とある科学の超電磁砲S #10 原子崩し(メルトダウナー)

超電磁砲2期　第10話。
満身創痍の美琴は、
学園都市第4位「原子崩し(メルトダウナー)」を退けられるのか・・・。
以下感想

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vs麦野

第3位「超電磁砲(レールガン)」vs第4位「原子崩し(メルトダウナー)」

滝壺が命を削ってまで能力を行使するのは、
今の彼女にとって居場所は学園都市暗部「アイテム」のみだから。
「いつか他にも、滝壺の居場所ができるといいね」
これはまた結構先のお話になりますね。

第3位と第4位、能力者のトップランカーである美琴と麦野が相対する。
これまでの戦闘ですでに満身創痍の美琴は、
「フレンダが回収し忘れた爆弾」で火力を補う。
たとえ必殺技の「超電磁砲」が撃てなくてもまだ手札はある。
この手数と応用力こそが「超電磁砲」の真骨頂なわけですよ！
一方の麦野は「メルトダウナー」の欠点をアイテムでカバー。
能力を研究され、弱点を突かれてハイおしまいじゃ暗部は生き抜けない。
というか「メルトダウナー」の弾幕って反則にも程があるよねぇ。

麦野に爆弾をことごとく封じられ追い詰められる美琴でしたが、
奇策でなんとか麦野を退け、施設の破壊に成功。
その後美琴は復活した麦野に再び追い詰められ、
いよいよ後のない絶体絶命の状況に陥るものの、
ここでもまたフレンダの置き土産で状況の打破に成功。
とても女性とは思えない異常なほどのタフネスも麦野の強さの一つ、
ただハイになりすぎて冷静さを欠いてしまうのが麦野の弱点だよねぇｗ

美琴を取り逃がした麦野はここで「実験」について知り、
「ようこそ学園都市の闇へ」ということで美琴の追撃を中断する。
一方の美琴は最後の研究所も稼働停止していることを知り、
ようやく黒子たちの待つ日常へ戻れると安堵するが・・・。
麦野たちが生業とし、美琴が片足を突っ込んだ「学園都市の闇」
その闇の深さはまだまだこんなものではない。
というか美琴は学園都市第3位という立場ながら、
これまで「学園都市の闇」と直接接点がなかったこと自体が奇跡なんですよね。

まぁそんなこんなで胸を撫で下ろす美琴の前に・・・。
キタキタキタ、上条さんキターッ！！
おなじみ禁書版妹達編のスタート場面、
早速見事なまでの不幸っぷりを披露してくれてますね上条さんはｗ

まとめ

まずは今回の内容の補足からです。
私個人の主観が入りまくっていますので間違いについてはご了承を。

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原子崩し(メルトダウナー)
麦野沈利が持つレベル5、学園都市第4位の超能力。
電子を粒子でも波形でもない曖昧な状態に固定し、
それを強制的に動かすことによって絶大な破壊を生み出す能力。
詳しい理論は正直よくわからないのですが、
要するに電子による超強力なビームが撃てる能力ってことですｗ
ちなみにビームだけでなく盾のように展開したり、
噴射の反動を利用し高速移動を行ったりもできます。

その威力は金属などの遮蔽物を難なく貫き対象を溶解させる。
射程も結構なものなので遠距離戦では圧倒的な強さを誇る能力です。
なので滝壺の「AIMストーカー」との相性はバツグン、
能力者相手よりも対物破壊でこそ真価を発揮しますね。
ちなみに同じレベル5の電子操作系能力である「超電磁砲」との比較としては、
・手数と汎用性、応用力では「超電磁砲」に軍配が上がる
・単純な攻撃力、瞬間的な破壊力では「メルトダウナー」に分がある
という印象です。

弱点としてはその絶大な破壊力そのもの。
あまりに威力が高すぎるので能力にセーブをかけており、
誤って自身を消し飛ばさないように照準には慎重を要する。
そのため接近戦には不向きで連射も行うことができないわけなのですが、
前者はそもそも遠距離戦でのアドバンテージが圧倒的ですし、
後者は「拡散支援半導体(シリコンバーン)」で十分にカバー可能です。
ちなみに麦野が能力をセーブせずに攻撃を放てば、
美琴程度なら余裕で瞬殺できるらしいです。
ただしその場合には麦野も消し飛ぶことになるわけですが。

てなわけで今回の麦野の敗因はやはり、
ハイになりすぎてしまうという麦野の性格なわけです。
美琴が「3次元的な回避が可能」「『メルトダウナー』を防御可能」
という稀有な相手だったというのも大きいのですが、
それでも遠距離から冷静に追い詰めていけば麦野の勝利だったと思います。
まぁ一番の敗因はどう考えても「フレンダの不始末」なんですけどねｗｗ

レベル5内での序列
今回麦野が語っていたように、
レベル5内での序列は戦闘能力で決っているわけではなく、
「能力研究の応用が生み出す利益」が基準となっています。
なのでより同じレベル5の電子操作系能力でも、
より応用力に長けた「超電磁砲」の序列が上となるわけです。

ちなみにこの序列はもう一つ、
「アレイスターのプランにおける重要度」によっても決められています。
第1位の「一方通行」はアレイスターの「メインプラン」、
第2位は「スペアプラン」といった具合です。
そして美琴の場合はその能力の応用研究の最たるものである、
妹達(正確には彼女たちが形成するミサカネットワーク)が、
アレイスターのプランにおいて非常に重要な役割を果たしています。

とはいえこの序列、ある例外を除いてほぼ戦闘能力の順になっていると思います。
第3位の美琴と第4位の麦野の戦闘能力が拮抗しているとして、
多数の能力者を操作し戦力にできる第5位の食蜂がこの2人のチョイ下。
第2位は第3位以下とは明らかに一線を画すバケモノで、
さらに第1位はその第2位すらも凌駕するバケモノ。
で、いろいろとデタラメすぎる第7位は美琴よりも強いのではないかと。

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大迫力の麦野の「メルトダウナー」と、それに対抗する美琴の知略。
非常に見応えのある大満足な一話でした。
まぁでも欲を言えば、やっぱり万全な状態での美琴と麦野の、
全力全開本気の勝負が観てみたいよなぁと。

そしていよいよ我らが上条さんの本格参戦！
妹達編もいよいよ佳境に差し掛かって来ましたね。
次回は小休止的な意味で、
上条さんと美琴の日常パートを楽しむとしましょう！