
翠星のガルガンティア 第7話。
ヒディアーズに対する意見の分裂。
以下感想
ヒディアーズ
レドとクジライカ=ヒディアーズの接触がキッカケで、
ガルガンティアがかつてない危機に。宇宙での人類の天敵、ヒディアーズ=クジライカを目撃し、
レドはベローズの制止を無視して暴走。
ヒディアーズを圧殺してしまう。
クジライカは地球人類にとって神聖視されてきた生き物で、
その殺害は船乗りにとって最大の禁忌。
この段階では以前の海賊の一件の再来かと思っていたのですが・・・。
「俺は、やつらを殺すために生きている」
レドは兵士のさだめから、
頑なにヒディアーズ殲滅へとこだわり続ける。
あぁ、せっかく兵士以外の生き方を身に付けつつあったのに・・・。
でも仕方のないことなんだよなぁ、これも。
レドはガルガンティアに来るまでずっと
ヒディアーズとの殺し合いをしてきたわけで、
その敵意も恐怖も骨の髄まで染み付いているわけですから。
「クジライカはこちらから手を出さない限り無害」
「無益な殺生を剃る必要なんてどこにもない」
エイミーやリジット、大多数のガルガンティアの人々の意見はこちら。
まぁレドとチェインバー以外にヒディアーズに対抗できる戦力がない以上、
自分たちから手出しをしないというのが無難な結論ですよね。
ただ、このまま永遠に「クジライカのタタリ」に怯えながら暮らすのを
良しとするならばですけれども。
「クジライカの巣の中にはまだ見ぬお宝が」
一方、ピニオンをはじめとする極一部の住民は、
レドやチェインバーを味方につけてのサルベージを目論む。
一見自己顕示欲を満たすためのチンケな企みかと思いきや、
「かつての友人の仇討ち」という一面も秘められているらしい。
ガルガンティアにこれまでにない数のヒディアーズが接近。
この危機的状況に対し船団長が自ら指揮をとり、
「ヒディアーズを極力刺激しない」という選択で船団を守る。
いやぁ、大した英断ですよホントに。
エイミーやリジットがレドを足止めしてくれたのもナイス。
ただそのせいでレドとエイミーとの間に深い溝ができてしまいましたが。
「ここにいる限り使命を果たせない」
どうやらレドはガルガンティアを離れることに決めたらしく、
加えてピニオンたちもレドと協力しサルベージを行うため、
船団を離れることを船団長へと申告する。
貴重な人的資源を多数失いかけている最中、
今度は船団の指導者であり精神的支柱の船団長が・・・。
ガルガンティアに訪れるかつてない危機、
次回以降船団の長となるであろうリジットの対応に期待ですね。まとめ
今回はレドとクジライカ=ヒディアーズの接触がキッカケで、
ガルガンティアがかつてない危機に陥る一話。
これまでの心温まるエピソードからは一転しシリアスモードに。
特に前回あれだけいい雰囲気になっていたレドとエイミーの決裂が、
ものすごく切なかったです。ヒディアーズに対する対応の私個人の意見としては、
「レドの意見とエイミーたちの意見、どっちもどっちだなぁ」です。
そりゃ殲滅できるなら殲滅しちゃったほうが一番確実なのですけど、
レドとチェインバーだけですべてのヒディアーズを殲滅できるとは思えない。
逆にエイミーやリジットたちはヒディアーズのことを知らなさすぎ、
ヒディアーズに対して明確な対抗策を考えてなさすぎ。
今回は船団長のおかげで「刺激しなければ大丈夫」であるとわかりましたが、
これにしてもたまたま運が良かっただけかもしれませんしね。
てなわけでヒディアーズに対する”人類全体”の対応としては、
「地球人類の生存戦略(共存、共栄)」が正解なのでしょうね。なのでピニオンの言う「ヒディアーズの巣に踏み込む」という選択肢は、
ヒディアーズとの共存、共栄への術を知るためにも、
案外悪くない選択なのではないかなと思います。
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