Angel Beats! 第12話 Knockin’ on heaven’s door

Angel Beats!　第12話。
戦線のメンバーが選んだそれぞれの道、
そして神を気取る真犯人の正体とは―――。
以下感想

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　それぞれの道　
天使ちゃんが影の相手をしている間に
戦線のメンバーに会いに行こうとする音無の前に、
ガルデモのメンバーであるひさ子、入江、関根の3人が現れます
岩沢とユイにゃんというかけがえのないボーカルを失った3人は、
前回の音無の言葉を聞いて踏ん切りがついたようで、
一足先にこの世界から卒業していきました。
「下々共のお見送り、ご苦労様です」（直井）
お前、その発言は最低過ぎるぞ！

大量の「影」に囲まれた音無たちに
野田、大山、藤巻、TK、松下五段、椎名さんが加勢します
彼らは音無の意志に賛同し、共にこの世界から卒業することを選んだようです。
死後の世界でも飯食わないと痩せるんですねｗ

一方、単身ギルドへ向かったゆりっぺのもとにはチャーが現れます
戦いが終わりを迎え、役目を終えたチャーは
ゆりっぺに餞別のライフルを渡し、この世界から消えました。
この人も出番少なかったなー。

ゆりっぺは
「（奏ちゃんが天使じゃないことに）もっと早く気づいていたら、
仲良くやっていけたのかもしれない」
と少し後悔します
奏ちゃんを勝手に天使と決めつけて散々イジメてきたクセに、
今さら何言ってんだコイツ（怒）
そんなことを考えていたゆりっぺは後ろから「影」に襲われます。

　ゆりっぺ、記憶との決別　
「影」に襲われたゆりっぺは「幸せな学生生活」を体験します
どうやら「影」は対象者に強制的に普通の学生生活を体験させ、
NPCにしてしまうようです。
しかし、ゆりっぺは自分の記憶をすべて捨ててまで
新しく生まれ変わるなんて断固拒否します。

「影」に飲まれ、苦しむゆりっぺを救ったのは音無たちでした
天使ちゃんがゆりっぺの苦しみを感じ取り、
音無たちをゆりっぺのもとに連れてきてくれたようです。
音無たちは「影」の相手を引き受け、ゆりっぺを先に進ませます。

ゆりっぺが見つけたPCルーム、
その中にいた真犯人は「何者かにプログラミングされたNPC（CV.石田彰）」
このNPCによると、
このNPCと「影」、そしてAngel Playerの「プログラマー」は音無と同じく
「報われた人生を送りながらも記憶喪失のためこの世界に迷い込んだ者」だそうです。
以下、このNPCが語った真相の個人的な解釈です。


①本来この世界で「愛」が芽生えることはありえないが、
（「愛」が芽生えたらその人はこの世界から消滅するため）
音無や「プログラマー」のような存在が現れると
「愛」が芽生えても消滅しないという「バグ」が発生する。

②この世界は卒業すべき場所だが、
「愛」が芽生えてしまうと「永遠の楽園」へと変わってしまう。
このNPCはこの世界に「愛」が芽生えると起動するようプログラミングされており、
「影」とはこの「バグ」を修正するためのプログラムである。

③「プログラマー」はこの世界である女性を愛し、
この世界から消えていった彼女と再び会える日を待ち続けていた。
しかし、彼女と再び会える可能性は0ではないものの天文学的数字、
あまりに長く彼女を待ち続けてしまった「プログラマー」は正気でいられなくなり、
自らがNPCとなるためのプログラム（このNPCと「影」）を開発、
二度と自分のような存在が現れないようにこれらを残していった。


このシステムを手に入れれば、
この世界を改変し、神になることだってできる
これだけの力があれば天使にも勝てると邪悪に喜ぶゆりっぺが
ラスボスになるのかと思われました。

しかし、ゆりっぺはこの世界を手に入れることを放棄し、
パソコンを破壊しました
弟妹たちのときとは違い、今度こそ自分の大切な者たちを守り抜きます。

戦線のみんなを守り抜いたゆりっぺは、
みんなのあとを追ってこの世界から卒業したいと考えるようになりました
ゆりっぺは弟妹たちに「ありがとう、もう十分だよ」と言われ、涙を流します。
この一言でゆりっぺもようやく報われたようです。

この世界にいる理由を無くし、消滅したかに思われたゆりっぺ。
しかしゆりっぺは医務室で目を覚まし、そばには音無たちの姿が―――。

　まとめ　
今回、天使ちゃんはなぜか遠く離れたゆりっぺの異変を察知していましたが、
これは天使ちゃんの感覚が鋭敏なだけだと信じたいです。
今さら天使ちゃんとゆりっぺが実は特別な関係でしたってオチだけは
ホント勘弁してもらいたいです。

あと、Angel Playerを使ってスキルを開発していた天使ちゃんと「プログラマー」との間にも
何か関係がありそうですね。
『「プログラマー」が愛した女性こそが天使ちゃん』みたいな展開がありそうですね。

生まれ変わることを選べば何もかも1からやり直せるのに
ゆりっぺは自分が守れなかった弟妹たちのことを決して忘れようとはしませんでした。
ゆりっぺが本当に許せなかったのは神ではなく自分自身だったようですね。
やっぱり天使ちゃんイジメはただの腹いせだったんじゃ…。

ゆりっぺもこの世界に残る理由がなくなったため、
残すは愛しの天使ちゃんだけですね。
Angel Beats!も残すところあと1話、
音無たち、そして天使ちゃんはどのような卒業式を迎えるんでしょうか…。