
翠星のガルガンティア 最終話。
一人の人間になったレドが帰るべき場所。
以下感想
帰るべき場所
一人の人間になったレドが帰るべき場所。「神」を自称するストライカーの啓蒙活動は、
人間が人間足りうる思考活動そのものを否定する内容であった。
「そんなもの人間の生き方じゃねぇだろうが」と思っていた矢先、
まさかあのチェインバーが代弁をしてくれるとはねぇ・・・。
いやぁ油断した、まさか初っ端から泣かされるハメになるとはw
マシンキャリバーの役目は「パイロットの支援啓発」であったはず。
すなわち人々がより良い在り方を選択できるよう手助けするのが任務であり、
人々の在り方を規定しようといするストライカーは、
明らかにその存在意義から逸脱しているわけですね。
まぁストライカーはクーゲル中佐の死で本来の支援対象を失った、
加えて本来の権限以上の役割を与えられてしまったわけなので、
このような暴走に至ったのも必然のようにも思えます。
一方敵の数が多すぎて手詰まりに陥ったピニオンも、
あえて悪態をついて仲間を先に逃し自分一人だけ戦場に残ることに。
ピニオンはいちいちカッコつけすぎ、でもってレドと同じく不器用すぎ。
まぁだからこそ、失敗ばかりでも付いて来る仲間が多いのでしょう。
そんな決死の2人を救うため、エイミーたちガルガンティアが行動を起こす。
無敵の弩「天の梯子」による超長距離砲撃でクーゲル船団を攻撃。
家族を救うためなら禁忌を犯す覚悟だって朝飯前。
これこそが効率のみを追求したシステムにはない、
人間らしい社会ならではの強みですね。
兵士ではなく一人の人間になったレドにもう啓発の余地はない。
チェインバーは命を賭してストライカーを破壊しようとするレドをパージし、
単独でストライカーとの相打ちを決行する。
最後のキメゼリフがピニオンよろしく「くたばれ、ブリキ野郎」かよ。
たかがAIのくせして人様を泣かせるんじゃねぇよこのバカヤロウが・・・。チェインバーに命を救われたレドは、
勇敢な探検家としてガルガンティアの人々と共に人間らしい生活を謳歌する。
いつの日かクジライカとのコミュニケーション、
そしてチェインバーとの再会が成されることに期待するばかりですね。
まとめ
いやぁ泣いた泣いた、心底感動した。
レドもエイミーもピニオンもリジットもラゲージも、そしてチュインバーも、
みんながみんな本当にカッコよすぎる、いい奴らすぎる!!
「本当に素晴らしかった」という一言しか出てこない最高の最終回でした。
こんな当たり前な賞賛の言葉しか出てこないのが残念でなりません。
自身のボキャブラリーの無さが久しぶりに悔やまれますw
心温まるヒューマンドラマにメッセージ性の強い設定、
衝撃的な展開とさらには白熱の戦闘シーンと、
ケチのつけようのない素晴らしい内容の作品でした。
近年のロボットアニメの中ではダントツの面白さでしたね。
作品の詳しい総評はまた後日。
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