シーンにありましたね。
人の記憶を好き勝手改ざんしたり行動を操ったり、
どれだけ女王様然に振る舞っても誰にも咎められることのない立場の操祈が、
まさかドリーに嘘をついていたことに罪悪感を覚え、最後は涙するとは・・・。
なんだかんだで根はものすごくいい娘だったんですねぇ操祈は。


(美琴以外は)人格破綻者ばかりと評されるレベル5たちですが、
実際のところ性根から腐りきっている者は一人としていない。
敵や部外者に対してはまるで容赦をせずやりたい放題なのも、
裏を返せば身内への強い優しさの現れとも言える。
こういう「善悪のギャップ」こそががレベル5たちの、
そして彼らが活躍する科学サイドの魅力なんですよねぇ。

まとめ

てなわけで今回は大覇星祭編のクライマックス。
3つの戦いが目まぐるしく展開されたのですが、
そのどれもがとても濃い内容でとても大満足でした!
いやー、こうなってくると一刻も早くアニメでこの大覇星祭編が観てみたい、
特に操祈と軍覇の活躍が観てみたい。
あぁでもその前に順番としては禁書3期が先になるのかな。
まぁ何にせよ「とあるシリーズ」の次なるアニメ展開が待ち遠しいです。
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[ 2014/08/03 21:30 ] マンガ感想(未分類) | CM(6) | TB(2)
[ 2670 ] Re: とある科学の超電磁砲 10巻
初めてコメントします

超電磁砲担当のO野さんTwitterのQ&Aは見ましたか?中々興味深いコトつぶやいてますよ。

レベル5の面々はみんなキャラが濃くていいですね。
食蜂さんのいろんな表情が見られて眼福でした。今後の展開でみーちゃん&ドリー&みさきちゃんトリオの再登場あるといいですね。
なにげに看取ちゃんの液化人形(リキッドシャドウ)の操作範囲が数百キロ離れていても操作できるって数ある能力の中でも屈指の操作範囲ですね。
幻生VS食蜂はコードギアスのマオVSルルーシュを彷彿しました。
管理人さんと同じく私もレベル5には身内に甘い人が多い気がします。(旧約麦野除く)

とあるシリーズは旧約は聖書メインでその他少々、ステイルSS・神裂SS・新約で北欧神話、エンデュミオンの奇蹟ではギリシア神話、天草式SSではクトゥルフ神話・超電磁砲SS①でアステカ神話と神話関係の術式や登場人物名(主に魔術サイド)が出てくるので個人的には探して見るのも面白いと思ったり。

超電磁砲の大覇星祭編はインド神話関連が怪しいかなと思ってます。
[ 2014/08/04 01:07 ]
[ 2673 ] Re: とある科学の超電磁砲 10巻
オリアナと死闘を演じた翌日にレベル6に移行しかけた暴走美琴と戦っていたとは、上条は忙しすぎですね・・・w
まあ、新約9&10を読んだ後なので、「上条さんなら、それくらいやるか」と思ってしまいますがw

みーちゃんや暗部の学生だけでなく、木山先生も教え子を助けるために元凶である幻生の技術でレベルアッパーを作って昏睡患者を増やすという、ある意味で本末転倒な行為に走ってましたよね。
とあるシリーズの敵キャラは根は善良なのに愚直で不器用なために道を踏み外した者が多い気がしますね。
魔術サイドだとアウレオルスやシェリーなどが該当しますね。


[ 2014/08/05 21:25 ]
[ 2674 ] とある木原さん、コメントありがとうございます
> 食蜂さんのいろんな表情が見られて眼福でした。

エロいし可愛いし小悪魔だし天使だし、
今回は操祈の魅力がこれでもかってぐらいに詰め込まれていしましたね。
レベル5の面々はみんながみんな個性的で魅力的でたまりませんね。

> なにげに看取ちゃんの液化人形(リキッドシャドウ)の操作範囲が数百キロ離れていても操作できるって数ある能力の中でも屈指の操作範囲ですね。

新約6巻の新生ていとくんがすごすぎてその劣化版としか思えなかったのですが、
よくよく考えればスペック的には相当な能力でしたよねぇ。
余談ですが、すごい能力なんだけど決して万能ではなく穴があるというのも、
レベル5とレベル4を分ける要因の一つですよね。

> 幻生VS食蜂はコードギアスのマオVSルルーシュを彷彿しました。

これはまたなんとも懐かしいものをw
まぁ私もこのシーンではまったく同じものを連想しましたけど。
[ 2014/08/05 22:33 ]
[ 2675 ] 河原さん、コメントありがとうございます
> オリアナと死闘を演じた翌日にレベル6に移行しかけた暴走美琴と戦っていたとは、上条は忙しすぎですね・・・w
> まあ、新約9&10を読んだ後なので、「上条さんなら、それくらいやるか」と思ってしまいますがw

当時の上条さんとしてはそれなりのハードスケジュールかなってカンジですねw
これ以前にも8月31日から9月1日に渡って、地獄のようなスケジュールをこなしていますしww

> みーちゃんや暗部の学生だけでなく、木山先生も教え子を助けるために元凶である幻生の技術でレベルアッパーを作って昏睡患者を増やすという、ある意味で本末転倒な行為に走ってましたよね。

私にはむしろ、幻生はこの時のために絆理ちゃんの事故を起こし木山にレベルアッパーの理論を授け、
木山に自身の理論の実証をさせたのではないかとさえ思えました。
そして今回の実験が木原くン(正確にはアレイスター)によるヒューズ=カザキリ顕現へとつながる。
言うなれば、レベルアッパー事件から0930事件までが、
木原一族による科学の悪用の連鎖だと思うわけです。
[ 2014/08/05 22:52 ]
[ 2688 ] Re: とある科学の超電磁砲 10巻
>第一位や第二位にすら肉薄しかねないレベルに思えます。

というか、個人的には作中時点なら、軍覇がレベル5最強なんじゃないかという気がしてます。
彼の原理不明の謎の力を、一方さんといえど「反射」できるかどうか・・・
白翼を発動させた一方さんや無限増殖などの離れ業を身に着けた垣根が相手なら、さすがに不利でしょうが・・・多少の不利は根性でどうにかしてしまいそうなのが彼の怖さですねw
しかも、軍覇も成長の可能性があるんですよね。 オッレルス曰く、自分の力を理解してないらしいですから。 
本当にあの三人はチートですよね。
[ 2014/08/17 22:22 ]
[ 2691 ] 通りすがりの幻想殺しさん、コメントありがとうございます
> というか、個人的には作中時点なら、軍覇がレベル5最強なんじゃないかという気がしてます。

オッレルスが振るう力もそうなのですが、
能力の原理も範囲も強度も定義されておらず曖昧であることが彼らの恐ろしさ。
あくまで科学の範疇で定義しうるこの時点での一方通行と垣根の能力では、
おっしゃるとおり軍覇には敵わないかもしれませんね。

> しかも、軍覇も成長の可能性があるんですよね。 オッレルス曰く、自分の力を理解してないらしいですから。

これについては自らの力の本質を理解するためのキッカケをどう得るかが肝心になってきますね。
一方通行は演算能力を、垣根は肉体を失うという致命的な痛手を受け、
そこからようやく科学の範疇を超える進化を遂げたわけですが・・・。
軍覇の場合はオッレルス戦がこれ以上にないチャンスであったわけですけど、
あの戦いでの軍覇は上記2人ほどのダメージを受けたわけではないですし、
軍覇のあの性格ではオッレルス戦の経験だけで自分の力を理解できるとも思えないんですよねぇw
[ 2014/08/21 21:46 ]
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