閃光のナイトレイド 第13話 せめて希望のかけらを

閃光のナイトレイド　最終話。
葵たちは新型爆弾の使用を止めることができるのか―――。
以下感想

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　棗、高千穂の死　
能力が使えないながらも久世を倒した棗ですが、
その直後小銃で撃たれてしまいます
棗は最後の力を振り絞り雪菜に高千穂への道を伝え、息絶えました。
棗の死が決め手となり、葛も高千穂の計画を止めるために葵たちと合流します。

高千穂と対峙した雪菜に桜井の凶弾が襲いかかりますが、
それに気づいた高千穂が雪菜をかばいます
雪菜の代わりに銃弾を受けた高千穂は死亡、桜井の狙いはコレでした。
高千穂を殺した桜井は新型爆弾は軍が回収すると言い出し、
それを聞いた葵と葛は新型爆弾を自分たちの手で処分することを決意します。

　時の流れに身を委ねようとする者たち　
新型爆弾を使用するため飛行機を発進させた市ノ瀬に
葵と葛が追いつきます
飛行機は関東軍からの対空砲火を受け、
その衝撃で市ノ瀬は機外に放り出されます。
新型爆弾を手中に収めた葵と葛は
新型爆弾を捨てるためにそのまま飛行機で海を目指します。

雪菜は高千穂の遺志を受け継ぎ、新型爆弾の幻影を
式典に参加している人々に見せます
高千穂の目的は人々に痛みを与え、戦争のない平和な世界をつくること…。
やり方は間違っていても、その考えは間違っていなかったと信じる雪菜は、
預言者に力を貸してもらい、かつて高千穂が自分に見せた「痛み」を人々に与えます。

新型爆弾を完成させるため預言者を連れて行こうとする桜井は、
壱師によって記憶を消されます
桜井ザマァｗｗｗ
壱師の正体は中国の利益のために動くスパイだったようです。
預言者（静音）は預言者というシステムを自分の代で終わりにするために
壱師に記憶を消してもらいます。
最後に葵への別れの言葉を残して…。

対空砲火のダメージで飛行機は燃料切れ、
そこで葵は自分の能力で新型爆弾を空の果てまで飛ばします
しかし、そのために墜落する飛行機の中に最後まで残らなければなりません。
先に他の搭乗員を連れて脱出した葛が墜落現場へ行きますが、
そこに葵の姿はありませんでした…。

そして2年後、
改めて執り行なわれた式典に参加した雪菜は風蘭と再会します
風蘭の店には前回撮影した記念写真（葛の切り貼り付き）が飾られており、
さらに外から下手くそなバイオリンの音が―――。

　まとめ　
お国のため、愛する者のため、自らの信念のため…。
それぞれの思惑が交錯する様がとてもよかったです。

あえてこの戦いがもたらした未来を描かなかったのは
「確定している未来なんてない」と伝えたかったからなんでしょうね。
（個人的には葵たちや高千穂の行動によって
世界がどう変わるのかが知りたかったので、
物足りなさを感じてしまいましたが）
せめて雪菜が見せた幻影で世界の何かが変わっているといいんですけど…。