またまたかな~り遅いタイミングとなってしまったのですが、
2012年9月終了アニメの総合評価、
作品全体の感想みたいなものです。
今回は
氷菓、
アクセル・ワールドについて。
評価について
ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人さんの
評価企画に準拠。
ストーリー・・・脚本、設定も含めて、破綻がないか。
テーマ性を貫けていたか。そしてオチがしっかりしていたか等。
キャラクター性・・・キャラクターの魅力。
キャラクターと声優の声のイメージが合っているか等。
画・・・キャラクターデザインに忠実か。
作画の破綻、崩壊がないか。よく動いてるか等。
演出・・・声優の演技。盛り上がりを作れているか。
BGMや挿入歌が効果的に使われているか。
カメラワークや構図の工夫。各話の引き等。
音楽・・・OP・EDが作品の雰囲気に合っているか。
BGMや挿入歌の評価等。
総合的な評価・・・この作品を面白いと思ったか、また満足度。
他人に薦められる作品か等。
評価項目は各5点満点で、総合点は30点満点。
5:とても良い 4:良い 3:普通(及第点)
2:惜しい。何かが足りないレベル 1:悪い 0:かなり悪い
上記に加え、各作品ごとにベストエピソードとベストキャラを
最後に記載しています。
氷菓
ストーリー・・・5
キャラクター性・・・4
画・・・5
演出・・・5
音楽・・・4
総合的な評価・・・5
総合点・・・28推理小説が原作の京アニ作品。
美麗な映像に魅力的なキャラクター、
親しみやすい「高校生の日常に取り巻く謎」を取り上げ、
「甘いだけではなくほろ苦いだけでもない青春」をモチーフとした、
これまでに有りそうでなかった青春物語であったと思います。
どこか後味の悪さの残る結末が非常に印象に残り、
とても深く考えさせられる作品でしたね。
物語のキモである推理については、視覚的な演出によって、
推理小説に縁遠い視聴者(私)でも入り込みやすくなるよう
工夫されていたと思います。
で、奉太郎の推理している様を観ていると、
なぜかこっちまで頭が良くなったような「錯覚」に陥るんですよねぇw
それとこの作品のもう一つの見所と言えば、
「灰色の青春」をモットーとしていたはずの奉太郎の変化でしょう。
自らとは対照的な「好奇心の猛獣」千反田える嬢との触れ合い、
幾つかの謎とそのほろ苦い結末との触れ合いを通して、
彼が本来持つ人間的魅力が徐々に引き出されていき、
最終的には物語開始直後からは想像もできないような変化を遂げていました。
今となっては大好きな主人公の一人ですね。
ベストエピソード
第17話 クドリャフカの順番ベストキャラクター
折木奉太郎(CV.中村悠一)アクセル・ワールド
ストーリー・・・4
キャラクター性・・・4
画・・・4
演出・・・5
音楽・・・4
総合的な評価・・・5
総合点・・・26ラノベ原作で、仮想世界における対戦格闘ゲームをモチーフとした作品。
特徴的なアバターたちによるバトルシーンに、
ラノベ原作作品お得意の「ハーレム展開」ももちろん完備という、
エンターテインメント要素の強い作品であったと思います。
序盤は卑屈すぎる性格のハルユキに、
罪の意識に捕らわれまくって正直うっとおしかったタクム、
それになんとなくチユリのこともあんまり好きになれず、
個人的にはイマイチだなぁという展開が続いていました。
で、この作品に対する評価がバカ上がりし始めたのが、
2クール目からの能美編でした。
頼れる先輩とアイデンティティである翼を失った後のハルユキが、
それでも大切なモノを守るために能美に挑んでいく様がとてもよかったです。
それを演出していたのが敵役である能美の存在。
彼自身はとても好きになれるキャラではなかったのですが、
ハルユキたちの敵役としてはものすごくいい仕事をしていたと思います。
ベストエピソード
#17 Fragmentation;分裂ベストキャラクター
黒雪姫(CV.三澤紗千香)長くなりましたので、他作品については別記事に続きます。
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