Fate/Zero 第七話 魔境の森

Fate/Zero　第7話。
聖杯戦争のルール変更、そして森の中での二つの攻防―――。
以下感想

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二つの攻防

聖杯戦争の限定的なルール変更
「戦闘行為の停止とキャスター狩りの命令」
キャスターを討ち滅ぼしたマスターには
かつての聖杯戦争で余った令呪を追加で与える。
他のサーヴァントにキャスターを弱らせアーチャーにトドメを刺させ、
時臣に令呪を与える算段。
監督役がこんな狡いマネばかりを繰り返してて、
聖杯戦争はこの先大丈夫なのかなぁ？

このルール変更、キャスターがセイバーを狙っている時点で
セイバー陣営にとって好機
セイバーを逃げ回らせキャスターと他陣営を森へと誘いこみ、
切嗣たちが他のマスターを側面から叩く。
負傷しているセイバーを信用せず英霊の誇りを侮辱する戦法を選ぶ切嗣、
セイバーは反発するものの切嗣は聞く耳を持たないどころか完全に無視。
通販やズボンについて口論しているライダー組とは大違いですねｗｗ

切嗣の本音は「怖い、逃げ出したい」
アイリを危険にさらし、イリアは置いてきたまま、
そこへ最も恐ろしい、会いたくなかった相手「綺礼」の襲来。
今ならばまだ逃げられる、いや、
切嗣は世界を救えなかった罪悪感から絶対に逃げられない。
非情なはずの魔術師殺しが見せる人間らしさ、
切嗣にとっては守るべきものができたからこそ生まれた弱さなのかな。

セイバーたちが待つ森にキャスター登場
キャスターは例のごとく人質として子供たちを用意、
しかし子供たちは人質ではなく罠だった。
宝具である本から無数の悪魔を召喚するキャスター、
いまだ片手しか使えぬセイバーには不利な状況。
というか聖杯戦争が始まってからいいとこなしですねセイバーは、
この体たらくでは「信用しろ」と言うほうがムリな話では・・・ｗ

そんなセイバーにランサーが助太刀
今回の目的はあくまでキャスター、
ランサーはセイバーと共同戦線を張ることに。
敵の敵は味方というノリではあるもののお互いまんざらでもないカンジ。
騎士道精神を重んじるこの二人なら相性もバツグンでしょうね。

一方、ランサーのマスターであるケイネスは切嗣を襲撃
ケイネスは水銀を自在に操り、防御に攻撃に索敵を行う
万能かつ強力な魔術を使用。
さすがは「ロードエルメロイ」ことケイネスさん、
器はちっちゃくとも実力は確かですね！
対して切嗣は自分の体内時間を操る魔術で
ケイネスの攻撃を回避し中折れ式の銃を構える、
いよいよ切嗣の切り札のお披露目でしょうか。

まとめ

切嗣の意外な一面、
そしてサーヴァント同士マスター同士の戦いを観ることができた今回。
特に切嗣とケイネスの魔術戦がかっこよかったです！

監督役としての権限を全面に行使する綺礼の父親が
非常に危うい気がしてきます。
このまま調子こいてると、切嗣みたいに監督役を怪しんでいるマスターや、
令呪を欲しているマスターに狙われるんじゃ・・・。
さらにそんな監督役や綺礼のバックアップに過信しきっている時臣も
危ういったらありゃしない。
高みから悠々と見物しているだけではいつか足元をすくわれるんじゃ・・・。

妙に自己主張の激しいケイネスさんとは違い、
カゲに潜む戦いを選び戦いから逃げ出したいとまで言う切嗣。
多くの戦場を渡り魔術師殺しとまで評される切嗣ですが、
本当は誰よりも失うことに臆病で争いが心底嫌いな人間なのでしょうね。
だからこその「世界を救済したい」という途方も無い願い。
勇猛果敢な英雄であるセイバーと相容れないのも当たり前か。

サーヴァント同士は共闘、マスター同士は対決と、
サーヴァントとマスターが真反対の関係となったセイバー組とランサー組。
しかしもし切嗣がこのままケイネスを倒してしまうと、
ランサーに助太刀してもらっているセイバーが再びピンチ、
切嗣とセイバーの関係もさらに悪化するでしょう。

いや、ランサーの呪いが解けるから、ランサーがいなくなろうと
セイバーがキャスターに遅れをとることはなくなる・・・のか？
いや、そもそも変則契約をしているケイネスの場合、
マスターが死ねば素直にサーヴァントも消えてくれる・・・のか？
まぁ次回でケイネスさんが退場と決めつけること自体おかしいんですけど、
少なくとも今回みたいなかっこいい活躍はもうないんだろうなぁｗｗ

切嗣のようにキャスターに誘われたマスターを
狙っているやつもいるかもしれない。
他のマスターに「願い」を問おうとしている綺礼なんかは
まさにこれに該当してそうですよね。
これはセイバーや切嗣と離れたアイリと舞弥が大ピンチかも。