
翠星のガルガンティア 第10話。
真実を知り揺れるレドに、
「支援啓発インターフェイス」であるチェインバーは・・・。
以下感想
尊厳を賭けた戦い
真実を知り揺れるレドに、
「支援啓発インターフェイス」であるチェインバーは・・・。「先人の遺産」をガッツリ手に入れたピニオンは、
周囲の船団や海賊にその旨を伝え、さらに近づいた者たちへの攻撃を宣言する。
っていやいや、「先人の遺産」を独占するところまではまだいいとして、
わざわざそのことを周囲に伝えて挑発する必要はどこにもないだろうよ。
無闇に争いの種を蒔いているんじゃねぇよと。
ピニオンの宣言によってガルガンティアにも動揺が広がる。
サルベージを成功させた彼らを羨む者、バカなことをしたと嘆く者。
船団の再編成で大忙しなリジットとしてはいい迷惑ですよねホント。
そして力尽くで勢力を拡大させていくピニオンたちは、
このままでは孤立していくのが目に見えている。
そうなればもはや彼らが忌み嫌う海賊と同種の存在へと堕ちていくでしょうね。
ヒカリムシの正体はナノマシンであり、ヒディアーズに連なる存在。
つまりヒカリムシから電力を受け取り生活をしている地球人類は、
ヒディアーズの恩恵によって生存を果たしているということ。
ヒディアーズ自体はもはや人でありながら人ならざる存在なわけですが、
その特性を有効活用すること自体は非常に人間らしい知能的な行為ですね。
ヒディアーズ(イボルバー)もこの程度で留めておけばよかったものを・・・。
ヒディアーズの正体を知り揺れるレドに、
チェインバーはそれでもヒディアーズ殲滅の必要性を説く。
人類の拠り所とはマシンキャリバーを代表する「文明、知性」
進化によってこれらを否定したヒディアーズが人類と相容れることはない。
ただの機械であるチェインバーに道を示されるのはなんとも癪ですけど、
言い分はもっともですし、ただただ納得するしかないというカンジ。
ただここで機械に示されるまま思考を止めてしまうのは、
それこそ知性を持つ生命体としては大間違いなのでしょう。そんなレドの前に友軍機、クーゲル中佐のマシンキャリバーが現れる。
図らずも地球漂流当初のレドの目的がここにきて達成された。
2機が協力すれば銀河同盟への帰還も可能かもしれませんが・・・。
ただあの黒ずくめの目がイッちゃってる連中といい、
船に天日干しされているヒディアーズといい、
とてもじゃないけどいい予感はしてこない出会いですね。まぁそれに今さら銀河同盟に戻って何になるんだってカンジですし。
まとめ
人類の叡智の結晶であり、「支援啓発インターフェイス」であるチェインバーが、
その存在意義を遺憾なく発揮した一話でしたね。
調子に乗ったピニオンの宣言といい、
その宣言に呼び寄せられたであろう薄気味悪い連中といい、
ここにきてますますきな臭さが増してきました。
いまだ自身の存在意義に思い悩むレドが、
かつての上官クーゲルとの再会でどのような答えを導き出すのか。
次回が非常に楽しみですね!
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