2012年冬終了アニメの総合評価、
作品全体の感想みたいなものです。
今回は偽物語、灼眼のシャナⅢ-FINAL-、輪廻のラグランジェについて。
※6/4
企画記事参加のためにタイトルを変更しました。
評価について
ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人さんの
評価企画に準拠。
ストーリー・・・脚本、設定も含めて、破綻がないか。
テーマ性を貫けていたか。そしてオチがしっかりしていたか等。
キャラクター性・・・キャラクターの魅力。
キャラクターと声優の声のイメージが合っているか等。
画・・・キャラクターデザインに忠実か。
作画の破綻、崩壊がないか。よく動いてるか等。
演出・・・声優の演技。盛り上がりを作れているか。
BGMや挿入歌が効果的に使われているか。
カメラワークや構図の工夫。各話の引き等。
音楽・・・OP・EDが作品の雰囲気に合っているか。
BGMや挿入歌の評価等。
総合的な評価・・・この作品を面白いと思ったか、また満足度。
他人に薦められる作品か等。
評価項目は各5点満点で、総合点は30点満点。
5:とても良い 4:良い 3:普通(及第点)
2:惜しい。何かが足りないレベル 1:悪い 0:かなり悪い
上記に加え、各作品ごとにベストエピソードとベストキャラを
最後に記載しています。
偽物語
ストーリー・・・3
キャラクター性・・・4
画・・・5
演出・・・5
音楽・・・5
総合的な評価・・・4
総合点・・・26大人気アニメ、化物語の続編。
化物語の持ち味をさらに凝縮した
ファンサービス的作品といった印象でした。
作品タイトルである「偽物」をテーマとし、
それに対する答えをしっかりと用意してくれていた点は好印象でした。
ただ化物語以上に会話劇に重きを置いているためか、
事件自体にはあまり魅力を感じませんでしたね。
結構深刻な事態に陥るんだけど結末がひどくあっけない、
画竜点睛を欠くとでも言ったところでしょうか。
まぁこの点については化物語でもある程度言えることでしたし、
「被害者が勝手に助かるだけ」という
阿良々木さんのスタンスには非常に則していると思います。
会話劇については「さすが」としか言いようのないレベル。
特に鉄板である八九寺、ようやくしゃべるようになった忍、
そしてヒロインの片割れである火憐とのやりとりが面白かったです。
そしてエロ方面については絶好調すぎて軽く引くレベルw
特にお気に入りは
第2話での撫子と神原とのやりとり。
そして
第8話での歯磨きプレイはもはや殿堂入りですねww
これらのような事情があって、
今回登場のヒロインたちの中では火憐が一番好印象。
とはいっても好感度が急上昇したのは
火憐がヒロインであるはずのかれんビーが終わった後なんですけどww
反対に月火の出番が少なすぎたのは残念でしたね。
同じく出番が少なかった撫子との絡みとか観てみたかったかも。
ベストエピソード
第捌話 つきひフェニックス 其ノ壹ベストキャラクター
阿良々木火憐(CV:喜多村英梨)灼眼のシャナⅢ-FINAL-
ストーリー・・・3
キャラクター性・・・3
画・・・5
演出・・・4
音楽・・・4
総合的な評価・・・3
総合点・・・22灼眼のシャナシリーズの第3期。
原作既読者向けで、未読者には優しくない内容でしたが、
それでも中盤~終盤での怒涛の展開は非常に面白かったです。
第2期放送からずいぶんと間が開いていたこと、
そして第2期までとは一線を画す劇的な展開だったことから、
原作未読者&1期2期未視聴の視聴者にはキビシイ内容だったと思います。
原作既読者との知識差、温度差が如実に出る作品でした。
登場人物に関しては新キャラを含め魅力的なメンツが多かったものの、
新キャラがあまりにも多すぎて名前を覚えるのを放棄するレベル。
原作未読者の立場からすると、もう少し登場人物の数を減らし、
その分各キャラを丁寧に描いてほしかったかな。
カムシンやセンターヒル、ザムエルなど、
いいキャラたちほどガンガン死んでいってしまいましたね。
てなわけで少々取っつきにくさを感じてしまう第3期だったわけなのですが、
やはり第1期から観続けてきた作品が、
こうして無事クライマックスを迎えたことだけで感無量ですね。
細かいこと抜きにして心からよかったなぁと思えます。
シリーズ全体の感想としましては、
重厚な設定・世界観とアツいバトルを併せ持った
いかにもライトノベル原作らしい作品。
第1期や2期ではそこに「恋」が絡んできたのですが、
第3期ではさらに一歩進んだ「愛」が描かれていましたね。
壮大な「愛」の物語をたっぷりと堪能させてもらいました。
ベストエピソード
第24話 涯てより開くベストキャラクター
坂井悠二(CV:日野聡)輪廻のラグランジェ
ストーリー・・・3
キャラクター性・・・4
画・・・4
演出・・・3
音楽・・・4
総合的な評価・・・3
総合点・・・21千葉県鴨川を舞台としたロボットアニメ。
分割2クール作品のため評価は出すのは早計なのですが、
まぁ一応現段階での評価ということで。
キャラクターやロボット自体はとてもうよかったんだけど、
シナリオのほうがあまりにも消化不良だったかなぁという印象です。
物語前半部では主人公京乃まどかのキャラクター性や
プロレスじみたデタラメロボットバトルにはかなり惹かれました。
実はドジっ娘だったランや
微妙にズレた言動ばかりをするデ・メトリオ三人組あたりは、
物語が進むに連れてどんどん好感度が上がっていきましたね。
だからこそっていうのもあるのですけど、
中盤や後半ではウォクスの秘密やまどかとムギナミの対立など、
シリアス方向へと物語が進んでいったことが個人的には残念でした。
第2期のために伏線を用意しておきたい、
舞台を整えておきたいというのはすごくわかるんですけどねぇ。
ウォクスの伝承に輪廻、ユリカノとまどかの関係性、
レ・ガリテとデ・メトリオの戦争、アステリアの正体などなど、
気になる設定が大量に残されているので、
何にせよ第2期に期待ですね。
それと第2期ではあまり鴨川にこだわらず、
宇宙への進出なんかも観てみたいかもw
ベストエピソード
第3話 鴨川にランの花咲くベストキャラクター
ラン(CV:瀬戸麻沙美)長くなりましたので
別記事に続きます。
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女性よりも男性のほうが魅力的なキャラが多い作品も珍しいと思いますよ。往々にして、ヒロインや女性キャラに比べて没個性だったり適当な人物造形が多いラノベではかなり珍しいと思いますよ。