氷菓 第4話 栄光ある古典部の昔日

氷菓　第4話。
45年前の真相に古典部の面々が迫る。
以下感想

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灰色とショッキングピンク

奉太郎たちは「45年前の古典部で何が起こったのか？」
を調べることに。

えるは奉太郎だけでなく里志や摩耶花にも協力を要請。
今年の古典部の文集のネタにも使えるということで、
古典部全員で古典部の過去を追っていくことに。
最初から二人にも頼っとけよと思いましたけど、
叔父が現在行方不明ということもあって
できるだけ最低限の人間にしか話したくなかったのでしょうね。
それが「時効」の一言で気持ちが緩んだというカンジでしょうか。

里志の基本属性はショッキングピンク、
周りがどうであろうと別の色には染まらない。
奉太郎と里志、友人同士でありながら
共通点がまるで見受けられなかったこの二人ですが、
周りに流されず自分の色を貫き通しているという点で似てますね。
ただ二人とも周りにあわせるのがニガテそうだし友達は少なそうｗ

古典部の面々は千反田のお屋敷にて検討会を行うことに。
広大な敷地に趣ある建物、庭にはもちろん池を完備。
第1話で里志が言っていたとおり、
千反田家は絵に描いたような地元の名家みたいですね。

45年前

検討会、各々の仮説を聞き、奉太郎は45年前の真相を推理する。

える、摩耶花、里志は各々の立ち位置から
45年前の真相についての情報と仮説を用意してきた。
えるがキッカケをつくり、里志と摩耶花がデータを集め、
奉太郎がそこから推理をする。
古典部の4人はイイカンジに役割分担ができていますね。

「氷菓」「団結と祝砲」「神高月報」「学校史」
この4つの資料から得られた情報
1.えるの叔父は英雄だった
2.叔父はその活動の結果学校を退学
3.学生運動が盛んな時代、生徒と学生が「自主性」を軸に対立
4.ただし暴力行為は行われなかった
5.騒動があったのは6月で、叔父は10月に退学となった

これらの情報から奉太郎が導き出した答えは、
「えるの叔父は文化祭の開催期間をめぐって教師と戦った」
生徒の学力向上のため教員は文化祭を短縮しようとし、
そこで生徒たちは学生運動よろしく教員に反発していた。
えるの叔父はその運動のリーダー格で、
6月の教員との話し合いによって期間短縮を阻止した英雄だった。
しかしその代償としてえるの叔父は、
生徒たちの熱が冷める文化祭後の10月に学校を退学となった。

確かに奉太郎の推理は的を得ていますし、
大筋は正解なのだろうとも思います。
ただこれだけではまだまだわからないことも多いですね。

まず叔父の話を聞いた際えるが泣きだしたことの説明ができないですし、
なにより叔父が文集を「氷菓」と名付けた理由がわからないです。
「氷菓」と名付けるくらいなんだから、
6月と10月の間の空白期間、
要するに夏休みにも何かあったのではないかと思います。

それに叔父が模擬店も出展されない文化祭のために、
退学覚悟で活動を行なっていた理由も気になりますね。
加えていくら運動のリーダーだったからって、
それだけで退学処分になるのもなのかが疑問です。
やっぱ「氷菓」第1号を実際に見てみないことには
真相はわからないのではないかと思います。

まとめ

今回は古典部の面々が45年前の真相を推理した回。
情報量が多くてかつ奉太郎の推理がなんとも的確、
とても観ごたえのある話でしたね。
とはいえ私の弱い頭では情報の整理でいっぱいいっぱい、
話についていくだけで精一杯でしたｗ
あとエプロン姿のえると所々で嫉妬する摩耶花が可愛かったですね！

次回は今回の奉太郎の推理の答え合わせ、
45年前の真相が明かされるのかな。
どのような答えが用意されているのか楽しみです！