selector infected WIXOSS 11 あの夏は憧憬

selector infected WIXOSS　第11話。
数多の悲劇の果てにるう子が得た願いとは・・・。
以下感想

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願い

数多の悲劇の果てにるう子が得た願いとは・・・。

どんな願いでも叶えられるという謳い文句の夢限少女でしたが、
実際は普通の女の子に叶えられない願いは叶えることができない。
ただカード化したことでなりふり構っていられなくなったルリグには、
普通の女の子が縛られている常識や保身といったものを取っ払えるだけ。
途方も無い願いを抱いているセレクターのルリグになると、
入れ替わった後もものすごくたいへんな思いをすることとなるわけですし、
「友達がほしい」という願いの一衣のルリグになれた緑子はラッキーだったのかも。
まぁ夢限少女となる前に敗北してしまったのでそれ以前の問題でしたけどねｗ

るう子の願いとは「すべてのルリグを元の世界に戻す」というもの。
それを聞いたユヅキは上記の理由からそんなことはできないと言うが、
同時にタマが不思議な力を持った「特別なルリグ」ではないかとも思い当たる。
まぁタマの立場からすればるう子の願いに賛同できないのは当たり前ですよね。
叶えられるという確証が持てない願いを背負わされるのなんて御免でしょうし、
なにより現状に満足してるタマにはメリットが一つもありませんもの。

願いを叶えるため、伊緒奈主催のトーナメントバトルに参戦したるう子は、
順当に勝ち進み、同じく勝ち進んできた一衣と対戦することに。
るう子やユヅキとのやりとりから、どうやら一衣もるう子と同様に、
かつての友人関係を取り戻すためにバトルに挑んでいるっぽい。
ユヅキが一衣の肉体に入り、その上で一衣が誰かの肉体を奪い取れば、
一応は一衣の願いは実現可能ではありますね。
そしておそらく今の一衣には、セレクターを騙し続けるルリグたちと同様、
他人の願いを利用し陥れるだけの覚悟も備わっているのかな。

そしてトーナメント決勝で勝者を待ち続ける伊緒奈は・・・。
どうやらかつてセレクターバトルに勝利しルリグとなり、
今は浦添伊緒奈の身体を奪い取った他の誰かであったっぽい、
であればより一層気になってくるのがトーナメントを開催した彼女の狙いですね。
トーナメントの開催理由自体は多くの夢限少女を生み出す手助けだと思うのですが、
それは元の浦添伊緒奈の願いを代わりに叶えているだけなのか、それとも・・・。

まとめ

てなわけで今回はクライマックス直前。
るう子の抱いた願いが案の定某円環の理のそれでしたねｗ
にしても今回のサブタイとその内容から、
るう子の願いが叶うとは、叶ったとしても狙い通りのハッピーエンドとなるとは、
本当、これっぽっちも、まったく思えませんよね。
次回でどれほどまでに悲惨な結末となるのかを想像すると、
うん、今からワクワクしてしまいますねｗ

にしても果たしてあと一話で膨大な数の伏線を回収しきれるのでしょうかね？
この作品がどうなのかは知りませんが、たとえ分割2クール作品だとしても、
ある程度キリの良い終わらせ方をしてもらいたいところ。
第8話以降音沙汰なしのアキラッキーの介入には超期待しているのですが、
そうすると物語の顛末自体はものすごく投げやりなものになりそうな気も・・・ｗ